ジョブ属性検索 (RTVJOBA)

ジョブ属性検索 (RTVJOBA)コマンドは,1つ以上のジョブ属性の値を検索し,それらの値を指定された変数に入れるために,CLプログラムまたはREXXプロシージャーで使用されます。これらの属性は,このコマンドが使用されるジョブで検索されます。

このコマンドに対するCLプロンプトでは,検索された変数の最小長が該当するパラメーターの横にリストされます。文字変数の場合には,1つの数値が表示されます。10進変数の場合には,2つの数値が表示されます。最初の数は変数の最小の長さを示し,2番目の数は小数点以下の最小桁数を示します。

制約事項:

  1. このコマンドが有効なのは,CLプログラムまたはREXXプロシージャーの中だけです。
  2. このコマンドは条件付きのスレッド・セーフです。追加情報については,「属性有効範囲およびスレッド・セーフティーに関する考慮事項」を参照してください。

属性有効範囲およびスレッド・セーフティーに関する考慮事項:

このコマンドは,コマンドが使用されたジョブのジョブ属性を検出するために使用されることを目的としています。しかし,現在属性がスレッド・レベルでのみサポートされているために,ジョブ属性が存在しない場合には,このコマンドが使用されたスレッドについてスレッド属性が検索されます。

「有効範囲」カラムは,属性の有効範囲がジョブまでであるかまたはスレッドまでであるかを示します。

「スレッド・セーフ」カラムは,属性がスレッド・セーフとみなされるかどうかを指示します。

はい: -この値でマークされた属性は,初期スレッドか2次スレッドのいずれかから安全に検索できます。

いいえ: -この値でマークされた属性は,スレッド・セーフではなく,マルチスレッド化ジョブで検索してはなりません。

属性有効範囲およびスレッド・セーフティー・テーブル:

パラメーター

キーワード 記述 選択項目 ノーツ
JOB JOBのCL変数 (10) 文字値 オプショナル, 定位置 1
USER USERのCL変数 (10) 文字値 オプショナル, 定位置 2
NBR NBRのCL変数 (6) 文字値 オプショナル, 定位置 3
CURUSER CURUSERのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
TYPE TYPEのCL変数 (1) 文字値 オプショナル
SUBTYPE SUBTYPEのCL変数 (1) 文字値 オプショナル
SYSLIBL SYSLIBLのCL変数 (165) 文字値 オプショナル
CURLIB CURLIBのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
USRLIBL USRLIBLのCL変数 (2750) 文字値 オプショナル
ASPGRP ASPGRPのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
LOGLVL LOGLVLのCL変数 (1) 文字値 オプショナル
LOGSEV LOGSEVのCL変数 (2 0) 10 進数 オプショナル
LOGTYPE LOGTYPEのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
LOGCLPGM LOGCLPGMのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
LOGOUTPUT LOGOUTPUTのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
JOBMSGQMX JOBMSGQMXのCL変数 (2 0) 10 進数 オプショナル
JOBMSGQFL JOBMSGQFLのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
INQMSGRPY INQMSGRPYのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
STSMSG STSMSGのCL変数 (7) 文字値 オプショナル
BRKMSG BRKMSGのCL変数 (7) 文字値 オプショナル
DEVRCYACN DEVRCYACNのCL変数 (13) 文字値 オプショナル
RTNCDE RTNCDEのCL変数 (5 0) 10 進数 オプショナル
ENDSTS ENDSTSのCL変数 (1) 文字値 オプショナル
PRTDEV PRTDEVのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
OUTQ OUTQのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
OUTQLIB OUTQLIBのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
SPLFACN SPLFACNのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
PRTTXT PRTTXTのCL変数 (30) 文字値 オプショナル
PRTKEYFMT PRTKEYFMTのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
SRTSEQ SRTSEQのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
SRTSEQLIB SRTSEQLIBのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
LANGID LANGIDのCL変数 (3) 文字値 オプショナル
CNTRYID CNTRYIDのCL変数 (2) 文字値 オプショナル
CCSID CCSIDのCL変数 (5 0) 10 進数 オプショナル
DFTCCSID DFTCCSIDのCL変数 (5 0) 10 進数 オプショナル
CHRIDCTL CHRIDCTL用CL変数 (10) 文字値 オプショナル
DECFMT DECFMTのCL変数 (1) 文字値 オプショナル
DATFMT DATFMTのCL変数 (4) 文字値 オプショナル
DATSEP DATSEPのCL変数 (1) 文字値 オプショナル
TIMSEP TIMSEPのCL変数 (1) 文字値 オプショナル
DATE DATEのCL変数 (6) 文字値 オプショナル
CYMDDATE CYMDDATEのCL変数 (7) 文字値 オプショナル
DATETIME DATETIMEのCL変数 (20) 文字値 オプショナル
DAYOFWEEK DAYOFWEEKのCL変数 (4) 文字値 オプショナル
TIMZON TIMZONのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
TIMZONABBR TIMZONABBRのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
TIMZONFULL TIMZONFULLのCL変数 (50) 文字値 オプショナル
TIMOFFSET TIMOFFSETのCL変数 (3 0) 10 進数 オプショナル
YEAROFS YEAROFSのCL変数 (3 0) 10 進数 オプショナル
ACGCDE ACGCDEのCL変数 (15) 文字値 オプショナル
SWS SWSのCL変数 (8) 文字値 オプショナル
RUNPTY RUNPTYのCL変数 (2 0) 10 進数 オプショナル
TIMESLICE TIMESLICEのCL変数 (7 0) 10 進数 オプショナル
PURGE PURGEのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
DFTWAIT DFTWAITのCL変数 (7 0) 10 進数 オプショナル
SBMMSGQ SBMMSGQのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
SBMMSGQLIB SBMMSGQLIBのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
DDMCNV DDMCNVのCL変数 (5) 文字値 オプショナル
TSEPOOL TSEPOOLのCL変数 (10) 文字値 オプショナル
THDRSCAFN THDRSCAFNのCL変数 (20) 文字値 オプショナル
RSCAFNGRP RSCAFNGRPのCL変数 (10) 文字値 オプショナル

JOBのCL変数 (10) (JOB)

ジョブの名前を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

USERのCL変数 (10) (USER)

ジョブの開始時にジョブと関連付けられたユーザー・プロファイルの名前を受け取るCL変数の名前を指定します。ユーザー名は修飾ジョブ名の2番目の部分です。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

NBRのCL変数 (6) (NBR)

システムによってジョブに割り当てられた6文字の番号を受け取るCL変数の名前を指定します。ジョブ番号は修飾ジョブ名(ジョブ番号/ユーザー名/ジョブ名)の最初の部分です。

CURUSERのCL変数 (10) (CURUSER)

現行ユーザー・プロファイルの名前を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

TYPEのCL変数 (1) (TYPE)

ジョブの環境を表す1桁の値を受け取るCL変数の名前を指定します。文字値0は,ジョブがバッチ・ジョブとして実行中であることを示します。1は,対話式ジョブを示します。この変数は最小長が1文字の文字変数でなければなりません。

SUBTYPEのCL変数 (1) (SUBTYPE)

ジョブの環境のサブタイプ値を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は最小長が1文字の文字変数でなければなりません。次の値が戻されます。

環境
*
このジョブにはサブタイプがない
D
このジョブはバッチ即時ジョブです
E
このジョブは通信呼び出しジョブです
F
このジョブはシステム/36ジョブです
J
このジョブは事前開始ジョブです
P
このジョブは印刷ドライバーです
T
このジョブは複数要求元端末(MRT)ジョブです
U
このジョブは代替スプール・ユーザー・ジョブです

SYSLIBLのCL変数 (165) (SYSLIBL)

スレッドのライブラリー・リストのシステム部分を受け取るCL変数の名前を指定します。戻される各ライブラリー名は11桁のフィールドに左寄せされ,右側にブランクが埋め込まれます。この変数は,最小165桁の文字変数でなければなりません。

CURLIBのCL変数 (10) (CURLIB)

スレッドの現行ライブラリーの名前を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

注: スレッドに現行ライブラリーがない場合は,この変数に*NONEの値が戻されます。

USRLIBLのCL変数 (2750) (USRLIBL)

スレッドのライブラリー・リストのユーザー部分を受け取るCL変数の名前を指定します。戻される各ライブラリー名は11桁のフィールドに左寄せされ,右側にブランクが埋め込まれます。CL変数がライブラリー・リストで小さすぎる場合には,例外信号が出されて,ライブラリー名は戻されません。この変数は,最小長が275桁の文字変数でなければなりません。ライブラリー・リストのユーザー部分に250のライブラリー名が含まれている場合には,最小長2750文字の文字変数が必要です。

ASPGRPのCL変数 (10) (ASPGRP)

補助記憶域プール(ASP)グループ名を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。スレッドにASPグループがない場合には,特殊値*NONEが戻されます。

LOGLVLのCL変数 (1) (LOGLVL)

ジョブ・ログに記録されるメッセージのタイプを決めるために使用されるメッセージ・ロギング・レベルを示す,1桁の値(0から4の範囲)を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は最小長が1文字の文字変数でなければなりません。

LOGSEVのCL変数 (2 0) (LOGSEV)

2桁の値(00から99の範囲)を受け取るCL変数の名前を指定します。これは,どのエラー・メッセージがジョブ・ログに記録されるかを判別するために,ログ・レベルと一緒に使用される重大度レベルです。この変数は,小数部分を指定しない2桁の10進変数でなければなりません。

LOGTYPEのCL変数 (10) (LOGTYPE)

ジョブ・ログに書き出されるメッセージの場合に現れるテキストのレベルを示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

LOGCLPGMのCL変数 (10) (LOGCLPGM)

CLプログラム中の処理されたコマンドをジョブ・ログに記録するかどうかを示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

LOGOUTPUTのCL変数 (10) (LOGOUTPUT)

ジョブの完了時にジョブのジョブ・ログを作成する方法を示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。特殊値*JOBEND, *JOBLOGSVR,または*PNDが戻されます。

JOBMSGQMXのCL変数 (2 0) (JOBMSGQMX)

ジョブ・メッセージ待ち行列の最大サイズを受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は小数部分のない2桁の10進数の変数でなければなりません。

JOBMSGQFLのCL変数 (10) (JOBMSGQFL)

ジョブ・メッセージ待ち行列がいっぱいになった時に取る処置を指定します。この変数の長さは,最小でも10文字が必要です。特殊値*NOWRAP, *WRAP,または*PRTWRAPが戻されます。

INQMSGRPYのCL変数 (10) (INQMSGRPY)

ジョブでどのように照会メッセージを処理するかを示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

STSMSGのCL変数 (7) (STSMSG)

ジョブに対する状況メッセージの処理方法を示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が7文字の文字変数でなければなりません。

BRKMSGのCL変数 (7) (BRKMSG)

ジョブで有効となっている中断メッセージ処理のモードを示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が7文字の文字変数でなければなりません。

DEVRCYACNのCL変数 (13) (DEVRCYACN)

対話式ジョブで*REQUESTER装置に入出力エラーが見つかった時にジョブに対して取る回復処置を示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が13文字の文字変数でなければなりません。

RTNCDEのCL変数 (5 0) (RTNCDE)

RPG, COBOL, DFU,または分類ユーティリティー・プログラムの5桁の10進数戻りコードを受け取るCL変数の名前を指定します。戻りコードは,これらのプログラムがこれらのプログラムを呼び出すプログラムに戻る前に,これらのプログラムによって設定されます。戻りコードは,次のように,ジョブ内で処理を完了した最後のプログラム(上記のタイプのプログラム)の完了状況を示します。

0
正常戻り(RPG, COBOL, DFU,または分類プログラム・ユーティリティー)
1
LR(最終レコード)標識がオン(RPG)
2
エラー-停止標識がセットされていない(RPG, COBOL, DFU,または分類プログラム・ユーティリティー)
3
停止標識がオンにセットされている(RPGの標識H1からH9の1つ)

CL変数は,小数部分のない5桁の10進数の変数でなければなりません。

ENDSTSのCL変数 (1) (ENDSTS)

取り消し状況を受け取るCL変数の名前を指定します。単一桁の値は,ジョブに影響を及ぼす制御付き取り消しが現在実行されていることを示します。値1は,システム,ジョブが実行中のサブシステム,またはジョブそのものが取り消し中であることを示します。0は,制御付き取り消しは実行されていないことを示します。このCL変数は,最小の長さが1文字の文字変数でなければなりません。

PRTDEVのCL変数 (10) (PRTDEV)

印刷装置の名前を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

OUTQのCL変数 (10) (OUTQ)

スプール出力のためにジョブで使用される出力待ち行列の名前を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

OUTQLIBのCL変数 (10) (OUTQLIB)

スプール出力のためにジョブで使用される出力待ち行列が入っているライブラリーの名前を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

SPLFACNのCL変数 (10) (SPLFACN)

スプール・ファイルをジョブとともに保管するか,あるいはジョブの終了時に切り離すかを指示する特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。特殊値*KEEPまたは*DETACHが戻されます。

PRTTXTのCL変数 (30) (PRTTXT)

ジョブの印刷テキストを受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長30桁の文字変数でなければなりません。

PRTKEYFMTのCL変数 (10) (PRTKEYFMT)

ジョブのページ印刷キー形式を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数の長さは,最小でも10文字が必要です。特殊値*NONE, *PRTBDR, *PRTHDR,または*PRTALLが戻されます。

SRTSEQのCL変数 (10) (SRTSEQ)

ジョブに使用される分類順序テーブルの名前を受け取るCL変数の名前を指定します。特殊値*LANGIDUNQ, *LANGIDSHR,または*HEXが変数に戻される可能性があります。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

SRTSEQLIBのCL変数 (10) (SRTSEQLIB)

ジョブに使用される分類順序テーブルが入っているライブラリーの名前を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。SRTSEQが*LANGIDUNQ, *LANGIDSHRまたは*HEXの場合は,ブランクが変数に戻されます。

LANGIDのCL変数 (3) (LANGID)

ジョブに使用される言語IDを示す値を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が3桁の文字変数でなければなりません。

CNTRYIDのCL変数 (2) (CNTRYID)

ジョブに使用される国別または地域別のIDを示す値を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が2桁の文字変数でなければなりません。

CCSIDのCL変数 (5 0) (CCSID)

使用されるコード化文字セットID値を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,小数部分を指定しない5桁の10進変数でなければなりません。

DFTCCSIDのCL変数 (5 0) (DFTCCSID)

ジョブに使用される省略時のコード化文字セットID値を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,小数部を持たない5桁の10進数でなければなりません。

CHRIDCTL用CL変数 (10) (CHRIDCTL)

ジョブに対する文字ID制御として使用される値を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

DECFMTのCL変数 (1) (DECFMT)

ジョブの10進数形式として使用されている文字を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は最小長が1文字の文字変数でなければなりません。

DATFMTのCL変数 (4) (DATFMT)

ジョブの日付形式として使用される特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が4文字の文字変数でなければなりません。

DATSEPのCL変数 (1) (DATSEP)

ジョブの日付区切り文字として使用される文字を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が1文字の文字変数でなければなりません。

TIMSEPのCL変数 (1) (TIMSEP)

ジョブの時刻区切り文字として使用される文字を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が1文字の文字変数でなければなりません。

DATEのCL変数 (6) (DATE)

ジョブの開始時に,システムによってジョブに割り当てられた日付を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が6文字の文字変数でなければなりません。ジョブ日付はジョブ日付の形式で戻されます。

CYMDDATEのCL変数 (7) (CYMDDATE)

ジョブの開始時に,システムによってジョブに割り当てられた日付を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が7文字の文字変数でなければなりません。ジョブ日付は形式CYYMMDDで戻されます。ここで,Cは世紀,YYは年,MMは月,DDは日です。

DATETIMEのCL変数 (20) (DATETIME)

ジョブの現在のローカル日時を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が20文字の文字変数でなければなりません。ジョブのローカル日時は,YYYYMMDDHHNNSSXXXXXXの形式で戻されます。ここで,YYYYは年,MMは月,DDは日,HHは時間,NNは分,SSは秒,およびXXXXXXはマイクロ秒です。

DAYOFWEEKのCL変数 (4) (DAYOFWEEK)

ジョブの現在のローカル曜日を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が4文字の文字変数でなければなりません。特殊値*SUN, *MON, *TUE, *WED, *THU, *FRI,または*SATが戻されます。

TIMZONのCL変数 (10) (TIMZON)

ローカル・ジョブ時間を計算するために使用される現行時間帯記述を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

TIMZONABBRのCL変数 (10) (TIMZONABBR)

ローカル・ジョブ時間を計算するために使用される時間帯の現行省略名,すなわち短い名前を受け取るCL変数の名前を指定します。この値には,夏時間調整時が有効であるかどうかに基づいて,標準時省略名か夏時間調整時省略名が含まれます。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

TIMZONFULLのCL変数 (50) (TIMZONFULL)

ローカル・ジョブ時間を計算するために使用される時間帯の現行フルネーム(つまり長い名前)を受け取るCL変数の名前を指定します。この値には,夏時間調整時が有効であるかどうかに応じて,標準時間フルネームか夏時間調整時フルネームのいずれかが入ります。この変数は,最小長が50文字の文字変数でなければなりません。

TIMOFFSETのCL変数 (3 0) (TIMOFFSET)

ローカル・ジョブ時間を計算するために使用される現行オフセット(分数)を受け取るCL変数の名前を指定します。この値は,必要に応じて夏時間調整時に調整されています。この変数は小数部分のない3桁の10進数の変数でなければなりません。

YEAROFSのCL変数 (3 0) (YEAROFS)

ジョブの年オフセットを受け取るCL変数の名前を指定します。この値は,現在のグレゴリオ年とジョブが使用する暦体系の現在の年の差(年数)を指定します。範囲は-140から140です。この変数は小数部分のない3桁の10進数の変数でなければなりません。

ACGCDEのCL変数 (15) (ACGCDE)

ジョブの会計コードを受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が15文字の文字変数でなければなりません。

SWSのCL変数 (8) (SWS)

ジョブによって使用される8個のジョブ・スイッチの値を受け取るCL変数の名前を指定します。ジョブ・スイッチは,各桁が対応するスイッチの値として1または0を指定する単一の8文字の値として検索されます。このCL変数は,最小の長さが8文字の文字変数でなければなりません。

RUNPTYのCL変数 (2 0) (RUNPTY)

このコマンドが使用されるジョブの処理優先順位を示す2桁の値(1から99の範囲)を受け取るCL変数の名前を指定します。この値は,ジョブ内のすべてのスレッドについて許される最高の実行優先順位です。ジョブ内の個々のスレッドはこれより低い実行優先順位になります。この変数は,小数部分を指定しない2桁の10進変数でなければなりません。

TIMESLICEのCL変数 (7 0) (TIMESLICE)

このジョブ内のスレッドが処理時間を与えられた時に実行できる最大ミリ秒数を示す7桁の値 (8から9999999)を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は小数部分のない7桁の10進数の変数でなければなりません。

PURGEのCL変数 (10) (PURGE)

タイム・スライスの終わりまたは長時間待機状態に入った時にこのジョブが主記憶域から取り出して,補助記憶域に入れるのに適格となるかどうかを示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。ジョブの除去の詳細については,ジョブ変更 (CHGJOB)コマンドのこのパラメーターの説明を参照してください。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

DFTWAITのCL変数 (7 0) (DFTWAIT)

システムが資源を獲得するためにマシン語命令を待機する最大秒数の省略時値を示す7桁の値(1から9999999の範囲あるいは値が*NOMAXに設定されている場合は-1)を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は小数部分のない7桁の10進数の変数でなければなりません。

SBMMSGQのCL変数 (10) (SBMMSGQ)

メッセージ待ち行列の名前を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

SBMMSGQLIBのCL変数 (10) (SBMMSGQLIB)

前に記述されたメッセージ待ち行列が入っているライブラリーの名前を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

DDMCNVのCL変数 (5) (DDMCNV)

ジョブでの分散データ管理機能(DDM)会話に取られる処置を示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。この変数は,最小長が5文字の文字変数でなければなりません。

TSEPOOLのCL変数 (10) (TSEPOOL)

対話式ジョブがタイム・スライスの終わりに達した時に対話式ジョブを別の主記憶域プールに移動するかどうかを示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。

THDRSCAFNのCL変数 (20) (THDRSCAFN)

2次スレッドに初期スレッドと同じシステム資源のグループへの類縁性があるかどうかを示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。特殊値*NOGROUPまたは*GROUPが最初の10文字で戻されます。2番目の10文字には,類縁性のレベルを示す特殊値が入ります。特殊値*NORMALまたは*HIGHが戻されます。この変数は,最小長が20文字の文字変数でなければなりません。

RSCAFNGRPのCL変数 (10) (RSCAFNGRP)

ジョブに同じルーティング項目または事前開始ジョブ項目を使用する他のジョブと同じプロセッサーおよびメモリーのグループへの類縁性があるかどうかを示す特殊値を受け取るCL変数の名前を指定します。変数は,最小長が10文字の文字変数でなければなりません。特殊値*NOまたは*YESが戻されます。

RTVJOBA   NBR(&JOBNBR)  DATE(&JOBDATE)  DFTCCSID(&DFTCSID)

このコマンドは,このコマンドが実行されるジョブのジョブ番号,ジョブ日付,および省略時のコード化文字セットIDを検索します。 6桁のジョブ番号がCL変数&JOBNBRにコピーされます。ジョブ日付はCL変数&JOBDATEにコピーされます。&JOBNBRと&JOBDATEの両方の値は6文字の長さでなければなりません。 5桁のDFTCCSID値がCL変数&DFTCCSIDにコピーされます。この値は5文字長さでなければなりません。日付の形式は,システム日付形式を制御するシステム値Q DATFMTの内容によって決定されます。

/*変数の宣言*/
DCL   &LIBL *CHAR 2750
DCL   &CHGLIBL *CHAR 2760
/*ライブラリー・リストの保管*/
RTVJOBA   USRLIBL(&LIBL)
 :
/*ライブラリー・リストの一時的な変更*/
CHGLIBL   LIBL(MYLIB QGPL)
 :
/*コマンド・ストリングの構築*/
CHGVAR   &CHGLIBL  ('CHGLIBL (' *CAT &LIBL *TCAT ')')
/*ライブラリー・リストの復元*/
CALL QCMDEXC (&CHGLIBL 2760)

上記のコマンドは,ライブラリー・リストのユーザー部分にMYLIBおよびQGPLだけがあったような場合に,それを後で一時的な状態からオリジナルの状態に復元できるように,ライブラリー・リストのユーザー部分を検索します。

ライブラリー・リストのユーザー部分にライブラリーがない場合には,ブランクが変数に戻されます。ライブラリー・リストのライブラリーが削除されていた場合には,変数のその名前の位置に値「*DELETED」が入れられます。

エラー・メッセージ

*ESCAPE メッセージ

CPF098A
USRLIBLパラメーター・サイズが小さすぎる。
CPF9899
コマンドの処理中にエラーが起こった。