ACTIVE_JOB_INFO テーブル関数
ACTIVE_JOB_INFO テーブル関数は、すべてのアクティブ・ジョブに対して 1 行を返します。
- アクティブ・ジョブの全部またはサブセットの詳細を確認するため。オプションのフィルター・パラメーターを使用して、アクティブ・ジョブのサブセットを要求できます。
- アクティブ・ジョブの経過統計を測定するため。WRKACTJOB コマンドの F10 統計の再始動関数と同様に、オプション・パラメーターを使用して統計をリセットできます。測定は、この新規開始点に基づいて計算されます。
>>-ACTIVE_JOB_INFO--(-------------------------------------------> >--+----------------------------------------------+-------------> '-+------------------------+--reset-statistics-' '-RESET_STATISTICS-- => -' >--+-----------------------------------------------------------+--> '-,--+-----------------------------+--subsystem-list-filter-' '-SUBSYSTEM_LIST_FILTER-- => -' >--+-----------------------------------------------+------------> '-,--+-----------------------+--job-name-filter-' '-JOB_NAME_FILTER-- => -' >--+-----------------------------------------------------------------+--> '-,--+--------------------------------+--current-user-list-filter-' '-CURRENT_USER_LIST_FILTER-- => -' >--+-------------------------------------------+--)------------>< '-,--+---------------------+--detailed-info-' '-DETAILED_INFO-- => -'
許可: 一般情報および自身のジョブに関する情報を表示するために必要なものはありません。
- すべてのユーザーが、CLIENT_IP_ADDRESS、PAGE_FAULTS、JOB_ACTIVE_TIME、PRESTART_JOB_REUSE_COUNT、および PRESTART_JOB_MAX_USE_COUNT の詳細列情報を表示できます。
- QIBM_DB_SQLADM または QIBM_DB_SYSMON の機能使用権限を備えているユーザーは、SQL_STATEMENT_TEXT 列から PSEUDO_CLOSED_CURSOR_COUNT 列までの SQL アクティビティーに関連した詳細列情報を表示できます。
- *JOBCTL ユーザー特殊権限を備えているユーザーの場合、すべての詳細列情報が返されます。
- reset-statistics
- 値として YES または NO が入る文字またはグラフィック・ストリング式。
このパラメーターの値が YES の場合、この照会実行の時刻が新しいベースラインとして使用されるように、統計がリセットされます。この接続内で ACTIVE_JOB_INFO を今後呼び出すと、新しいベースラインに基づいた統計詳細が返されます。このパラメーターの値が NO の場合、subsystem-list-filter または job-name-filter パラメーターの値が前の呼び出しと異なるものでない限り、呼び出しで統計はリセットされません。フィルター値を変更すると、常に統計がリセットされます。このパラメーターが指定されていない場合、デフォルトは NO です。
リセットが明示的に要求されたかどうかに関係なく、接続内の ACTIVE_JOB_INFO の最初の呼び出しは常に暗黙のリセットを実行します。
- subsystem-list-filter
- 単一のコンマで区切られた、最大 25 個のサブシステム名のリストが入った文字またはグラフィック・ストリング式。このフィルターは、ジョブ情報を返すために使用するサブシステムを決定します。
このパラメーターが指定されていないか、空ストリング、または NULL 値の場合、すべてのサブシステムに関する情報が戻されます。
- job-name-filter
- 返すジョブ情報を決定する非修飾ジョブ名を含む文字またはグラフィック・ストリング式。名前は総称にすることができます。このストリングは、次の特殊値のいずれかにすることができます。
- *
- 現行ジョブの情報だけが戻されます。
- *ALL
- すべてのジョブの情報が戻されます。
- *CURRENT
- 現行ジョブと同じジョブ名を持つすべてのジョブの情報が戻されます。
- *SBS
- すべてのアクティブなサブシステム・モニターの情報が戻されます。
- *SYS
- すべてのアクティブなシステム・ジョブの情報が戻されます。この値を使用する場合、subsystem-list-filter は指定しないか、NULL 値でなければなりません。
このパラメーターが指定されていないか、空ストリング、または NULL 値の場合、すべてのジョブに関する情報が戻されます。
- current-user-list-filter
- 単一のコンマで区切られた、最大 10 個のユーザー・プロファイル名のリストが入った文字またはグラフィック・ストリング式。このフィルターは、ジョブ情報を返すために使用する現行ユーザー値を決定します。
このパラメーターが指定されていないか、空ストリング、または NULL 値の場合、すべてのユーザーに関する情報が戻されます。
- detailed-info
- 返す情報のタイプを識別する文字またはグラフィック・ストリング式。
- ALL
- すべての列の情報が返されます。
- NONE
- アクティブ・ジョブの一般情報のみが返されます。これは、JOB_DESCRIPTION_LIBRARY 列の前の列にある情報です。これはデフォルト値。
- QTEMP
- アクティブ・ジョブの一般情報に加え、QTEMP_SIZE 列が返されます。
この関数の結果は、以下の表に示された形式の複数行を含むテーブルです。列はすべて NULL 可能です。
列名 | データ・タイプ | 説明 |
---|---|---|
ORDINAL_POSITION | INTEGER | 各行の固有番号。 |
JOB_NAME | VARCHAR(28) | ジョブの修飾名。 |
INTERNAL_JOB_ID | BINARY(16) | 内部ジョブ ID。 |
SUBSYSTEM | VARCHAR(10) | ジョブが実行されているサブシステムの名前。 ジョブがシステム・ジョブの場合は、NULL 値が入ります。 |
SUBSYSTEM_LIBRARY_NAME | VARCHAR(10) | サブシステム記述が入っているライブラリー。 ジョブがシステム・ジョブの場合は、NULL 値が入ります。 |
AUTHORIZATION_NAME | VARCHAR(10) | この時点で初期スレッドが実行されているユーザー・プロファイル。ユーザー・プロファイルをスワップするジョブの場合、このユーザー・プロファイル名と、ジョブを開始したユーザー・プロファイルは異なることがあります。 |
JOB_TYPE | VARCHAR(3) | アクティブ・ジョブのタイプ。
|
FUNCTION_TYPE | VARCHAR(3) | FUNCTION 列に記述されている機能のタイプ。
これらの値がいずれも該当しない場合は、NULL 値が入ります。 |
FUNCTION | VARCHAR(10) | 初期スレッドによって開始された最後の高水準機能。
FUNCTION_TYPE が NULL でない場合は、FUNCTION_TYPE 列によって定義された値が含まれています。それ以外の場合は、以下のいずれかの値が含まれます。
ログに記録された関数が実行されていない場合は、NULL 値が入ります。 |
JOB_STATUS | VARCHAR(4) | ジョブの初期スレッドの状況。
以下のリストには、ごく一般的な値の一部が含まれています。
値の完全なリストについては、『Work Management API Attribute
Descriptions in Application Programming Interfaces』を参照してください
|
MEMORY_POOL | VARCHAR(9) | 割り振られるジョブの主記憶域が取られるシステム関連プールの ID。これは、ジョブ内のスレッドが開始するプールです。 |
RUN_PRIORITY | INTEGER | ジョブの実行優先順位。 |
THREAD_COUNT | INTEGER | ジョブ中で活動状態のスレッドの数。 |
TEMPORARY_STORAGE | INTEGER | 現在このジョブに割り振られている一時記憶域の容量 (メガバイト単位)。 |
CPU_TIME | DECIMAL(20,0) | ジョブが使用している合計処理単位時間 (ミリ秒)。 |
TOTAL_DISK_IO_COUNT | DECIMAL(20,0) | すべての経路指定ステップにわたってジョブが実行したディスク入出力操作の総数。これは、非同期と同期ディスク入出力の合計です。 |
ELAPSED_INTERACTION_COUNT | INTEGER | 対話の数。これは、測定時間間隔中の操作員の対話の数です。 ジョブが対話式でない場合は、NULL 値が入ります。 |
ELAPSED_TOTAL_RESPONSE_TIME | INTEGER | 測定時間間隔における合計応答時間 (秒)。 ジョブが対話式でない場合は、NULL 値が入ります。 |
ELAPSED_TOTAL_DISK_IO_COUNT | DECIMAL(20,0) | 測定時間間隔中にジョブによって実行されたディスク入出力操作の数。これは、非同期と同期ディスク入出力の合計です。 |
ELAPSED_ASYNC_DISK_IO_COUNT | DECIMAL(20,0) | 測定時間間隔中にジョブによって実行された非同期 (物理) ディスク入出力操作の数。この値はデータベースとデータベース以外に対する非同期読み書きの合計です。 |
ELAPSED_SYNC_DISK_IO_COUNT | DECIMAL(20,0) | 測定時間間隔中にジョブによって実行された同期 (物理) ディスク入出力操作の数。この値はデータベースとデータベース以外に対する同期読み書きの合計です。 |
ELAPSED_CPU_PERCENTAGE | DECIMAL(10,2) | 測定時間間隔中にこのジョブに起因した処理装置時間のパーセント。 |
ELAPSED_CPU_TIME | DECIMAL(20,0) | 測定時間間隔中に費やされた合計 CPU 時間 (ミリ秒)。 |
ELAPSED_PAGE_FAULT_COUNT | DECIMAL(20,0) | アクティブ・プログラムが測定時間間隔に指定ジョブの主記憶域にないアドレスを参照した回数。 |
JOB_END_REASON | VARCHAR(60) | ジョブが終了している理由。以下のいずれかの値が含まれます。
|
SERVER_TYPE | VARCHAR (30) | ジョブによって表されているサーバーのタイプ。サーバー・タイプの値のリストについては、『サーバー表』を参照してください。 ジョブがサーバーの一部でない場合は、NULL 値が入ります。 |
ELAPSED_TIME | DECIMAL(20,3) | 測定開始時刻から現在のシステム時刻までに経過した時間 (秒)。 |
DETAILED_INFO パラメーターが ALL の場合、以下の列の値が返されます。それ以外の場合、これらの列には NULL 値が入ります。 | ||
JOB_DESCRIPTION_LIBRARY | VARCHAR(10) | ジョブ記述を含んでいるライブラリーの名前。 ジョブにジョブ記述がない場合は、NULL 値が入ります。 |
JOB_DESCRIPTION | VARCHAR(10) | このジョブに使用されたジョブ記述の名前。 ジョブにジョブ記述がない場合は、NULL 値が入ります。 |
JOB_QUEUE_LIBRARY | VARCHAR(10) | ジョブ待ち行列を含んでいるライブラリーの名前。 ジョブがジョブ待ち行列から開始されたバッチ・ジョブでない場合、NULL 値が入ります。 |
JOB_QUEUE | VARCHAR(10) | ジョブが配置されていたジョブ待ち行列の名前。 ジョブがジョブ待ち行列から開始されたバッチ・ジョブでない場合、NULL 値が入ります。 |
OUTPUT_QUEUE_LIBRARY | VARCHAR(10) | 省略時の出力待ち行列が入っているライブラリーの名前。 ジョブに省略時の出力待ち行列がない場合は、NULL 値が入ります。 |
OUTPUT_QUEUE | VARCHAR(10) | このジョブによって作成されるスプール出力に使用される省略時の出力待ち行列の名前。省略時の出力待ち行列は、出力キューに *JOB を指定しているスプール印刷出力ファイルによってのみ使用されます。 ジョブに省略時の出力待ち行列がない場合は、NULL 値が入ります。 |
CCSID | INTEGER | このジョブで使用されるコード化文字セット ID (CCSID)。 |
DEFAULT_CCSID | INTEGER | このジョブで使用されるデフォルトのコード化文字セット ID。 |
SORT_SEQUENCE_LIBRARY | VARCHAR(10) | 分類順序テーブルが入っているライブラリーの名前。 このジョブで分類順序テーブルが定義されていない場合、または SORT_SEQUENCE が特殊値である場合は、NULL 値が入ります。 |
SORT_SEQUENCE | VARCHAR(10) | このジョブに関連付けられている分類順序テーブルの名前。 このジョブに分類順序テーブルが定義されていない場合は、NULL 値が入ります。 |
LANGUAGE_ID | CHAR(3) | このジョブに関連付けられている言語 ID。 |
DATE_FORMAT | CHAR(4) | このジョブに使用された日付形式。
|
DATE_SEPARATOR | CHAR(1) | このジョブに使用された日付区切り記号。 |
TIME_SEPARATOR | CHAR(1) | このジョブに使用された時刻区切り記号。 |
DECIMAL_FORMAT | VARCHAR(6) | このジョブに使用された 10 進数形式。
|
TIMEZONE_DESCRIPTION | VARCHAR(10) | ローカル・ジョブ時間の計算に使用される時間帯記述の名前。 |
TIMEZONE_CURRENT_OFFSET | INTEGER | ローカル・ジョブ時間の計算に使用されるオフセット (分)。必要があれば,この値は夏時間調整時間用に調整されています。 |
TIMEZONE_FULL_NAME | VARCHAR(50) | 時間帯のフルネーム (ロング・ネーム)。この列では、夏時間調整時間が有効であるかどうかに応じて、標準時間フルネームか夏時間調整時間フルネームのいずれかが返されます。 時間帯記述はメッセージを使用して現行フルネームを指定しますが、メッセージを取得できない場合には、NULL 値が入ります。 |
TIMEZONE_ABBREVIATED_NAME | VARCHAR(10) | 時間帯の省略名 (ショート・ネーム)。この列では、夏時間調整時間が有効であるかどうかに応じて、標準時間省略名または夏時間調整時間省略名のいずれかが返されます。 時間帯記述はメッセージを使用して現行省略名を指定しますが、メッセージを取得できない場合には、NULL 値が入ります。 |
JOB_ENTERED_SYSTEM_TIME | TIMESTAMP(0) | ジョブがシステムに入力されたときのタイム・スタンプ。 |
JOB_ACTIVE_TIME | TIMESTAMP(0) | システムでジョブの実行が開始されたタイム・スタンプ。 |
CLIENT_IP_ADDRESS | VARCHAR(45) | ジョブで使用されているクライアント IP アドレス (IPv4 形式)。 クライアント IP アドレスが存在しない場合、またはジョブが IPv6 を使用している場合は、NULL 値が入ります。 |
JOB_USER_IDENTITY_SETTING | VARCHAR(11) | ジョブのユーザー識別が設定された方法。
|
JOB_USER_IDENTITY | VARCHAR(10) | ジョブをシステム上の他のジョブに認識させるために使用されるユーザー・プロファイル名。システム上の他のジョブが当該ジョブに対して操作を試行すると、許可検査のためにジョブのユーザー識別が使用されます。 ユーザー・プロファイルが存在しなくなっている場合は、NULL 値が入ります。 |
DBCS_CAPABLE | VARCHAR(3) | ジョブが DBCS 対応かどうか。
|
SIGNAL_STATUS | VARCHAR(3) | ジョブが別のジョブまたはシステムからシグナルを受信できるかどうか。
|
MESSAGE_REPLY | VARCHAR(3) | ジョブが特定のメッセージへの応答を待機しているかどうか。
ジョブがメッセージ待機状況でない場合は、NULL 値が入ります。 |
END_STATUS | VARCHAR(3) | システムが、制御された取り消しを発行したかどうか。
|
CANCEL_KEY | VARCHAR(3) | ユーザーが取り消しキーを押したかどうか。
|
EXIT_KEY | VARCHAR(3) | ユーザーが終了キーを押したかどうか。
|
MAXIMUM_ACTIVE_THREADS | INTEGER | ジョブが任意の時点で実行できるスレッドの最大数。複数のスレッドが同時に開始された場合、この値を超える可能性があります。この最大値を超過しても、超過したスレッドは通常どおり完了するまで実行できます。追加のスレッドの開始は、ジョブ内の最大スレッド数がこの最大値を下回るまで禁止されます。 最大がない場合は、NULL 値が入ります。 |
SYSTEM_POOL_ID | INTEGER | 主記憶がジョブの初期スレッド用に現在割り振られているシステム関連プールの ID。この ID は、サブシステム記述に指定されたものと同じではありませんが、システム状況画面に表示されるシステム・プール ID とは同じです。スレッドがタイム・スライス終了に到達すると、ジョブのタイム・スライス終了プール値に基づいて、スレッドが実行されているプールを切り替えることができます。返される現行システム・プール ID は、ジョブの初期スレッドが実行されている実際のプールになります。 |
POOL_NAME | VARCHAR(10) | ジョブが実行を開始したメモリー・プールの名前。名前は番号であることがあります。その場合には、サブシステムに関連した私用プールです。次の特殊値のいずれかが含まれることがあります。
|
QTEMP_SIZE | INTEGER | ジョブの一時ライブラリー (QTEMP) でオブジェクトによって使用されている記憶域の量 (メガバイト数)。ロックされているオブジェクト、損傷があるオブジェクト、許可されていないオブジェクトは、含まれていません。 サイズを返すことができない場合は、NULL 値が入ります。 |
PEAK_TEMPORARY_STORAGE | INTEGER | ジョブが使用した補助記憶域の最大量 (メガバイト数)。 |
DEFAULT_WAIT | INTEGER | ジョブ中のスレッドが資源を獲得するためにシステム命令 (LOCK マシン・インターフェース (MI) 命令など) を待機するデフォルト最大時間 (秒数)。 最大がない場合は、NULL 値が入ります。 |
MAXIMUM_PROCESSING_TIME_ |
INTEGER | ジョブが使用できる最大処理装置時間 (ミリ秒数)。ジョブが複数の経路指定ステップから構成されている場合、これは現在の経路指定ステップで使用できる最大処理装置時間です。最大時間を超えた場合、ジョブは保留されます。 処理装置時間の最大時間が定義されていない場合は、NULL 値が入ります。 |
MAXIMUM_TEMPORARY_STORAGE_ |
INTEGER | ジョブが使用できる補助記憶域の最大量 (メガバイト数)。ジョブが複数の経路指定ステップから構成されている場合、これは経路指定ステップが使用できる最大一時記憶域です。この一時記憶域は、プログラム自体に必要な記憶域、および経路指定ステップをサポートするために使用される暗黙的に作成される内部システム・オブジェクトに必要な記憶域として使用されます。(QTEMPライブラリー内のオブジェクトの記憶域は含まれません)。最大一時記憶域を超えた場合、ジョブは保留されます。これは、ユーザー・プロファイルによって制御される永続記憶域の使用には適用されません。 一時記憶域の最大量が定義されていない場合は、NULL 値が入ります。 |
TIME_SLICE | INTEGER | このジョブ内および他のジョブ内の他のスレッドに実行の機会が与えられる前に、このジョブ内の各スレッドに与えられる最大プロセッサー時間 (ミリ秒単位)。十分な量の処理を行うためにこのジョブ中のスレッドによって必要とされる時間数は、タイム・スライスによって設定されます。タイム・スライスの終了時に、他のスレッドが記憶域プールでアクティブ状態になるよう、スレッドが非アクティブ状態にされる場合があります。値の範囲は、8 から 9999999 までです。 |
PAGE_FAULTS | BIGINT | 指定されたジョブの現行の経路指定ステップ中に、主記憶域内でないアドレスをアクティブ・プログラムが参照した回数。 |
TOTAL_RESPONSE_TIME | BIGINT | 初期スレッドの応答時間の合計量 (ミリ秒数)。この値には、データを送信および受信するためにマシン、接続された入出力ハードウェア、および伝送回線によって使用された時間は含まれません。対話のないジョブの場合、ゼロが返されます。実際の結果を保持するにはフィールドが十分に大きくない場合は、値 -1 が返されます。 |
INTERACTIVE_TRANSACTIONS |
INTEGER | Enter キーやファンクション・キーの押下など、操作員の対話の数。対話のないジョブの場合、ゼロが返されます。 |
DATABASE_LOCK_WAITS | INTEGER | 初期スレッドがデータベース・ロックの取得のために待機しなければならなかった回数。 |
NON_DATABASE_LOCK_WAITS | INTEGER | 初期スレッドが非データベース・ロックの取得のために待機しなければならなかった回数。 |
INTERNAL_MACHINE_ |
INTEGER | 初期スレッドが内部マシン・ロックの取得のために待機しなければならなかった回数。 |
DATABASE_LOCK_WAIT_TIME | INTEGER | 初期スレッドがデータベース・ロックの取得のために待機しなければならなかった累積時間量 (ミリ秒数)。 |
NON_DATABASE_LOCK_WAIT_TIME | INTEGER | 初期スレッドが非データベース・ロックの取得のために待機しなければならなかった累積時間量 (ミリ秒数)。 |
INTERNAL_MACHINE_LOCK_ |
INTEGER | 初期スレッドが内部マシン・ロックの取得のために待機しなければならなかった累積時間量 (ミリ秒数)。 |
SQL_STATEMENT_TEXT | VARCHAR(10000) | 実行する最後の SQL ステートメントまたは現在実行されている SQL ステートメントのステートメント・テキスト。ステートメント・テキストは、列より長い場合、切り捨てられます。 SQL ステートメントが実行されていない場合は、NULL 値が入ります。 |
SQL_STATEMENT_STATUS | VARCHAR(8) | このジョブ内の SQL の状況。
SQL ステートメントが実行されていない場合は、NULL 値が入ります。 |
SQL_STATEMENT_START_TIMESTAMP | TIMESTAMP | アクティブな SQL ステートメントの実行開始のタイム・スタンプ。 アクティブな SQL ステートメントがない場合は、NULL 値が入ります。 |
SQL_STATEMENT_NAME | VARCHAR(128) | SQL ステートメントの名前。 SQL ステートメントに名前がない場合は、NULL 値が入ります。 |
SQL_STATEMENT_LIBRARY_NAME | VARCHAR(10) | SQL ステートメント・オブジェクトのライブラリー名。 SQL ステートメント名が NULL であるか、SQL ステートメントが永続オブジェクト内に存在しない場合は、NULL 値が入ります。 |
SQL_STATEMENT_OBJECT_NAME | VARCHAR(10) | ジョブ内で最後に実行された SQL ステートメントを含むオブジェクトの名前。現行 SQL ステートメントが SQL 関数または SQL プロシージャーに属している場合は、オブジェクト名は外部プログラム名になります。 SQL ステートメント名が NULL であるか、SQL ステートメントが永続オブジェクト内に存在しない場合は、NULL 値が入ります。 |
SQL_STATEMENT_OBJECT_TYPE | VARCHAR(7) | 現行の SQL ステートメントを含むオブジェクトのタイプ。
SQL ステートメントのオブジェクト名が NULL の場合は、NULL 値が入ります。 |
QUERY_OPTIONS_LIBRARY_NAME | VARCHAR(10) | このジョブで使用されている QAQQINI オプション・ライブラリーの名前。 |
SQL_ACTIVATION_GROUP_COUNT | INTEGER | ジョブの SQL ステートメントを実行した、現行および終了した活動化グループの数。 SQL ステートメントが実行されていない場合は、NULL 値が入ります。 |
SQL_DESCRIPTOR_COUNT | BIGINT | ジョブでアクティブな SQL 記述子の数。 ジョブでアクティブな SQL 記述子がない場合は、NULL 値が入ります。 |
SQL_LOB_LOCATOR_COUNT | INTEGER | ジョブでアクティブな LOB ロケーターの数。 ジョブでアクティブな LOB ロケーターがない場合は、NULL 値が入ります。 |
CLI_HANDLE_COUNT | BIGINT | ジョブでアクティブな SQL 呼び出しレベル・インターフェース (CLI) ハンドルの数。この数には、CLI ステートメント・ハンドル、記述子ハンドル、環境ハンドル、および接続ハンドルが含まれます。 ジョブでアクティブな CLI ハンドルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
SQL_SERVER_MODE | VARCHAR(3) | SQL サーバー・モードを使用するようにジョブが構成されているかどうかを示します。
|
CLIENT_ACCTNG | VARCHAR(255) | SQL CURRENT CLIENT_ACCTNG 特殊レジスターの値。値は NULL の場合があります。詳しくは、CURRENT CLIENT_ACCTNG を参照してください。 |
CLIENT_APPLNAME | VARCHAR(255) | SQL CURRENT CLIENT_APPLNAME 特殊レジスターの値。値は NULL の場合があります。詳しくは、CURRENT CLIENT_APPLNAME を参照してください。 |
CLIENT_PROGRAMID | VARCHAR(255) | SQL CURRENT CLIENT_PROGRAMID 特殊レジスターの値。値は NULL の場合があります。詳しくは、CURRENT CLIENT_PROGRAMID を参照してください。 |
CLIENT_USERID | VARCHAR(255) | SQL CURRENT CLIENT_USERID 特殊レジスターの値。値は NULL の場合があります。詳しくは、CURRENT CLIENT_USERID を参照してください。 |
CLIENT_WRKSTNNAME | VARCHAR(255) | SQL CURRENT CLIENT_WRKSTNNAME 特殊レジスターの値。値は NULL の場合があります。詳しくは、CURRENT CLIENT_WRKSTNNAME を参照してください。 |
ROUTINE_TYPE | CHAR(1) | SQL を使用して定義されたルーチンの場合、現在実行されているルーチンのタイプ。
現在実行されている SQL ルーチンがない場合は、NULL 値が入ります。 |
ROUTINE_SCHEMA | VARCHAR(128) | SQL を使用して定義されたルーチンの場合、現在実行されているルーチンのスキーマ名。 現在実行されている SQL ルーチンがない場合は、NULL 値が入ります。 |
ROUTINE_SPECIFIC_NAME | VARCHAR(128) | SQL を使用して定義されたルーチンの場合、現在実行されているルーチンの名前。 現在実行されている SQL ルーチンがない場合は、NULL 値が入ります。 |
CLIENT_PORT | INTEGER | 現行クライアントがサーバーと通信するために使用するポート番号。 ターゲット・ジョブが TCP/IP プロトコルを使用して形成された接続に対応していない場合は、NULL 値が含まれます。 |
CLIENT_HOST | VARCHAR(255) | 現行クライアントがサーバーと通信するために使用するホスト名。 ターゲット・ジョブが TCP/IP プロトコルを使用して形成された接続に対応していない場合は、NULL 値が含まれます。 |
INTERFACE_NAME | VARCHAR(127) | クライアント・データベース・インターフェース名。 クライアント・データベース・インターフェース名がない場合は、NULL 値が入ります。 |
INTERFACE_TYPE | VARCHAR(63) | クライアント・データベース・インターフェース・タイプ。 クライアント・データベース・インターフェース・タイプがない場合は、NULL 値が入ります。 |
INTERFACE_LEVEL | VARCHAR(63) | 「VVRRMMFP」という形式のクライアント・データベース・インターフェース・レベル。VV - バージョン、RR - リリース、MM - モディフィケーション・レベル、FP - フィックスパック・レベル (特定のインターフェースの場合にのみ適用可能)。 クライアント・データベース・インターフェース・レベルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
SERVER_MODE_CONNECTING_JOB | VARCHAR(28) | SQL サーバー・モード接続を確立したジョブの修飾ジョブ名。ジョブ名が QSQSRVR の場合は、接続ジョブの修飾ジョブ名が返されます。 ジョブ名が QSQSRVR でないか、JOB_STATUS が PSRW の場合は、NULL 値が入ります。 |
SERVER_MODE_CONNECTING_THREAD | BIGINT | ジョブ名が QSQSRVR で、サーバー・モード・ジョブが使用中の場合は、この接続を使用する最後のスレッドのスレッド ID が返されます。SQL_STATEMENT_STATUS が COMPLETE の場合は、このアプリケーション・スレッド ID は存在しなくなっている可能性があります。 ジョブ名が QSQSRVR でないか、JOB_STATUS が PSRW の場合は、NULL 値が入ります。 |
PRESTART_JOB_REUSE_COUNT | INTEGER | 事前開始ジョブが使用された回数。事前開始ジョブ再使用カウントは、事前開始ジョブで切断が処理されると増分されます。事前開始ジョブ再使用カウントが事前開始ジョブの最大使用回数を超えると、ジョブは終了します。 ジョブが事前開始ジョブでない場合は、NULL 値が入ります。 |
PRESTART_JOB_MAX_USE_COUNT | INTEGER | 事前開始ジョブを使用できる最大回数。これを超えると、事前開始ジョブは終了します。*NOMAX の場合、値 -1 が返されます。 ジョブが事前開始ジョブでない場合は、NULL 値が入ります。 |
AVAILABLE_RESULT_SETS | INTEGER | ジョブの取り込まれていない SQL 結果セットの現行数。 取り込まれていない SQL 結果セットがジョブにない場合は、NULL 値が入ります。 |
UNCONSUMED_RESULT_SETS | INTEGER | ジョブで破棄された取り込まれていない SQL 結果セットの累積数。 破棄された取り込まれていない SQL 結果セットがジョブにない場合は、NULL 値が入ります。 |
OPEN_CURSOR_COUNT | INTEGER | ジョブで現在オープンしている SQL カーソルの数。 ジョブで現在オープンしている SQL カーソルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
FULL_OPEN_CURSOR_COUNT | BIGINT | ジョブの存続時間において完全にオープンした SQL カーソルの総数。 ジョブの存続時間において完全にオープンした SQL カーソルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
PSEUDO_OPEN_CURSOR_COUNT | BIGINT | ジョブの存続時間において疑似オープンした SQL カーソルの総数。疑似オープンは、再使用 SQL カーソルとも呼ばれます。 ジョブの存続時間において疑似オープンした SQL カーソルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
PSEUDO_CLOSED_CURSOR_COUNT | INTEGER | ジョブ内の疑似クローズ SQL カーソルのアクティブ数。
疑似クローズ・カーソルとは、アプリケーションによってクローズされたが、データベース内ではオープンしたままのカーソルのことです。疑似クローズ・カーソルは、同じ照会が何度も実行される場合に再使用できます。これにより、オープンのパフォーマンスが向上します。反対に、ジョブ内にあまりにも多くの疑似クローズ・カーソルが累積すると、ジョブの記憶域フットプリントに悪影響が出る可能性があります。 疑似クローズ SQL カーソルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
CQE_CURSOR_COUNT | INTEGER | このジョブで CQE を使用しているカーソルの数。これには、SQL カーソル (完全オープンと疑似クローズの両方) およびネイティブ・データベース照会の実装に使用されるカーソルが含まれます。 このジョブで CQE を使用したカーソルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
CQE_CURSOR_STORAGE | INTEGER | このジョブで CQE を使用しているカーソルが使用している記憶域の量 (メガバイト数)。 このジョブで CQE を使用したカーソルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
SQE_CURSOR_COUNT | INTEGER | このジョブで SQE を使用しているカーソルの数。これには、SQL カーソル (完全オープンと疑似クローズの両方) およびネイティブ・データベース照会の実装に使用されるカーソルが含まれます。 このジョブで SQE を使用したカーソルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
SQE_CURSOR_STORAGE | INTEGER | このジョブで SQE を使用しているカーソルが使用している記憶域の量 (メガバイト数)。 このジョブで SQE を使用したカーソルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
LARGEST_QUERY_SIZE | INTEGER | このジョブで最も多くの記憶域を使用した SQE カーソルが使用した記憶域の量 (メガバイト数)。 このジョブで SQE を使用したカーソルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
QRO_HASH | VARCHAR(8) | LARGEST_QUERY_SIZE 列で参照されている SQE 照会の内部生成 ID。QRO ハッシュは、Visual Explain 内、および SQL プラン・キャッシュと SQL プラン・キャッシュ・スナップショットの「ステートメントの表示」探査で表示されます。 このジョブで SQE を使用したカーソルがない場合は、NULL 値が入ります。 |
例
- 例 1: QZDASOINIT ジョブのみを確認し、経過入出力の上位 10 位までのコンシューマーを検索します。
注: ELAPSED_xxx 列のデータは、照会を再実行するたびに更新されます。照会が接続の ACTIVE_JOB_INFO で初めて実行されたときには、経過データは返されません。詳しくは、reset-statistics パラメーターを参照してください。SELECT JOB_NAME, AUTHORIZATION_NAME, ELAPSED_TOTAL_DISK_IO_COUNT, ELAPSED_CPU_PERCENTAGE FROM TABLE(QSYS2.ACTIVE_JOB_INFO( JOB_NAME_FILTER => 'QZDASOINIT', SUBSYSTEM_LIST_FILTER => 'QUSRWRK')) X ORDER BY ELAPSED_TOTAL_DISK_IO_COUNT DESC FETCH FIRST 10 ROWS ONLY;
- 例 2: 一時記憶域の使用量が最大のアクティブ・ジョブを検索します。各ターゲット・ジョブで最近実行された SQL ステートメントが含まれます。
SELECT JOB_NAME, AUTHORIZATION_NAME, TEMPORARY_STORAGE, SQL_STATEMENT_TEXT FROM TABLE (QSYS2.ACTIVE_JOB_INFO(DETAILED_INFO=>'ALL')) X WHERE JOB_TYPE <> 'SYS' ORDER BY TEMPORARY_STORAGE DESC;
- 例 3: JOB_NAME フィールドを、修飾ジョブ名の各部分の別々の列に分解します。
SELECT SUBSTR(JOB_NAME,1,6) AS JOB_NUMBER, SUBSTR(JOB_NAME,8,POSSTR(SUBSTR(JOB_NAME,8),'/')-1) AS JOB_USER, SUBSTR(SUBSTR(JOB_NAME,8),POSSTR(SUBSTR(JOB_NAME,8),'/')+1) AS JOB_NAME FROM TABLE (QSYS2.ACTIVE_JOB_INFO()) AS X;