EXP スカラー関数
EXP 関数は、引数で指定された累乗の自然対数 (e) の底である値を戻します。 EXP 関数と LN 関数は互いに逆演算です。
スキーマは SYSIBM です。 (EXP 関数の SYSFUN バージョンは引き続き使用可能です。)
- expression
- 組み込み数値データ・タイプの値を戻す式。 値が 10 進浮動小数点データ・タイプの値である場合、演算は 10 進浮動小数点で実行されます。それ以外の場合、値は、関数による処理のために、倍精度浮動小数点に変換されます。
引数が DECFLOAT(n) の場合、結果は DECFLOAT(n) になります。それ以外の場合、結果は倍精度浮動小数点数になります。 引数が NULL になる可能性がある場合、結果も NULL になる可能性があります。 引数が NULL であれば、結果は NULL 値です。
注
- DECFLOAT 特殊値が関係する結果: 10 進浮動小数点値の場合、特殊値は以下のように扱われます。
- EXP(NaN) は NaN を返します。
- EXP(-NaN) は -NaN を返します。
- EXP(Infinity) は Infinity を返します。
- EXP(-Infinity) は 0 を返します。
- EXP(sNaN) は NaN および警告を返します。
- EXP(-sNaN) は -NaN および警告を返します。
例
E は、3.453789832 の値を持つ DECIMAL(10,9) ホスト変数であると仮定します。
VALUES EXP(:E) これは、DOUBLE 値 +3.16200000069145E+001 を戻します。