権限リスト表示 (DSPAUTL)

権限リスト表示(DSPAUTL)コマンドは,権限リストを構成するユーザー(およびその権限のレベル)のリストを表示します。

権限リストが最初に表示される時に,表示される特定権限は,ユーザー・プロファイルのUSROPTパラメーターに指定された詳細説明のレベルによって決まります。

権限リストを表示するためにDSPAUTLコマンドが使用される場合には,権限リストの名前,権限リストを表示装置で表示する必要があるかまたは印刷装置に送る必要があるか,あるいは(オプションで)出力をOUTFILEに送る必要があるかどうかは,ユーザーによって指定されます。

パラメーター

キーワード 記述 選択項目 ノーツ
AUTL 権限リスト 修飾子リスト 必須, 定位置 1
修飾子 1: 権限リスト 名前
OUTPUT 出力 *, *PRINT, *OUTFILE オプショナル, 定位置 2
OUTFILE 出力を受け取るファイル 修飾オブジェクト名 オプショナル
修飾子 1: 出力を受け取るファイル 名前
修飾子 2: ライブラリー 名前, *LIBL, *CURLIB
OUTMBR 出力メンバー・オプション 要素リスト オプショナル
要素 1: 出力を受け取るメンバー 名前, *FIRST
要素 2: レコードの置き換えまたは追加 *REPLACE, *ADD

権限リスト (AUTL)

表示する権限リストを指定します。

これは必須パラメーターです。

名前
権限リストの名前を指定してください。

出力 (OUTPUT)

コマンドからの出力を,要求元のワークステーションに表示するか,あるいはジョブのスプール出力で印刷するかを指定します。

*
出力は表示されるか(対話式ジョブによって要求された場合),あるいはジョブのスプール出力で印刷されます(バッチ・ジョブによって要求された場合)。
*PRINT
出力はジョブのスプール出力で印刷されます。
*OUTFILE
出力は,出力を受け取るファイル (OUTFILE)パラメーターで指定されたデータベース・ファイルに送られます。

出力を受け取るファイル (OUTFILE)

コマンドの出力が送られるデータベース・ファイルを指定します。ファイルが存在しない場合には,このコマンドによって,指定されたライブラリーにデータベース・ファイルが作成されます。ファイルが作成される場合には,ファイルの共通権限は,ファイルが作成されるライブラリーに指定された作成権限と同じものになります。ライブラリーの作成権限を表示するには,ライブラリー記述表示(DSPLIBD)コマンドを使用してください。

修飾子1: 出力を受け取るファイル

名前
コマンド出力が送られる先のデータベース・ファイルの名前を指定してください。

修飾子2: ライブラリー

*LIBL
ファイルを見つけるために,ライブラリー・リストが使用されます。ファイルが見つからない場合には,現行ライブラリーにファイルが作成されます。現行ライブラリーが存在していない場合には,ファイルはQGPLライブラリーに作成されます。
*CURLIB
ファイルを見つけるためにスレッドの現行ライブラリーが使用されます。スレッドの現行ライブラリーとして指定されているライブラリーがない場合,QGPLライブラリーが使用されます。
名前
検索するライブラリーの名前を指定してください。

注: 新しいファイルが作成される場合には,システム・ライブラリー(QSYS)中の様式名QSYDSAUTをもつシステム・ファイルQAOBJAUTがモデルとして使用されます。

出力メンバー・オプション (OUTMBR)

コマンドの出力を受け取るデータベース・ファイル・メンバーの名前を指定します。

要素1: 出力を受け取るメンバー

*FIRST
ファイル内の最初のメンバーが出力を受け取ります。OUTMBR(*FIRST)が指定されていて,メンバーが存在していない場合には,システムが出力を受け取るファイル (OUTFILE)パラメーターに指定されたファイルの名前を使用してメンバーを作成します。メンバーが既に存在している場合,その既存メンバーの終わりに新規レコードを追加するのか,あるいはそのメンバーをクリアして新規レコードを追加するのかを選択できます。
名前
出力を受け取るファイル・メンバーの名前を指定してください。存在していない場合には,システムが作成します。

要素2: レコードの置き換えまたは追加

*REPLACE
システムは,既存のメンバーを消去し,新しいレコードを追加します。
*ADD
システムは,既存のレコードの終わりに新しいレコードを追加します。

DSPAUTL   AUTL(DEPT48X)  OUTPUT(*PRINT)

このコマンドは,権限リストの画面を印刷装置に送ります。

エラー・メッセージ

*ESCAPE メッセージ

CPF2204
ユーザー・プロファイル&1が見つからない。
CPF2207
ライブラリー&3のタイプ*&2のオブジェクト&1の使用を認可されていない。
CPF2208
ライブラリー&3のタイプ*&2のオブジェクト&1が見つからなかった。
CPF2209
ライブラリー&1が見つかりません。
CPF2211
&3のオブジェクト&1タイプ*&2を割り振ることができない。
CPF2216
ライブラリー&1の使用は認可されていない。
CPF2283
権限リスト&1が存在していない。
CPF9843
ライブラリー&3のオブジェクト&1タイプ&2をアクセスすることができない。
CPF9860
出力ファイルの処理中にエラーが起こった。