活動時保管と実際のバックアップおよび回復の方針

活動時保管機能を実際のバックアップおよび回復の方針に取り入れるかは、 保管停止時間を少なくするか、あるいは除去するかによって異なります。 以下の情報は、活動時保管機能の使用方法を決定するのに役立つでしょう。 また、活動時保管機能に関する技術的な説明も含まれています。

活動時保管機能を実際のバックアップおよび回復の方針にどのように取り入れるかは、 保管停止時間を少なくしたいのか、あるいは、除去したいのかによって決まります。

保管停止時間を少なくする

保管停止時間を少なくする方法は、活動時保管機能を使う方法が最も簡単なものです。 このオプションを使う場合、回復手順は標準の保管操作機能の場合と同じです。 しかも、活動時保管機能を使えば、 ジャーナル処理やコミットメント制御を使うことなく保管停止時間を少なくすることができます。 保管停止時間を許容する余地がまったくない場合以外は、 活動時保管を使って保管停止時間を少なくするようにしてください。

保管停止時間を完全になくす

活動時保管機能を使うと、保管停止時間を完全になくすことができます。 このオプションは、保管停止時間を許容する余地がまったくない場合にのみ使用してください。 保管停止時間を除去するために活動時保管機能を使うのは、 ジャーナル処理またはコミットメント制御によって保護するオブジェクトに関してだけにしてください。 さらに、この場合は回復手順が普通より複雑なものになります。 災害時回復の計画においては、回復手順が通常より複雑であることを考慮に入れる必要があります。

判断の基準

このトピックは、 活動時保管機能を実際のバックアップおよび回復の計画にどう取り入れるかを決定するのに役立ちます。 アプリケーションについて十分検討してください。 バックアップおよび回復の方針において使用するその他の手順は、そのまま適用されます。 それらは、バックアップおよび回復手順を検討する際にも考慮する必要があります。 次のいずれかに決定することができます。

  • 保管停止時間のスケジュールに関して、現在の保管方針で十分である。
  • 重要なアプリケーション・ライブラリーが活動時保管処理の候補である。
  • 重要なアプリケーション・ライブラリーが候補であるが、 回復手順を最小化するために変更が必要になる可能性がある。
  • 重要な文書またはフォルダーが候補である。
  • 保管停止時間を少なくするため、 すべてのアプリケーション・ライブラリーが候補である。
  • 少しなら保管停止時間を許容できるので、 活動時保管機能を使って保管停止時間を少なくするつもりである。
  • 下記の理由により、 活動時保管機能を使って保管停止時間を除去するつもりである。
    • わずかの保管停止時間も許容できない。
    • すでにジャーナル処理およびコミットメント制御を使用している。
    • ジャーナル処理およびコミットメント制御を使用する予定である。

以下の情報は、活動時保管機能をどのように使うかに関して検討して決定を下すのに役立つでしょう。