スカラー関数
スカラー関数 は入力引数をとり、単一値結果を返します。 スカラー関数は、式を使える場所であればどこでも使用す ることができます。
スカラー関数は、値の集合ではなく単一のパラメーター値に 適用されるものなので、集約関数を使用するときの制約事項はスカラー変数 には適用されません。 スカラー関数では、関数を引数として使用できます。 ただし、スカラー関数の中で式や集約関数を使用する場合は、それらの式および集約関数の使用法に適用される制約が適用されます。 例えば、スカラー関数の引数に集約関数を指定できるのは、そのスカラー関数が 使用される文脈で集約関数が許される場合だけです。
例
次の SELECT ステートメントの結果は、部門 D01 の従業員数と同 じ行数になります。
SELECT EMPNO, LASTNAME, YEAR(CURRENT DATE - BIRTHDATE)
FROM EMPLOYEE
WHERE WORKDEPT = 'D01'
- ABS
ABS 関数は、数値の絶対値を戻します。 - ACOS
ACOS 関数は、引数のアークコサイン (逆余弦) を、ラジアンで表した角度 で戻します。 ACOS 関数と COS 関数は、逆の演算です。 - ADD_MONTHS
ADD_MONTHS 関数は、expression に numeric-expression の月数を加えた日付またはタイム・スタンプを戻します。 - ANTILOG
ANTILOG 関数は、数値の逆対数 (底 10) を戻します。ANTILOG 関数と LOG 関数は、逆の演算です。 - ASCII
ASCII 関数は、引数の左端の文字の ASCII コード値を整数として戻します。 - ASIN
ASIN 関数は、引数のアークサイン (逆正弦) を、ラジアンで表した角 度で戻します。 ASIN 関数と SIN 関数は、逆の演算です。 - ATAN
ATAN 関数は、引数のアークタンジェント (逆正接) を、ラジアンで表した 角度で戻します。 ATAN 関数と TAN 関数は、逆の演算になります。 - ATANH
ATANH 関数は、数値の双曲線アークタンジェント (双曲線逆正接) をラジアンで戻します。 ATANH 関数と TANH 関数は、逆の演算です。 - ATAN2
ATAN2 関数は、x 座標と y 座標のアークタンジェント (逆正接) を、ラジアン で表された角度として戻します。 最初の引数と 2 番目の引数は、それぞれ x 座標と y 座標を 表します。 - BIGINT
BIGINT 関数は、64 ビット整数表現を返します。 - BINARY
BINARY 関数は、任意のタイプのストリングの BINARY 表現を戻します。 - BITAND、BITANDNOT、BITOR、BITXOR、および BITNOT
これらのビット関数は、入力引数の整数値の「2 の補数」表現について操作し、入力引数のデータ・タイプに基づくデータ・タイプで、対応する 10 進整数値として結果を戻します。 - BIT_LENGTH
BIT_LENGTH 関数は、ストリング式の長さをビット数で戻します。 - BLOB
BLOB 関数は、任意のタイプのストリングの BLOB 表現を戻します。 - CARDINALITY
CARDINALITY 関数は、配列のエレメント数を表わす値を戻します。 - CEILING
CEIL または CEILING 関数は、式 より大きいか等しい最小の整数値を戻します。 - CHAR
CHAR 関数は、固定長文字ストリング表現を返します。 - CHARACTER_LENGTH
CHARACTER_LENGTH または CHAR_LENGTH 関数は、ストリング式の長さを戻します。 - CHR
CHR 関数は、引数で指定された ASCII コード値をもつ文字を返します。 expression が 0 であれば、結果はブランク文字になります (X'20')。 - CLOB
CLOB 関数は、文字ストリング表現を返します。 - COALESCE
COALESCE 関数は、NULL でない最初の式の値を戻します。 - COMPARE_DECFLOAT
COMPARE_DECFLOAT 関数は DECFLOAT 値の順序付けを返します。 - CONCAT
CONCAT 関数は、2 つの引数を結合します。 - CONTAINS
CONTAINS 関数は、検索引数で指定した基準を使用してテキスト検索索引を検索し、一致項目が見つかったかどうかについての結果を戻します。 - COS
COS 関数は、引数のコサイン (余弦) を戻すもので、引数は ラジアンで表された角度です。 COS 関数と ACOS 関数は、逆の演算になります。 - COSH
COSH 関数は、引数の双曲線コサイン (双曲線余弦) を戻すもので、引数はラジアンで表された角度です。 - COT
COT 関数は引数のコタンジェント (余接) を戻すもので、引数はラジアンで表された角度です。 - CURDATE
CURDATE 関数は、SQL ステートメントが現行サーバーで実行される時点の刻時機構の読み取りに基づく日付を戻します。 CURDATE 関数によって戻される値は、CURRENT DATE 特殊レジスターによって戻される値と同じです。 - CURTIME
CURTIME 関数は、SQL ステートメントが現行サーバーで実行される時点の刻時機構の読み取りに基づく時刻を戻します。 CURTIME 関数によって戻される値は、CURRENT TIME 特殊レジスターによって戻される値と同じです。 - DATABASE
DATABASE 関数は、現行サーバーを戻します。 - DATAPARTITIONNAME
DATAPARTITIONNAME 関数は、行が置かれているパーティションの名前を戻します。 引数がパーティション化されていない表を示している場合は、空ストリングが戻されます。 - DATAPARTITIONNUM
DATAPARTITIONNUM 関数は、行のデータ・パーティション番号を戻します。 引数がパーティション化されていない表を示している場合は、値 0 が戻されます。 - DATE
DATE 関数は、指定された値に基づく日付を戻します。 - DAY
DAY 関数は、指定した値の日の部分を戻します。 - DAYNAME
引数の日の部分の曜日の名前 (例えば、Friday) を含む大/小文字混合の文字ストリングを返します。 - DAYOFMONTH
DAYOFMONTH 関数は、月の中の日付を表す 1 から 31 の整数を戻します。 - DAYOFWEEK
DAYOFWEEK 関数は、曜日を表す 1 から 7 までの整数 (1 は日曜日を表し、7 は土曜日を表す) を戻します。 - DAYOFWEEK_ISO
DAYOFWEEK_ISO 関数は、曜日を表す 1 から 7 までの整数 (1 は 月曜日を表し、7 は日曜日を表す) を戻します。 - DAYOFYEAR
DAYOFYEAR 関数は、年間通算日を表す 1 から 366 までの整数 (1 は 1 月 1 日を表す) を戻します。 - DAYS
DAYS 関数は、日付の整数表現を戻します。 - DBCLOB
DBCLOB 関数は、グラフィック・ストリング表現を返します。 - DBPARTITIONNAME
DBPARTITIONNAME 関数は、行が置かれているリレーショナル・データベースの名前 (データベース・パーティション名) を戻します。 引数が非分散表を示している場合は、現行サーバーが戻されます。 - DBPARTITIONNUM
DBPARTITIONNUM 関数は、行のノード番号 (データベース・パーティション名) を戻します。 - DECFLOAT
DECFLOAT 関数は、数値または数値のストリング表現を 10 進浮動小数点で表現したものを返します。 - DECFLOAT_SORTKEY
DECFLOAT_SORTKEY 関数は DECFLOAT 値のソートに使用できる 2 進値を返します。 - DECIMAL または DEC
DECIMAL 関数は、10 進数表現を返します。 - DECRYPT_BIT、DECRYPT_BINARY、 DECRYPT_CHAR、および DECRYPT_DB
DECRYPT_BIT、DECRYPT_BINARY、 DECRYPT_CHAR、および DECRYPT_DB 関数は、暗号化されたデータを暗号化解除した結果の値を戻します。 暗号化解除に使用されるパスワードは、パスワード・ストリング 値か、 SET ENCRYPTION PASSWORD ステートメントで割り当てられる ENCRYPTION PASSWORD 値 です。 - DEGREES
DEGREES 関数は、引数の度数をラジアンで表した角度で戻します。 - DIFFERENCE
DIFFERENCE 関数は、ストリングに SOUNDEX 関数を適用し、2 つのストリン グの音の相違を表す 0 から 4 の値を戻します。値 4 が、音が一致する可能性が最も高くなります。 - DIGITS
DIGITS 関数は、数値の絶対値の文字ストリング表現を戻します。 - DLCOMMENT
DLCOMMENT 関数は、データ・リンク値からコメント値を (それが存在する場合) を戻します。 - DLLINKTYPE
DLLINKTYPE 関数は、データ・リンク値からリンク・タイプ値を戻します。 - DLURLCOMPLETE
DLURLCOMPLETE 関数は、リンク・タイプ URL のデータ・リンク値から完全な URL 値を戻します。この値は、DLURLSCHEME を '://' と、次に DLURLSERVER と、さらに DLURLPATH と連結した結果と同じに なります。データ・リンクの属性が FILE LINK CONTROL で、しかも READ PERMISSION DB である場合、値にはファイル・アクセス・トークンが含まれます。 - DLURLPATH
DLURLPATH 関数は、リンク・タイプ URL のデータ・リンク値から、あるサーバー内のファイルにアクセスするのに必要なパスとファイル名を戻します。該当する場合は、この値にはファイル・アクセス・トークンが含まれます。 - DLURLPATHONLY
DLURLPATHONLY 関数は、リンク・タイプ URL のデータ・リンク値から、あるサーバー内のファイルにアクセスするのに必要なパスとファイル名を戻します。 戻される値には、ファイル・アクセス・トークンは含まれていません。 - DLURLSCHEME
DLURLSCHEME 関数は、リンク・タイプ URL のデータ・リンク値からその スキームを戻します。この値は常に大文字です。 - DLURLSERVER
DLURLSERVER 関数は、リンク・タイプ URL のデータ・リンク値から、ファイル・サーバーを戻します。 この値は常に大文字です。 - DLVALUE
DLVALUE 関数は、データ・リンク値を戻します。 この関数を UPDATE ステートメントの SET 文節の右側または INSERT ステートメントの VALUES 文節で使用した場合は、通常はファイルに対するリンクも作成されます。ただし、コメントだけを指定すると (この場合は、データ・ロケーション は長さゼロのストリング)、データ・リンク値は空のリンク属性を使用して作成され、したがってファイル・リンクにはなりません。 - DOUBLE_PRECISION または DOUBLE
DOUBLE_PRECISION と DOUBLE の関数は、浮動小数点表現を返します。 - ENCRYPT_AES
ENCRYPT_ 関数は、AES 暗号化アルゴリズムを使用して データ・ストリング を暗号化した結果の値を返します。 暗号化解除に使用されるパスワードは、パスワード・ストリング 値か、 暗号化パスワードの値 (SET ENCRYPTION PASSWORD ステートメントで割り当てられる) です。 - ENCRYPT_RC2
ENCRYPT_RC2 関数は、RC2 暗号化アルゴリズムを使用して データ・ストリング を暗号化した結果の値を戻します。 暗号化解除に使用されるパスワードは、パスワード・ストリング 値か、 暗号化パスワードの値 (SET ENCRYPTION PASSWORD ステートメントで割り当てられる) です。 - ENCRYPT_TDES
ENCRYPT_TDES 関数は、Triple DES 暗号化アルゴリズムを使用して データ・ストリング を暗号化した結果の値を戻します。 暗号化解除に使用されるパスワードは、パスワード・ストリング 値か、 暗号化パスワードの値 (SET ENCRYPTION PASSWORD ステートメントで割り当てられる) です。 - EXP
EXP 関数は、自然対数の底 (e) を引数の指定だけ累乗した値を戻します。 EXP 関数と LN 関数は、逆の演算になります。 - EXTRACT
EXTRACT 関数は、日時値の指定した部分を戻します。 - FLOAT
FLOAT 関数は、数値またはストリングの浮動小数点数表現を戻します。 - FLOOR
FLOOR 関数は、式 に等しいか数値式より小さい最大の整数を戻します。 - GENERATE_UNIQUE
GENERATE_UNIQUE 関数は、同じ関数の他の実行と比較して固有である、13 バイトの長さのビット・データ文字ストリング (CHAR(13) FOR BIT DATA) を戻します。この関数は、非決定論的であると定義されます。 - GET_BLOB_FROM_FILE
GET_BLOB_FROM_FILE 関数は、ソース・ストリーム・ファイルまたはソース物理ファイルからデータを戻します。 - GET_CLOB_FROM_FILE
GET_CLOB_FROM_FILE 関数は、ソース・ストリーム・ファイルまたはソース物理ファイルからデータを戻します。 - GET_DBCLOB_FROM_FILE
GET_DBCLOB_FROM_FILE 関数は、ソース・ストリーム・ファイルまたはソース物理ファイルからデータを戻します。 - GET_XML_FILE
GET_XML_FILE 関数は、ソース・ストリーム・ファイルまたはソース物理ファイルからデータを戻します。 - GETHINT
GETHINT 関数は、暗号化されたデータ の中でパスワード・ヒントが検出されたら、それを戻します。 パスワード・ヒントは、データ所有者がパスワードを思い出すのに役立つ句です (例えば、 「Ocean」は「Pacific」を思い出すためのヒント)。 - GRAPHIC
GRAPHIC 関数は、ストリング式の固定長グラフィック文字表現を戻します。 - HASH
HASH 関数は、値の集合のパーティション番号を戻します。 - HASHED_VALUE
HASHED_VALUE 関数は、行のパーティション・キー値にハッシュ関数を適用して取得した、 行のパーティション・マップ索引番号を戻します。 - HEX
HEX 関数は、値の 16 進数表現を戻します。 - HOUR
HOUR 関数は、指定した値の時の部分を戻します。 - IDENTITY_VAL_LOCAL
IDENTITY_VAL_LOCAL は、識別列に割り当てられた最も新しい値を戻す 非決定性関数です。 - IFNULL
IFNULL 関数は、NULL でない最初の式の値を戻します。 - INSERT
ソース・ストリング の開始桁 から 長さ 文字を削除し、ソース・ストリング の開始桁 の位置に 挿入ストリング を挿入したストリングを戻します。 - INTEGER または INT
INTEGER 関数は整数表現を返します。 - JULIAN_DAY
JULIAN_DAY 関数は、紀元前 4713 年 1 月 1 日 (ユリウス暦の開始日) から 引数で指定された日付までの日数を表す整数値を戻します。 - LAND
LAND 関数は、引数である 2 つのストリングの論理「AND」であるストリングを戻します。 この関数は、最初の引数ストリングを取り、次のストリングとの AND 演算を行い、 それ以後、次々に前の結果を使用して次の引数との AND 演算を繰り戻していきます。 文字ストリング引数が前の結果より短い場合は、ブランクが埋め込まれます。 2 進ストリング引数が前の結果より短い場合は、16 進数のゼロが埋め込まれます。 - LAST_DAY
LAST_DAY 関数は、expression で指定される月の最後の日を表す日付またはタイム・スタンプを戻します。 - LCASE
LCASE 関数は、すべての文字を引数の CCSID に基づいて小文字に変換したストリングを戻します。 - LEFT
LEFT 関数は、式 の左端から整数 個の文字を戻します。 - LENGTH
LENGTH 関数は、値の長さを戻します。 - LN
LN 関数は、数値の自然対数を戻します。LN 関数と EXP 関数は、互いに逆の演算になります。 - LNOT
LNOT 関数は、引数ストリングの論理否定 (論理 NOT) であるストリングを戻します。 - LOCATE
LOCATE 関数は、あるストリング (search-string と呼ばれる) の、別のストリング (source-string と呼ばれる) の中での、最初の出現箇所の開始位置を戻します。 検索ストリング が見つからず、どちらの引数も NULL でない場合、結果はゼロになります。検索ストリング が見つかった場合、結果は 1 から ソース・ストリング の実際の長さまでの数値になります。オプションの start が指定されている場合、それは、source-string 中での検索が開始される文字位置を示します。 - LOCATE_IN_STRING
LOCATE_IN_STRING 関数は、あるストリング (source-string、ソース・ストリングと呼ばれる) の中の、別のストリング (search-string、検索ストリングと呼ばれる) の開始位置を戻します。 検索ストリング が見つからず、どちらの引数も NULL でない場合、結果はゼロになります。検索ストリング が見つかった場合、結果は 1 から ソース・ストリング の実際の長さまでの数値になります。オプションの start が指定されている場合、それは、source-string 中での検索が開始される文字位置を示します。 - LOG10
LOG10 関数は、数値の共通対数 (底 10) を戻します。 LOG10 関数と ANTILOG 関数は、逆の演算です。 - LOR
LOR 関数は、引数ストリングの論理和 (論理 OR) のストリングを戻します。 この関数は、まず最初の引数ストリングと次のストリングとの OR 演算を行い、 その後次々に得られた結果を使用して次の引数との OR 演算を行っていきます。 文字ストリング引数が前の結果より短い場合は、ブランクが埋め込まれます。 2 進ストリング引数が前の結果より短い場合は、16 進数のゼロが埋め込まれます。 - LOWER
LOWER 関数は、すべての文字を引数の CCSID に基づいて小文字に変換したストリングを戻します。 SBCS、Unicode グラフィック文字だけが変換されます。 A から Z の文字は a から z に変換され、発音記号がある場合はそれぞれの下段シフトに変換されます。 - LPAD
LPAD 関数は、左側に埋め込みが行われた expression で構成されるストリングを戻します。 - LTRIM
LTRIM 関数は、式の前部からブランクまたは 16 進数ゼロを除去します。 - MAX
MAX スカラー関数は、値の集合の中の最大値を戻します。 - MAX_CARDINALITY
MAX_CARDINALITY 関数は、配列に含めることのできるエレメントの最大数を表わす値を戻します。この値は、ユーザー定義の配列タイプに対して CREATE TYPE (配列) ステートメントで指定したカーディナリティーです。 - MICROSECOND
MICROSECOND 関数は、値のマイクロ秒の部分を戻します。 - MIDNIGHT_SECONDS
MIDNIGHT_SECONDS 関数は、真夜中から引数に指定されている時刻値までの秒数を表す 0 から 86 400 の整数値を戻します。 - MIN
MIN スカラー関数は、値の集合の中の最小値を戻します。 - MINUTE
MINUTE 関数は、指定した値の分の部分を戻します。 - MOD
MOD 関数は、最初の引数を 2 番目の引数で割って、その剰余を戻します。 - MONTH
MONTH 関数は、指定した値の月の部分を戻します。 - MONTHNAME
引数の月の部分の月の名前 (例えば、January) を含む大/小文字混合の文字ストリングを返します。 - MONTHS_BETWEEN
MONTHS_BETWEEN 関数は、expression1 および expression2 の間の概算月数を返します。 - MQREAD
MQREAD 関数は、キューからメッセージを除去せずに、指定された MQSeries® ロケーション (VARCHAR の戻り値) からメッセージを戻します。 - MQREADCLOB
MQREADCLOB 関数は、キューからメッセージを除去せずに、指定された MQSeries ロケーション (CLOB の戻り値) からメッセージを戻します。 - MQRECEIVE
MQRECEIVE 関数は、指定された MQSeries ロケーション (VARCHAR の戻り値) からメッセージを戻し、キューからメッセージを除去します。 - MQRECEIVECLOB
MQRECEIVECLOB 関数は、指定された MQSeries ロケーション (CLOB の戻り値) からメッセージを戻し、キューからメッセージを除去します。 - MQSEND
MQSEND 関数は、指定の MQSeries ロケーションにメッセージを送信します。 - MULTIPLY_ALT
MULTIPLY_ALT スカラー関数は、2 つの引数の積を 10 進数として戻します。 これは、引数の精度の合計が 63 を超える場合は特に、乗算演算子の代わりとして提供されます。 - NEXT_DAY
NEXT_DAY 関数は、expression の日付より 後の、string-expression で指定された曜日の最初の日付またはタイム・スタンプ値を戻します。 - NORMALIZE_DECFLOAT
NORMALIZE_DECFLOAT 関数は、最も単純な形式に設定された入力引数と等しい DECFLOAT 値を返します。 - NOW
NOW 関数は、SQL ステートメントが現行サーバーで実行される時点の刻時機構の読み取りに基づくタイム・スタンプを戻します。NOW 関数によって戻される値は、CURRENT_TIMESTAMP(6) 特殊レジスターによって戻される値と同じです。この関数が 1 つの SQL ステートメント内で複数回使用される場合、または 1 つのステートメント内で CURDATE または CURTIME スカラー関数、あるいは CURRENT_DATE、CURRENT_TIME、 または CURRENT_TIMESTAMP 特殊レジスターとともに使用される場合は、値はすべて 1 回の刻時機構読み取りに基づきます。 - NULLIF
NULLIF 関数は、引数が等しい場合に NULL を戻します。等しくない場合は、最初の引数の値を戻します。 - OCTET_LENGTH
OCTET_LENGTH 関数は、ストリング式の長さをオクテット数 (バイト数) で戻します。 - OVERLAY
ソース・ストリング の開始桁 から 長さ 文字を削除し、ソース・ストリング の開始桁 の位置に 挿入ストリング を挿入したストリングを戻します。 - PI
π の値として 3.141592653589793 が戻されます。 引数はありません。 - POSITION
POSITION 関数は、あるストリング (検索ストリング と呼ばれる) の、別のストリング (ソース・ストリング と呼ばれる) の中での、最初の出現箇所の開始位置を戻します。検索ストリング が見つからず、どちらの引数も NULL でない場合、結果はゼロになります。検索ストリング が見つかった場合、結果は 1 から ソース・ストリング の実際の長さまでの数値になります。 - POSSTR
POSSTR 関数は、あるストリング (search-string と呼ばれる) の、別のストリング (source-string と呼ばれる) の中での、最初の出現箇所の開始位置を戻します。検索ストリング が見つからず、どちらの引数も NULL でない場合、結果はゼロになります。検索ストリング が見つかった場合、結果は 1 から ソース・ストリング の実際の長さまでの数値になります。 - POWER
POWER 関数は、最初の引数を 2 番目の引数で累乗した値を戻します。 - QUANTIZE
QUANTIZE 関数は、値 (丸めが行われる場合は除く) および符号が expression-1 と等しく、また、指数セットが expression-2 内の指数と等しい 10 進浮動小数点値を返します。 - QUARTER
QUARTER 関数は、日付が存在する四半期を表す 1 から 4 までの整数を戻し ます。例えば、1 月、2 月、3 月の日付は、いずれも整数 1 を戻します。 - RADIANS
RADIANS 関数は、度で表された引数に対してラジアン数を戻します。 - RAISE_ERROR
RAISE_ERROR 関数は、この関数を呼び出すステートメントが、指定された SQLSTATE (SQLCODE -438 と共に) および診断ストリングを付けてエラーを返すようにします。 - RAND
RAND 関数は、0 以上で 1 以下の浮動小数点値を戻します。 - REAL
REAL 関数は、単精度浮動小数点表現を返します。 - REGEXP_COUNT
REGEXP_COUNT 関数は、ストリングで正規表現パターンが一致した回数を戻します。 - REGEXP_INSTR
REGEXP_INSTR は、return_option 引数の値に応じて、一致したサブストリングの開始位置、または終了後の位置を戻します。 - REGEXP_REPLACE
REGEXP_REPLACE 関数は、ソース・ストリング内で見つかった正規表現パターンのオカレンスを、指定した置換ストリングに置き換えて、ソース・ストリングを変更したものを戻します。 - REGEXP_SUBSTR
REGEXP_SUBSTR 関数は、ストリングで正規表現パターンに一致するサブストリングの 1 つのオカレンスを戻します。 - REPEAT
REPEAT 関数は、整数 回繰り返される式 で構成されるストリングを戻します。 - REPLACE
REPLACE 関数は、 ソース・ストリング の中の検索ストリング のすべての出現箇所を 置換ストリング で置き換えます。 ソース・ストリング の中で検索ストリング が検出されない場合は、 ソース・ストリング が未変更のまま戻されます。 - RID
RID 関数は、行の相対レコード番号を BIGINT として返します。 - RIGHT
RIGHT 関数は、式 の右端から整数 個の文字を戻します。 - ROUND
ROUND 関数は、expression–1 を、小数点の右側または左側の特定の桁で丸めた値を返します。 - ROUND_TIMESTAMP
ROUND_TIMESTAMP 関数は、expression を 、format-string で指定された単位に丸めたタイム・スタンプを戻します。format-string を指定しないと、expression は、format-string に「DD」が指定されたものとして、最も近い日に丸められます。 - ROWID
ROWID 関数は、文字ストリングを行 ID にキャストします。 - RPAD
RPAD 関数は、右側に埋め込みが行われた expression で構成されるストリングを戻します。 - RRN
RRN 関数は、行の相対レコード番号を戻します。 - RTRIM
RTRIM 関数は、ストリング式の後部からブランクまたは 16 進数ゼロを除去します。 - SCORE
SCORE 関数は、検索引数で指定した基準を使用してテキスト検索索引を検索し、文書が照会内容に一致する割合を測定した関連度スコアを返します。 - SECOND
SECOND 関数は、値の秒の部分と、オプションで小数秒を戻します。 - SIGN
SIGN 関数は式の符号の標識を戻します。 - SIN
SIN 関数は引数のサイン (正弦) を戻すもので、引数はラジアンで 表された角度です。 SIN 関数と ASIN 関数は、逆の演算になります。 - SINH
SINH 関数は引数の双曲線サイン (双曲線正弦) を戻すもので、引数は ラジアンで表された角度です。 - SMALLINT
SMALLINT 関数は、短整数表現を返します。 - SOUNDEX
SOUNDEX 関数は、引数内のワードの音を表す 4 文字コードを戻します。 この結果は、他のストリングの音と比較するのに使用できます。 - SPACE
SPACE 関数は、引数で指定された SBCS ブランク数からなる文字ストリン グを戻します。 - SQRT
SQRT 関数は、数値の平方根を戻します。 - STRIP
STRIP 関数はブランクまたは指定されたその他の文字を、 ストリング式の末尾、先頭、またはその両側から除去します。 - SUBSTR
SUBSTR 関数は、ストリングのサブストリングを戻します。 - SUBSTRING
SUBSTRING 関数は、ストリングのサブストリングを戻します。 - TABLE_NAME
TABLE_NAME 関数は、別名に対して検出されたオブジェクトの非修飾名を戻します。 - TABLE_SCHEMA
TABLE_SCHEMA 関数は、別名に対して検出されたオブジェクトのスキーマ名を戻します。 - TAN
TAN 関数は引数のタンジェント (正接) を戻すもので、引数は ラジアンで表された角度です。 TAN 関数と ATAN 関数は、逆の演算になります。 - TANH
TANH 関数は引数の双曲線タンジェント (双曲線正接) を戻すもので、引数はラジアンで表された角度です。 TANH 関数と ATANH 関数は、逆の演算になります。 - TIME
TIME 関数は、指定された値から時刻を戻します。 - TIMESTAMP
TIMESTAMP 関数は、1 つ以上の引数から導き出される タイム・スタンプを戻します。 - TIMESTAMP_FORMAT
TIMESTAMP_FORMAT 関数は、指定された形式を使用した入力ストリングの解釈に基づくタイム・スタンプを戻します。 - TIMESTAMP_ISO
日付、時刻、またはタイム・スタンプ引数に基づくタイム・スタンプ値を戻します。 引数が日付の場合、タイム・スタンプの時刻の部分および小数秒の部分にはゼロ が挿入されます。引数が時刻の場合、 タイム・スタンプの日付の部分に CURRENT DATE の値が挿入され、 タイム・スタンプの小数秒の部分にゼロが挿入されます。 - TIMESTAMPDIFF
TIMESTAMPDIFF 関数は、2 つのタイム・スタンプの差に基づいて、最初の引数によって定義されたタイプの間隔の見積数を戻します。 - TOTALORDER
TOTALORDER 関数は DECFLOAT 値の順序付けを返します。 - TRANSLATE
TRANSLATE 関数は、 式 の中の 1 つ以上の文字を他の文字に変換した値を戻します。 - TRIM
TRIM 関数はブランクまたは指定されたその他の文字を、 ストリング式の末尾、先頭、またはその両側から除去します。 - TRIM_ARRAY
TRIM_ARRAY 関数は、配列引数の末尾から指定の数だけエレメントを削除して、配列のコピーを戻します。 - TRUNCATE または TRUNC
TRUNCATE 関数は、expression–1 を、小数点の右側または左側の特定の桁で切り捨てた値を返します。 - TRUNC_TIMESTAMP
TRUNC_TIMESTAMP 関数は、timestamp-expression を format-string によって指定された単位に切り捨てたタイム・スタンプを返します。format-string を指定しないと、expression は、format-string に「DD」が指定されたものとして、最も近い日に切り捨てられます。 - UCASE
UCASE 関数は、すべての文字を引数の CCSID に基づいて大文字に変換したストリングを戻します。 - UPPER
UPPER 関数は、すべての文字を引数の CCSID に基づいて大文字に変換したストリングを戻します。 SBCS および Unicode グラフィック文字だけが変換されます。a から z の文字は A から Z に変換され、発音記号付きの文字はそれぞれの大文字に変換されます。 - VALUE
VALUE 関数は、NULL でない最初の式の値を戻します。 - VARBINARY
VARBINARY 関数は、任意のタイプのストリングの VARBINARY 表現を戻します。 - VARBINARY_FORMAT
VARBINARY_FORMAT 関数は、format-string を使用してフォーマットされた文字ストリングのバイナリー・ストリング表現を戻します。 - VARCHAR
VARCHAR 関数は、文字ストリング表現を返します。 - VARCHAR_FORMAT
VARCHAR_FORMAT 関数は、最初の引数の文字ストリング表現を、オプションの format-string で示されたフォーマットで戻します。 - VARCHAR_FORMAT_BINARY
VARCHAR_FORMAT_BINARY 関数は、format-string を使用してフォーマットされたビット・ストリングの文字ストリング表現を戻します。 - VARGRAPHIC
VARGRAPHIC 関数は、グラフィック・ストリング表現を返します。 - VERIFY_GROUP_FOR_USER
VERIFY_GROUP_FOR_USER 関数は、 指定されたユーザーが、ユーザー・プロファイル・リスト中にあるか、または、 authorization-id-expression 引数のリストで指定されたグループ・ユーザー・プロファイルのいずれかのメンバーであるかを示す値を戻します。 - WEEK
WEEK 関数は、年間通算週を表す 1 から 54 までの範囲の整数を戻します。 週は日曜日から始まります。1 月 1 日は常に第 1 週に入ります。 - WEEK_ISO
WEEK_ISO 関数は、年間通算週を表す 1 から 53 までの範囲の整数を戻 します。週は月曜日から始まります。週 1 は、木曜日が含まれるその年の最初 の週を表します。つまり、1 月 4 日が含まれる最初の週と同じことです。したがって、年初の最高 3 日間が前 年の最後の週と見なされたり、年末の最高 3 日間が来年の最初の週と見なさ れたりする可能性があります。 - WRAP
WRAP 関数は、判読可能な DDL ステートメントを、難読化された DDL ステートメントに変換します。 - XMLATTRIBUTES
XMLATTRIBUTES 関数は、引数から XML 属性を構成します。 - XMLCOMMENT
XMLCOMMENT 関数は、内容が入力引数の XML 値を戻します。 - XMLCONCAT
XMLCONCAT 関数は、可変数の XML 入力引数を連結したものを含むシーケンスを戻します。 - XMLDOCUMENT
XMLDOCUMENT 関数は、XML 値を戻します。 - XMLELEMENT
XMLELEMENT 関数は、XML エレメントである XML 値を戻します。 - XMLFOREST
XMLFOREST 関数は、XML エレメントのシーケンスである XML 値を戻します。 - XMLNAMESPACES
XMLNAMESPACES 宣言は、引数からネーム・スペース宣言を構成します。この宣言は XMLELEMENT 関数と XMLFOREST 関数の引数としてのみ使用できます。結果は、NULL 以外の入力値のそれぞれの有効範囲内ネーム・スペースが入っている、1 つ以上の XML ネーム・スペース宣言です。 - XMLPARSE
XMLPARSE 関数は、引数を XML 文書として解析し、XML 値を戻します。 - XMLPI
XMLPI 関数は、単一の処理命令を含む XML 値を戻します。 - XMLROW
XMLROW 関数は、整形式 XML 文書である XML 値を戻します。 - XMLSERIALIZE
XMLSERIALIZE 関数は、XML-expression 引数から生成される、指定のデータ・タイプの直列化された XML 値を戻します。 - XMLTEXT
XMLTEXT 関数は、string-expression の値を含む XML 値を戻します。 - XMLVALIDATE
XMLVALIDATE 関数は、デフォルト値およびタイプ・アノテーションを含む、XML スキーマ妥当性検査から取得した情報が加えられた入力 XML 値のコピーを戻します。 - XOR
XOR 関数は、引数ストリングの論理 XOR であるストリングを戻します。 この関数は、最初の引数ストリングを次のストリングと XOR 演算し、それから前の結果を使用して、連続する各引数との XOR 演算を繰り返します。文字ストリング引数が前の結果より短い場合は、ブランクが埋め込まれます。 2 進ストリング引数が前の結果より短い場合は、16 進数のゼロが埋め込まれます。 - XSLTRANSFORM
XSLTRANSFORM は、XML 文書を他のデータ形式に変換します。データは XSLT プロセッサーで可能なあらゆる形式、例えば、XML、HTML、またはプレーン・テキスト (ただし必ずしもこれらに限定されない) などに変換できます。 - YEAR
YEAR 関数は、指定された値の年の部分を戻します。 - ZONED
ZONED 関数は、ゾーン 10 進数表現を返します。
親トピック: 組み込み関数