命名規則

名前を形成する規則は、その名前によって指定されるオブジェクトのタイプと命名オプション (*SQL または *SYS) に依存します。命名オプションは、CRTSQLxxx、RUNSQLSTM、および STRSQL コマンドに指定します。SET OPTION ステートメントを使用して、組み込み SQL を含むプログラムのソース内に命名オプションを指定することができます。構文図では、名前のタイプに応じてさまざまな用語が使用されています。

以下にそれらの用語の定義を示します。

別名
別名を示す修飾名または非修飾名です。別名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名 の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後に スラッシュ (/) と SQL ID が続きます1

非修飾形式の別名 は、SQL ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

別名 では、 別名の名前、または別名のシステム・オブジェクトの名前のいずれかを指定することができます。

配列タイプ名
配列タイプを示す修飾名または非修飾名。 配列タイプ名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

非修飾形式の配列タイプ名 は、SQL ID です。非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

システム命名規則では、配列タイプ名 は、SQL ルーチンのパラメーター・データ・タイプ内で使用されている場合、あるいは SQL プロシージャーの SQL 変数宣言内で使用されている場合は、修飾することはできません。

権限名
ユーザー、またはユーザーのグループを指定するシステム ID。権限名 は、 サーバー上のユーザー・プロファイル名です。 この名前は、小文字または特殊文字を含む区切り文字付き ID であってはなりません。 権限名 と権限 ID の相違については、 権限 ID と権限名を参照してください。
列名
表またはビューの列を示す修飾名または非修飾名です。非修飾形式の列名 は、SQL ID です。 修飾形式の列名は、修飾子の後にピリオドと SQL ID を付けたものになります。 この場合の修飾子は、表名、ビュー名、または相関名です。

システム命名では、 列名は、COMMENT および LABEL ステートメント内で使用される場合は、スキーマ名/表名.列名 の 形式を使用して修飾できます。列名を修飾する必要があり、ステートメント内で相関名が許可される場合、 相関名を使用して列を修飾できます。ピリオドを使用する修飾形式も使用可能です。

列名 は、 表、またはビューの列名、あるいはシステム列名を指定します。 列名 が区切り文字で区切られている場合、名前の長さを判別するときに、 区切り文字は名前の一部と見なされます。

制約名
表についての制約を指定する修飾または非修飾の名前です。 制約名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

非修飾形式の制約名 は、SQL ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

暗黙的または明示的な修飾子は、表のスキーマ名と同じでなければなりません。

相関名
表、ビュー、または表やビューの個々の行を示す SQL ID です。
カーソル名
SQL カーソルを示す SQL ID です。
記述子名
SQL 記述子域 (SQLDA) を指定する変数名またはストリング定数です。 SQL 記述子域を示す変数には、標識変数を指定してはなりません。:ホスト変数:標識変数 という形式は使用できません。変数の説明については、ホスト変数に対する参照を参照してください。
特殊タイプ名
特殊タイプ名を示す修飾名または非修飾名です。 特殊タイプ名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

非修飾形式の特殊タイプ名 は、SQL ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

システム命名規則では、 特殊タイプ名 は、 SQL ルーチンのパラメーター・ データ・タイプ内で使用されている場合、あるいは SQL 関数、SQL プロシ ージャー、またはトリガーの SQL 変数宣言内で使用されている場合は、修飾することはできません。

外部プログラム名
これは、外部プログラムを指す修飾名、非修飾名、または文字ストリングです。 外部プログラム名 の修飾形式は、 命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、システム・スキーマ名 のピリオド (.) とシステム ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、システム・スキーマ名 の後にスラッシュ (/) とシステム ID 1 が続きます。

非修飾形式の外部プログラム名 は、システム ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

サービス・プログラム名の場合、修飾形式は、命名オプションによって異なります。SQL 命名オプションの場合の修飾形式は、system-schema-name の後にピリオド (.)、その後にサービス・プログラム名のシステム ID、その後に左括弧、その後に IBM® i のエントリー・ポイント名、その後に右括弧 (library-name.service-program-name(entry-point-name)) という形式になります。 システム命名オプションの場合の修飾形式は、system-schema-name の後にスラッシュ(/)、その後にサービス・プログラム名のシステム ID、その後に左括弧、その後に IBM i のエントリー・ポイント名、その後に右括弧 (library-name/service-program-name(entry-point-name)) 1 という形式になります。エントリー・ポイント名に小文字が含まれている場合は、引用符で囲む必要があります。

サービス・プログラム名の非修飾形式は、システム ID の後に左括弧、その後に IBM i のエントリー・ポイント名、その後に右括弧という形式になります。非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

文字ストリングの形式は、次のいずれかです。

  • IBM i の修飾プログラム名 (「ライブラリー名/プログラム名」)。
  • 後に括弧で囲まれた IBM i メンバー名を伴う IBM i 修飾 ソース・ファイル名 (「ライブラリー名/ソース・ファイル名 (メンバー名)」)。この形式は、REXX プロシージャーを呼び出す場合にのみ有効です。
  • 後に括弧で囲まれた IBM i エントリー・ポイント名を伴う IBM i 修飾サービス・プログラム名 (「ライブラリー名/サービス・プログラム名 (エントリー・ポイント名)」)。
  • Java では、オプションの jar 名 の後に、クラス ID、 その後に感嘆符またはピリオド、その後にメソッド ID を付けたものです (「クラス ID!メソッド ID」または「クラス ID.メソッド ID」)。
    構文図を読む構文図をスキップする
    >>-+-------------+--class-id--+-!-+--method-id-----------------><
       '-jar-name--:-'            '-.-'              
    
    
    jar 名
    jar 名 は、 データベースにインストールされたときの jar スキーマを識別するストリング (大文字小文字の区別あり) です。 これは、単純な ID またはスキーマ修飾 ID のどちらも可能です。例えば、'myJar' や 'myCollection.myJar' のようになります。
    クラス ID

    クラス ID は、 Java オブジェクトのクラス ID を識別します。 クラスが Java パッケージの一部である場合は、 クラス ID には完全な Java パッケージ・プレフィックスが含まれていなければなりません。 例えば、クラス ID が 'myPackage.StoredProcs' である場合、 Java 仮想計算機は、以下のディレクトリー内で StoredProcs クラスを検索します。

       '/QIBM/UserData/OS400/SQLLib/
         Function/myPackage/StoredProcs/'
    メソッド ID

    メソッド ID は、 呼び出される公開静的 Java メソッドのメソッド名を識別します。

    この形式は、Java プロシージャーおよび Java 関数の場合にのみ有効です。

関数名
ユーザー定義の関数、特殊タイプが作成されたときに生成されたキャスト関数、または組み込み関数を指す修飾名または非修飾名です。 関数名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

CREATE、COMMENT、DROP、GRANT、または REVOKE ステートメントでは、schema-nameserver-name で修飾することができます。 他のすべてのコンテキストでは、server-name を使用できません。

非修飾形式の関数名 は、SQL ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

システム命名規則の場合、CREATE、COMMENT、DROP、GRANT、または REVOKE ステートメントで名前を使用する場合に、 関数名をスキーマ名/関数名 の形式でのみ、 修飾することができます。 式の中では、ピリオドを使用する修飾形式を使用できます。

ホスト・ラベル
ホスト・プログラム内のラベルを指定するトークン。
ホスト変数
ホスト変数を示す一連のトークンです。ホスト変数に対する参照で説明されているように、 1 つのホスト変数 は少なくとも 1 つのホスト ID を持ちます。
索引名
索引を示す修飾名または非修飾名。 索引名 の修飾形式は、 命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

非修飾形式の索引名 は、SQL ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

mask-name
列マスクを示す修飾名または非修飾名。 マスク名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

非修飾形式のマスク名 は SQL ID です。非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

メンバー名
データベース・ファイルのメンバーを指定する非修飾 ID です。メンバーは、パーティション化された表のパーティションでもあります。
ノード・グループ名
ノード・グループを示す修飾名または非修飾名です。ノード・グループは、表が分散される IBM i 製品のグルー プです。 分散表およびノード・グループについての詳細は、「Db2® マルチシステム」を参照してください。

ノード・グループ名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 のピリオド (.) とシステム ID が続きます。 システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) とシステム ID 1 が続きます。

非修飾形式のノード・グループ名 は、システム ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

パッケージ名
パッケージを示す修飾名または非修飾名です。 パッケージ名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 のピリオド (.) とシステム ID が続きます。 システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) とシステム ID 1 が続きます。

非修飾形式のパッケージ名 は、システム ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

パラメーター名
関数またはプロシージャーのパラメーターを示す SQL ID です。 プロシージャー用のパラメーター名 の場合、 ID はコロンの後に続くことがあります。
パーティション名
パーティション表のパーティションを示す非修飾 ID です。
permission-name
行の許可を示す修飾名または非修飾名です。許可名 の 修飾形式は、命名オプションに依存します。SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

非修飾形式の許可名 は SQL ID です。非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

プロシージャー名
プロシージャーを指す修飾名または非修飾名です。 プロシージャー名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

非修飾形式のプロシージャー名 は、SQL ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

セーブポイント名
セーブポイントを指す非修飾 ID です。
スキーマ名
SQL オブジェクトを論理的にグループ化するための修飾名または非修飾名です。スキーマは、表、ビュー、索引、プロシージャー、関数、トリガー、シーケンス、変数、制約、別名、タイプ、またはパッケージの修飾子として使用されます。非修飾形式のスキーマ名 は、システム ID です。 スキーマ名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。

SQL 名を使用している場合、SQL ステートメント内の非修飾のスキーマ名は、サーバー名 によって暗黙のうちに修飾されます。修飾形式は、 サーバー名 の後にピリオド (.) とシステム ID が続きます。

システム名を使用している場合、SQL ステートメント内の非修飾のスキーマ名は、サーバー名 によって暗黙のうちに修飾されます。修飾形式は、サーバー名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

server-name を使用してスキーマ名を修飾する場合は、server-name でサポート対象のリモート・サーバーを指定することもできます。そうでない場合は、現行サーバーによってスキーマ名が暗黙的に修飾されます。

注: スキーマ名 は、 CREATE SCHEMA ステートメントによって作成されたスキーマ、 あるいは IBM i ライブラリーのいずれかを指します。
シーケンス名
シーケンスを示す修飾名または非修飾名です。 シーケンス名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。システム命名では、 シーケンス名 は、NEXT VALUE または PREVIOUS VALUE 式で使用されるとき にはスラッシュを使用して修飾することはできません (スラッシュを使用する修飾形式は SQL スキーマ・ステートメント内 でのみ許可されます)。NEXT VALUE 式または PREVIOUS VALUE 式の中では、ピリオドを使用する修飾形式を使用できます。

非修飾形式のシーケンス名 は、SQL ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

シーケンス名 では、シーケンスの名前、 またはシーケンスのシステム・オブジェクトの名前のいずれかを指定することができます。

サーバー名
アプリケーション・サーバーを指定する SQL ID。この ID は、文字で開始しなければならず、小文字または特殊文字を 含めてはなりません。

サーバー名 は、リレーショナル・データベースの 実際の名前か、または、リレーショナル・データベース別名にすることが できます。詳しくは、RDB ディレクトリー項目の追加 (ADDRDBDIRE) CL コマンド を参照してください。3 部構成の名前が SQL ステートメント内に直接指定される 場合 (CREATE ALIAS ステートメント内に指定される基本表を除く)、 その名前は、実際のリレーショナル・データベース名またはリレーショナル・データベース別名の いずれかを使用できます。

例えば、 リレーショナル・データベースの実際の名前が ABC で、リレーショナル・データベース 別名 MYABC も ABC を参照している場合、次のようになります。
  
  SELECT * FROM ABC.SCHEMA1.T1   -- This is valid.

  SELECT * FROM MYABC.SCHEMA1.T1 -- This is also valid.
特定名
プロシージャーまたは関数を一意的に識別する修飾名または非修飾名です。 特定名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

非修飾形式の特定名 は、SQL ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

SQL-condition-name
SQL プロシージャー、SQL 関数、またはトリガー本体内の条件を指定する SQL ID。
SQL 記述子名
ALLOCATE DESCRIPTOR ステートメントを使用して割り振られた SQL 記述子を指定する変数名、文字、またはグラフィック・ストリング定数です。

SQL 記述子の指定に変数が使用されている場合:

  • 変数は CLOB または DBCLOB であってはなりません。
  • 変数がグラフィック・ストリングである場合は、Unicode グラフィック・ストリングでなければなりません。
  • 変数の内容の長さは、SQL 記述子名 の最大長を超えることはできません。
  • この変数に、標識変数を指定してはなりません。:ホスト変数:標識変数 という形式は使用できません。
  • 変数の内容には大/小文字の区別があり、 大文字に変換されることはありません。

先行ブランクと末尾ブランクは変数またはストリングから削除されます。 変数の説明については、ホスト変数に対する参照を参照してください。

SQL 記述子の指定にストリング定数が使用されている場合、定数の長さは SQL 記述子名 の最大長を超えることはできません。

SQL ラベル
SQL プロシージャー、SQL 関数、またはトリガー本体のラベルを示す非修飾 名です。SQL ラベル は、SQL ID です。
SQL パラメーター名
SQL ルーチン本体のパラメーターを示す修飾名または非修飾名です。 非修飾形式の SQL パラメーター名 は、SQL ID です。 修飾形式は、 プロシージャー名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。
SQL 変数名
SQL ルーチン本体の変数を示す修飾名または非修飾名です。 非修飾形式の SQL 変数名 は、SQL ID です。 修飾形式は、 SQL ラベル の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。
ステートメント名
準備済み SQL ステートメントを示す SQL ID です。
システム列名
表またはビューの IBM i 列名を示す非修飾名です。 システム列名 は、システム ID です。 システム列名 は、 区切り文字付き ID でも構いませんが、 区切り文字で囲まれた内部に小文字や特殊文字が入っていてはなりません。
システム・オブジェクト名
表、ビュー、索引、シーケンス、変数、または別名の IBM i 名を示す非修飾名です。システム・オブジェクト名 は、システム ID です。

表、ビュー、索引、シーケンス、変数、または別名の非修飾名が有効なシステム ID である場合、システム・オブジェクト名 は、表、ビュー、索引、シーケンス、変数、または別名の非修飾名になります。

システム・スキーマ名
スキーマの IBM i 名を指定する非修飾名です。システム・スキーマ名 は、システム ID です。

スキーマの非修飾名が有効なシステム ID である場合、システム・スキーマ名 は、スキーマの非修飾名になります。

表名
表を示す修飾名または非修飾名です。 表名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

非修飾形式の表名 は、SQL ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

表名 では、 表の名前、または表のシステム・オブジェクトの名前のいずれかを指定することができます。

トリガー名
表に対するトリガーを指定する修飾または非修飾の名前です。 トリガー名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 のピリオド (.) とシステム ID が続きます。 システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

非修飾形式のトリガー名 は、SQL ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

変数名
グローバル変数を指定する修飾名または非修飾名。 変数名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。システム命名では、変数名 は、 式の中で使用されるときにはスラッシュを使用して修飾することはできません (スラッシュを使用する 修飾形式は SQL スキーマ・ステートメント内でのみ許可されます)。式の中では、ピリオドを使用する修飾形式を使用できます。

非修飾形式の変数名 は、SQL ID です。非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

変数名 では、変数の名前、または変数のシステム・オブジェクトの名前のいずれかを指定することができます。

バージョン ID
パッケージの作成時にパッケージに割り当てる 1 文字から 64 文字の ID です。 バージョン ID は、Db2 for i 以外のサーバーからパッケージを作成する場合にのみ割り当てられます。
ビュー名
ビューを示す修飾名または非修飾名です。 ビュー名 の修飾形式は、命名オプションに依存します。 SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

非修飾形式のビュー名 は、SQL ID です。 非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

ビュー名 では、 ビューの名前、またはビューのシステム・オブジェクトの名前のいずれかを指定することができます。

XSR オブジェクト名
XML スキーマ・リポジトリーに含まれているオブジェクトを指定する修飾名または非修飾名。xsrobject-name の修飾形式は、命名オプションによって異なります。SQL 命名規則の場合、修飾形式は、 スキーマ名 の後にピリオド (.) と SQL ID が続きます。システム命名規則の場合、修飾形式は、スキーマ名 の後にスラッシュ (/) と SQL ID 1 が続きます。

xsrobject-name の非修飾形式は、SQL ID です。非修飾形式は、非修飾オブジェクト名の修飾で指定された規則に基づいて暗黙的に修飾されます。

表 1. ID の長さの制約 (バイト数)
ID のタイプ 最大の長さ
権限名の最大長2 10
相関名の最大長 128
カーソル名の最大長 128
外部プログラム名の最大長 (ストリング形式) 279
外部プログラム名の最大長 (非修飾形式)3 10
ホスト ID の最大長 64
パッケージ・バージョン ID の最大長 64
パーティション名の最大長 10
セーブポイント名の最大長 128
スキーマ名の最大長 128
サーバー名の最大長 18
SQL 条件名の最大長 128
SQL 記述子名の最大長 128
SQL ラベルの最大長 128
ステートメント名の最大長 128
非修飾の別名の最大長 128
非修飾の配列タイプ名の最大長 128
非修飾の列名の最大長 128
非修飾の制約名の最大長 128
非修飾の特殊タイプ名の最大長 128
非修飾の関数名の最大長 128
非修飾の索引名の最大長 128
非修飾のマスク名の最大長 128
非修飾のノード・グループ名の最大長 10
非修飾のパッケージ名の最大長 10
非修飾の許可名の最大長 128
非修飾のプロシージャー名の最大長 128
非修飾のシーケンス名の最大長 128
非修飾の特定名の最大長 128
非修飾の SQL パラメーター名の最大長 128
非修飾の SQL 変数名の最大長 128
非修飾のシステム列名の最大長 10
非修飾のシステム・オブジェクト名の最大長 10
非修飾のシステム・スキーマ名の最大長 10
非修飾の表名およびビュー名の最大長 128
非修飾のトリガー名の最大長 128
非修飾の変数名の最大長 128
非修飾の XSR オブジェクト名の最大長 128

1 システム命名の場合、 ピリオドを使用する修飾形式も受け入れられます。
2 アプリケーション・リクエスターとして、システムは最大 255 バイトまでの権限名を送信できます。
3 REXX プロシージャーの場合、その制限は 33 です。