- ジョブ・ログ処理 (WRKJOBLOG) コマンドを使用すると、完了ジョブの保留ジョブ・ログ、ジョブ・ログのすべてのスプール・ファイル、またはその両方を表示することができます。
例えば、終了しているすべてのジョブの処理中のジョブ・ログのリストを表示するには、以下を入力します。
WRKJOBLOG JOBLOGSTT(*PENDING)
- ジョブが活動中であるかジョブ待ち行列にある場合、またはジョブ・ログが処理中の場合は、ジョブ・ログ表示 (DSPJOBLOG) コマンドを使用します。例えば、ディスプレイ装置 WS1 の JSMITH というユーザーの対話式ジョブのジョブ・ログを表示したい場合には、次のように入力します。
DSPJOBLOG JOB(nnnnnn/JSMITH/WS1)
ここで nnnnnn はジョブ番号です。
- ジョブが終了し、ジョブ・ログが出力ファイルに書き込まれてはいるがまだ印刷されていない場合には、
次のように スプール・ファイル表示 (DSPSPLF) コマンドを使用します。
DSPSPLF FILE(QPJOBLOG) JOB(001293/FRED/WS3)
このコマンドは、ディスプレイ装置 WS3 の FRED というユーザーに関連したジョブ番号 001293 のジョブ・ログを表示します。
ユーザーが自身の対話式ジョブのジョブ・ログを表示するには、次のいずれかを行います。
- 次のコマンドを入力します。
DSPJOBLOG
- WRKJOB コマンドを入力し、「ジョブの処理」画面でオプション 10 (ジョブ・ログの表示) を選択します。
- コマンド入力画面で F10 キー (詳細メッセージの組み込み) を押します (このキーを押すとジョブ・ログに記録されているメッセージが表示されます)。
- ディスプレイ装置の入力禁止表示標識がオンになり、
そのまま消えない場合には、次を行ってください。
- システム要求キーを押し、次に実行キーを押します。
- システム要求メニューで、オプション 3 (現行ジョブの表示) を選択します。
- ジョブの表示メニューで、オプション 10 (活動状態、またはジョブ待ち行列にある場合のジョブ・ログの表示) を選択します。
- 「ジョブ・ログ表示」画面に、処理要求として DSPJOB が現れます。
F10 (詳細メッセージの表示) キーを押します。
- 「すべてのメッセージの表示」画面で、前ページ・キーを用いて、
システム要求キーを押す前に受け取られたメッセージを表示します。
- SIGNOFF コマンドに LOG(*LIST) を指定して、ワークステーションをサインオフします。
DSPJOBLOG コマンドを使用すると、「ジョブ・ログ表示」画面が表示されます。
この画面には、プログラム名とそれに付随して以下のような特殊記号が示されます。
- >>
- 実行中のコマンドまたは次に実行されるコマンド。
例えば、プログラムが呼び出された場合には、
そのプログラムの呼び出しが示されます。
- >
- そのコマンドの処理が完了したことを示します。
- . .
- そのコマンドがまだ処理されていないことを示します。
- ?
- 応答メッセージ。
この記号は、応答を必要としているメッセージおよび既に応答済みのメッセージの両方に付けられています。
「ジョブ・ログ表示」画面では、以下のいずれかを行うことができます。
- F10 を押して詳細なメッセージを表示する。
この画面には、高水準言語 (HLL) プログラム、または LOG が活動状態にある CL プログラムかプロシージャーで実行されたコマンドまたは命令が表示されます。
- カーソル移動キーを使用して、ジョブ・ログの終わりに進む。
ジョブ・ログの終わりに早く進みたい場合には、F18 (最下部) を押します。
F18 を押した後で、実行中のコマンドを見るためにロールダウンを行わなければならないこともあります。
- カーソル移動キーを押して、ジョブ・ログの始めに戻る。
ジョブ・ログの始めに早く戻りたい場合には、F17 (最上部) を押します。
DSPJOBLOG コマンドを使用して、ジョブを印刷したり表示する代わりにデータベース・ファイルに書き込むことができます。
2 つのオプションが使用できます。
1 つ目のオプションを使用すると、ファイルとメンバー名をコマンドに指定できます。
このオプションでは、1 次ジョブ・ログ情報はコマンドで指定されたデータベース・ファイルに書き込まれます。
2 つ目のオプションを使用すると、コマンドを使用する際に以前に QMHCTLJL API を実行した時の情報を使用できます。
このオプションでは、ジョブ・ログは API 呼び出しで指定されたファイル (1 つまたは複数) に書き込まれます。
このオプションを使用すると、メッセージがファイルに書き込まれる際に 1 次ファイルと 2 次ファイルの両方を作成でき、メッセージのフィルターを実行できます。
これらのオプションを両方とも使用すると、DSPJOBLOG コマンドが完了した時点で出力は表示されず、印刷に利用できるスプール・ファイルは存在しません。