SQL パッケージ・サポート
IBM i オペレーティング・システムは SQL パッケージをサポートしています。 オブジェクト・タイプは *SQLPKG です。
この SQL パッケージには、分散プログラムを実行しているときにアプリケーション・サーバーで SQL ステートメントを処理するために必要な制御構造とアクセス・プランが入っています。 SQL パッケージは、次の場合に作成することができます。
- RDB パラメーターが CRTSQLxxx コマンドで指定され、プログラム・オブジェクトが正常に作成されている場合。 SQL パッケージは、RDB パラメーターで指定したシステム上に作成されます。
コンパイルが失敗したり、またはコンパイルがモジュール・オブジェクトしか作成しない場合は、SQL パッケージは作成されません。
- CRTSQLPKG コマンドを使用した場合。 CRTSQLPKG を使用すると、パッケージがプリコンパイル時に作成されなかったとき、またはパッケージがプリコンパイル・コマンドで指定された RDB 以外の RDB で必要になった場合にパッケージを作成することができます。
SQL パッケージ削除 (DLTSQLPKG) コマンドを使用すると、ローカル・システム上の SQL パッケージを削除することができます。
SQL パッケージの作成に関係する権限 ID が保持している特権の中に、リモート・システム (アプリケーション・サーバー) でパッケージを作成するために必要な権限が含まれていなければ、SQL パッケージは作成されません。 プログラムを実行するには、権限 ID に、SQL パッケージに対する EXECUTE 特権が含まれていなければなりません。 IBM i オペレーティング・システムでは、EXECUTE 特権に *OBJOPR および *EXECUTE のシステム権限が含まれます。