バージョン 1.0.11.1 リリース・ノート (2018 年 9 月)
IIAS バージョン 1.0.11.1 で導入された新機能には、Lift to Cloud 統合、災害復旧ソリューションのフェイルバック・シナリオ、パスワード・ポリシー管理の新しいユーティリティー、および多数の EMC NetWorker 構成の改善があります。
このリリースに含まれる魅力的な新機能について、IBM® 製品開発部門の IBM Integrated Analytics System 1.0.11.1 のブログ投稿を読むこともできます。
新機能
- Web コンソール
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- IBM Integrated Analytics System では、組み込みの Lift to Cloud UI パネルを使用したデータ移動がサポートされるようになりました。The Lift™ to Cloud のユーザー・インターフェースにより、ダウン時間が発生することなく、IIAS からクラウドのデータ・センターに、迅速で安全かつ高い信頼性で表とそのデータを移行できます。実行した各移行タスクは自動的に保存されて、新しいタスクを作成するためのテンプレートとして使用できます。The Lift ソリューションは、IIAS の個別の lift コンテナーにあります。詳しくは、 IBM Cloud への移動を参照してください。
- Web コンソールのホーム・ページで、ファイル・システムの災害復旧ソリューションをモニターするための新しいウィジェットを使用できます。これにより、1 次システムと 2 次システムが通信しており、次のスナップショットの準備ができていることを確認すること、リカバリー・ポイントの時間を表示すること、および次のスケジュールされたスナップショットの時間を表示することができます。
図 1. ファイル・システムの災害復旧ウィジェット 
- Web コンソールのホーム・ページで、クラシック・ベースラインとよりスマートなベースラインを切り替えることができるようになりました。よりスマートなベースラインは、4 週間以上前の履歴データでトレーニングされた機械学習モデルに基づいて生成されます。十分なデータが収集されたら、「Train now」をクリックして、
最初のトレーニングを構成して開始できます。トレーニングが完了したら、次のウィジェットについての、よりスマートなベースラインが表示されます。
- データベース・スループット
- データベースの競合
- データベースの応答性
- プラットフォーム管理
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- ap issues --service_requests コマンドを使用して、プラットフォーム・マネージャーによってオープンされたサービス要求を表示できるようになりました。出力に、サービス要求とその状況、およびそれぞれに割り当てられたアラート ID が表示されます。
- プラットフォーム・マネージャーで、自動的に、メモリー不足になったノードが検出されて、電源サイクルが行われるようになりました。
- プラットフォーム・マネージャーで、スイッチへのファイバー・チャネル接続の数がモニターされて、その数が最適でない場合に理由コード 205 のアラートがオープンされるようになりました。
- Lift の状況が REST を使用してモニターされるようになりました。
- バックアップおよびリストア
- プラットフォーム・レベルのバックアップ:
- host_backup コマンドで、プラットフォーム・レベルのバックアップの一部であるすべてのファイルのすべての権限、所有者、およびグループが保持されるようになりました。
- プラットフォーム・レベルのバックアップで、Lift コンテナーの構成のバックアップがサポートされるようになりました。使用法:
host_backup --lift
- セキュリティー
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- プラットフォーム・ユーザーが、passwd コマンドを使用して自分のパスワードを変更できるようになりました。詳しくは、ユーザー・パスワードの変更を参照してください。
- パスワード・ポリシー設定を作成および変更して、プラットフォーム認証で内部の LDAP ユーザーに適用するための新しいツールである ap_ldap_ppolicy.pl が導入されました。詳しくは、プラットフォーム・ユーザー用のパスワード・ポリシーの有効化を参照してください。
- security_compliance_manager というツールを使用して、IIAS システムを STIG に完全に準拠させることができるようになりました。構成手順、STIG コンプライアンスの例外のリスト、および security_compliance_manager コマンドの概要については、STIG コンプライアンスを参照してください。
- 信頼性と保守容易性
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システムで、重要な変更または修正 (アップグレードや保守など) の記録が保持されるようになりました。アプライアンスに関連するすべての変更履歴は、aphistory ユーティリティーによって収集されます。このデータは、診断データ収集ごとに収集されるようになりました。この収集は、エラーまたはアラートが表示された後で自動的に実行されますが、
apdiagユーティリティーを使用して手動で実行することもできます。
- 高可用性
- Spark が有効化されているときに、HA で Apache Livy サーバー・モニターが有効化されるようになりました。
コンポーネント
IBM Integrated Analytics System バージョン 1.0.11.1 には、以下のコンポーネントが含まれています。
- Db2® バージョン 11.1 の最新の更新
- Db2 Warehouse バージョン 2.11.0。新機能については、Db2 Warehouse の新機能を参照してください。
- IBM Lift バージョン 3.0.0。詳しくは、IBM Cloud への移動を参照してください。
- Apache Spark バージョン 2.3.0。詳しくは、Spark 2.3.0 リリース・ノートを参照してください。
解決済みの問題
- システムへの負荷が高く、Db2 でアプリケーション・ヒープを使い尽くし、bludb に新しく接続できない場合に、HA によって誤検出の状態が報告される問題が修正されました。HA の状況は Db2 への接続に依存するため、DB2® がダウンして、リカバリー・フェーズであることが報告されていました。
- ノードのフェイルオーバー中に、Db2 ACTIVATE DATABASE BLUDB コマンドがハングする問題が修正されました。
- 階層型ストレージまたは外部マウントを使用するシステムでの docker マウントの数の問題が修正されました。
emc_client settings --backupコマンドの問題が修正され、NMDA ライブラリー全体が削除されずに、そのリンク解除のみが行われるようになりました。- DR 環境における、スナップショット・ジョブの失敗後に Db2 が WRITE-SUSPEND モードになって再開されない問題が修正されました。
- Growth on Demand データが apgodmgr コマンドによって更新または設定された後で、ap info によるそのデータの表示に重大な遅延 (2 時間以下) が発生する問題が修正されました。
- ノードによって同じ ID の FSP イベントが生成された場合に、1 つ以上のノードでのアラート 112 (FSP リカバリー不能イベントが検出されました) をプラットフォーム・マネージャーがクローズできない問題が修正されました。
- db_backup および db_restore コマンドのバグが修正され、バックアップまたはリストアが完了したら、取得されたロックがクリーンアップされるようになりました。
- Web コンソールのバックアップの進行状況ビューのバグが修正され、より正確な完了のパーセンテージが報告されるようになりました。
IIAS 1.0.2.0 以降に解決されたすべての問題の累積 README については、修正された問題の累積 READMEを参照してください。
既知の問題
web_consoleコンテナーのリカバリー後に、Web コンソールで Lift To Cloud パネルを開くときに、「Encountered error while verifying authentication token」というメッセージが表示される場合があります。- 回避策:
- 以下のコマンドを実行してください。
ap apps disable lift ap apps enable lift
- アップグレード後すぐに IIAS Web コンソールを使用できない、いくつかの既知の問題があります。症状には、内部の
derbyデータベースに関連するエラー・メッセージや、ブラウザーでコンソールに接続できないことなどがあります。- 回避策:
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- apuser としてシステムの任意のノードにログインします。
- コマンド ap apps disable WebConsole を実行して、y を入力して確認します。
- ap apps enable WebConsole を実行して、y を入力して確認します。
- Lift UI で、表のサイズが、圧縮されたサイズとして報告されます。Lift UI で記録されるスループットは、実際には報告よりも低くなる可能性があります。
- Tier2 ストレージ・システムで、災害復旧が正常にセットアップされた後で、Tier2 ストレージの情報をフェッチできないことにより、フェイルオーバーとフェイルバックのコマンドでエラーが発生する場合があります。
- 回避策:
- Tier2 ストレージを使用するシステムで、最初の DR セットアップの実行中に、apdr config コマンドが正常に実行された後で、必ず
apafmdrサービスを再始動します。
- Db2wh コンテナーで apinit --reinit オプションを実行する必要がある場合は、次のディレクトリーからすべてのデータが消去されることに注意してください。
- /opt/ibm/appliance/storage/head
- /opt/ibm/appliance/storage/data
- /opt/ibm/appliance/storage/local
- /opt/ibm/appliance/storage/scratch
つまり、すべての NFS/SAN ディレクトリーをこれらのディレクトリー内からアンマウントする必要があり、そこからすべてのカスタム・クライアント・ファイルをバックアップする必要があります。そうしないと、プロセスの一環としてこのデータが消去されます。apinit でこれらのディレクトリーにマウントが検出された場合、警告が表示されます。
- スクリプト内から db_backup または db_restore のコマンドを実行するには、root 権限が必要です。スクリプトを適切に実行するには、対応するコマンドを使用します。
su - bluadmin -c "sudo -E db_backup -type <> -path <>" su - bluadmin -s "sudo -E db_restore -type <> -timestamp <> -path<>" - apupgrade を実行してアプライアンスでアップグレードを開始しているときに、プラットフォーム・マネージャーがタイムアウトする場合があり、それによって、node0101 (または現在のヘッド・ノード) がリブートするか、場合によっては、それ自体の電源がオフになります。
- 回避策:
- この状態を避けるために、アップグレード前に apstop -p --service と apstart -p を使用してデータベースを再始動します。