システム・デフォルトおよびユーザー・デフォルトのシステム値: プロセッサー・マルチタスキング
プロセッサー・マルチタスキング・システム値は、QPRCMLTTSK とも呼ばれます。 このシステム値を使用して、マルチタスキングをオン、オフ、またはシステム制御のいずれにするかを指定します。
IBM Navigator for iでは使用できません。
| クイック・リファレンス | |
|---|---|
| ロケーション | 文字ベース・インターフェース |
| 特殊権限 | すべてのオブジェクト (*ALLOBJ)、および機密保護管理者 (*SECADM)。 |
| 省略時の値 | システム制御 (2) |
| 変更が有効になるとき | 即時 |
| ロック可能 | いいえ |
このシステム値を使用してユーザーができること
プロセッサー・マルチタスキングを制御できます。 このシステム値は、 ハードウェアが、1 つのプロセッサーで一度に 1 つのタスクのみを実行するか、 それとも 2 つ以上のタスクを実行するかを制御します。
このシステム値には、以下の値があります。
- オフ (0)
- 各プロセッサーは、どの瞬間でも、1 つのタスクだけを処理します。
- オン (1)
- 複数のプロセッサーが同時に複数のタスクを処理できます。
- システム制御 (2)
- 複数のプロセッサーが同時に複数のタスクを処理できます。 また、システム制御状態では、 オペレーティング・システムで、 必要に応じて 1 つのプロセッサーが 1 つのタスクだけを処理するよう制限できます。
値はパフォーマンスを基にして指定する必要があり、ワークロードに依存します。 1 つのプロセッサーに複数のタスクを許可すると、多くの場合、システムのパフォーマンス能力が増大します。 したがって、システムはより多くの作業を処理します。 プロセッサーを単一タスクの実行に制限すると、多くの場合、 システムでの個別タスクの実行を高速にすることができます。
システム値への変更は、Power6® 以降のハードウェアに即時に有効になります。
出荷時の値はシステム制御 (2) です。