データベース・パフォーマンスに関するアプリケーション設計のヒント
データベース・パフォーマンスを最大限向上させるために SQL アプリケーションの設計時に適用できる設計上のヒントを説明します。
ライブ・データの使用
ライブ・データ
とは、データベース・マネージャーがデータのコピーを作成せずにデータを取り出すときに使用するアクセスのタイプのことを言います。 このタイプのアクセスを使用すると、プログラムに返されるデータは、常にデータベースの中のデータの現行値を反映します。 プログラマーは、データベース・マネージャーがデータのコピーを使用するか、データを直接取り出すかを制御できます。 この制御を行うには、プリコンパイラー・コマンドまたは
SQL の開始 (STRSQL)
コマンドで、データのコピー可能 (ALWCPYDTA) パラメーターを指定します。
オープン操作の回数の削減
SQL データ操作言語ステートメントでは、 データへのオープン・データ・パス (ODP) を作成するためにデータベースのオープン操作が必要になります。 オープン・データ・パスは、テーブルに対する入出力操作すべてを行うためのパスです。 ある意味では、これは SQL アプリケーションとテーブルを結び付けるものです。 プログラムでのオープン操作の回数は、パフォーマンスに大きく影響します。
カーソル位置の保持
カーソル位置を保持することによりパフォーマンスを向上させることができます。
親トピック:
データベース・パフォーマンスおよび Query 最適化