JOBLOG_INFO テーブル関数
JOBLOG_INFO テーブル関数は、ジョブ・ログ内の各メッセージに対して 1 行を返します。
スキーマは QSYS2 です。
- job-name
- ジョブの修飾名を識別する文字またはグラフィック・ストリング式。特殊値 '*' は現行ジョブを示します。
この関数の結果は、以下の表に示された形式の複数行を含むテーブルです。列はすべて NULL 可能です。
列名 | データ・タイプ | 説明 |
---|---|---|
ORDINAL_POSITION | INTEGER | ジョブ・ログ内のメッセージの時間的順序を示す、各行の固有の数値。ジョブ・ログ内の最初 (最古) のメッセージの値は 1 になります。後続のメッセージの値は、前のメッセージに 1 を加えた値になります。この値はこのカタログの照会時に割り当てられるため、値が飛ぶことはありません。ジョブ・ログから削除されたメッセージに対する可視性はありません。 |
MESSAGE_ID | VARCHAR(7) | このメッセージのメッセージ ID。 これが即時メッセージまたは REQUEST メッセージの場合は、NULL 値が入ります。 |
MESSAGE_TYPE | VARCHAR(13) | メッセージのタイプ。値は次の通りです。
|
MESSAGE_SUBTYPE | VARCHAR(22) | メッセージのサブタイプ。 NOTIFY または ESCAPE メッセージの値は、以下のとおりです。
REPLY メッセージの値は、以下のとおりです。
|
SEVERITY | SMALLINT | メッセージに割り当てられている重大度。 |
MESSAGE_TIMESTAMP | TIMESTAMP | メッセージが出されたときのタイム・スタンプ。 |
FROM_LIBRARY | VARCHAR(10) | メッセージを送信したプログラムまたはサービス・プログラムが入っているライブラリー。 |
FROM_PROGRAM | VARCHAR(256) | メッセージを送信したプログラムまたはサービス・プログラムの名前。 |
FROM_MODULE | VARCHAR(10) | メッセージを送信したモジュール。 |
FROM_PROCEDURE | VARCHAR(4096) | メッセージを送信したプロシージャー。 |
FROM_INSTRUCTION | VARCHAR(10) | メッセージを送信した命令。 |
TO_LIBRARY | VARCHAR(10) | メッセージを受信したプログラムまたはサービス・プログラムが入っているライブラリー。 |
TO_PROGRAM | VARCHAR(10) | メッセージを受信したプログラムまたはサービス・プログラムの名前。 |
TO_MODULE | VARCHAR(10) | メッセージを受信したモジュール。 |
TO_PROCEDURE | VARCHAR(4096) | メッセージを受信したプロシージャー。 |
TO_INSTRUCTION | VARCHAR(10) | メッセージを受信した命令。 |
FROM_USER | VARCHAR(10) | メッセージが送信されたときのジョブのユーザー ID。 |
MESSAGE_FILE | VARCHAR(10) | メッセージが入っているメッセージ・ファイル。 |
MESSAGE_LIBRARY | VARCHAR(10) | メッセージ・ファイルを含むライブラリーの名前。 |
MESSAGE_TOKEN_LENGTH | SMALLINT | MESSAGE_TOKENS ストリングの長さ。 |
MESSAGE_TOKENS | VARCHAR(512) FOR BIT DATA | メッセージ・トークン・ストリング。 |
MESSAGE_TEXT | VARGRAPHIC(1024) CCSID 1200 | トークンを含むメッセージの第 1 レベル・テキスト。 |
MESSAGE_SECOND_LEVEL_TEXT | VARGRAPHIC(4096) CCSID 1200 | トークンを含むメッセージの第 2 レベルのテキスト。 |
例
- ジョブ 347117/Quser/Qzdasoinit のジョブ・ログ情報を返します。
SELECT * FROM TABLE(QSYS2.JOBLOG_INFO('347117/Quser/Qzdasoinit')) A
- ユーザーによって入力された最後のコマンドを抽出します。
SELECT MESSAGE_TEXT FROM TABLE(QSYS2.JOBLOG_INFO('817029/QUSER/QPADEV0004')) A WHERE A.MESSAGE_TYPE = 'REQUEST' ORDER BY ORDINAL_POSITION DESC FETCH FIRST 1 ROW ONLY