配列の値

配列 とは、データ・エレメントの順序付きコレクションがあり、各エレメントはコレクションにおけるその索引値で参照できるようになっている構造のことをいいます。配列のカーディナリティー とは、配列内のエレメントの数のことです。配列内のすべてのエレメントのデータ・タイプは同じです。

通常配列 は、エレメントの数に上限が定義されており、それは最大カーディナリティーと呼ばれます。配列内の各エレメントは、その順序位置によって指標値として参照されます。N が通常配列におけるエレメント数である場合、各エレメントに関連付けられた順序位置は、1 以上 N 以下の整数値です。

連想配列 にはエレメントの数に関する特定の上限はありません。エレメントは、関連付けられた指標値によって参照されます。指標値のデータ・タイプは整数または文字ストリングにすることができますが、配列全体で同じデータ・タイプになります。

C などのプログラミング言語における配列の最大カーディナリティーとは異なり、通常配列の最大カーディナリティーはその物理表現とは関連していません。むしろ、最大カーディナリティーは、添え字が境界内にあることを確実にするために、実行時にシステムにより使用されます。通常配列の値を示すために必要なメモリー量は、そのタイプの最大カーディナリティーに比例しません。

配列の値を示すために必要なメモリー量は、通常、そのカーディナリティーに比例します。配列が参照されている時、配列のすべての値はメイン・メモリーに格納されます。そのため、大量のデータを含む配列は、大量のメイン・メモリーを消費します。

配列タイプは、複数行挿入、更新、または削除ではサポートされていません。