DBCS ソート・テーブル

DBCS ソート・テーブルには、システムで使用するすべての 2 バイト文字について、ソート情報と照合シーケンスが含まれています。システム上のソート・ユーティリティーは、これらのテーブルを使用して 2 バイト文字をソートします。

DBCS ソート・テーブルは、保存、復元、および削除できるオブジェクトです。文字作成ユーティリティーを使用すると、DBCS フォント・テーブルのイメージ項目に対応したこれらのテーブルの項目を追加、削除、変更できます。日本語専用の場合は、DBCS マスター・ソート・テーブルをデータ・ファイルにコピーしたり、データ・ファイルからコピーしたりすることができます。

IBM® i ライセンス・プログラムの DBCS 各国語バージョンでは、次の DBCS ソート・テーブルが配布されます。

QCGMSTR
日本語の DBCS マスター・ソート・テーブルです。日本語の 2 バイト文字セットに関するソート情報を保管します。
QCGACTV
日本語の DBCS 活動ソート・テーブルです。日本語の 2 バイト文字セットに関するソート照合シーケンスを保存します。
QCGMSTRC
中国語 (繁体字) の DBCS マスター・ソート・テーブルです。中国語 (繁体字) の 2 バイト文字セットに関するソート情報を保存します。
QCGACTVC
中国語 (繁体字) の DBCS 活動ソート・テーブルです。中国語 (繁体字) の 2 バイト文字セットに関するソート照合シーケンスを保存します。
QCGACTVK
韓国語の DBCS 活動ソート・テーブルです。等価発音を使用して、漢字 (韓国語) をハングル文字にマップします。
QCGMSTRS
中国語 (簡体字) の DBCS マスター・ソート・テーブルです。中国語 (簡体字) の 2 バイト文字セットに関するソート情報を保存します。
QCGACTVS
中国語 (簡体字) の DBCS 活動ソート・テーブルです。中国語 (簡体字) の 2 バイト文字セットに関するソート照合シーケンスを保存します。

日本語、韓国語、中国語 (簡体字)、および中国語 (繁体字) の 2 バイト文字をソートできます。これらの言語には、それぞれ DBCS ソート・テーブル、DBCS マスター・ソート・テーブル、および DBCS 活動ソート・テーブルがありますが、韓国語に付いているのは DBCS 活動ソート・テーブルだけです。 DBCS マスター・ソート・テーブルには、定義済みのすべての DBCS 文字に関するソート情報が含まれています。日本語、中国語 (簡体字)、および中国語 (繁体字) の DBCS 活動ソート・テーブルはマスター・ソート・テーブル情報から作成します。このテーブルには、該当言語の 2 バイト文字に関する照合シーケンスが含まれています。 照合シーケンスの目的は、1 バイト英数字セットの EBCDIC および ASCII の照合シーケンスと類似しています。 韓国語文字については、発音に従って、その照合シーケンスと DBCS コードにハングル文字が割り当てられています。そのため、照合シーケンスを個別に持つ必要がありません。DBCS 活動ソート・テーブル「QCGACTVK」を使用して、それぞれの漢字 (韓国語) は、同じ発音のハングル文字にマップされています。

DBCS ソート・テーブルのオブジェクト・タイプは、すべて *IGCSRT です。

DBCS ソート・テーブルのコマンド

次のコマンドは、DBCS ソート・テーブルを管理、使用するためのコマンドです。

既存の DBCS ソート・テーブルの使用

テーブルをテープまたはディスケットに保管して、システムから削除し、再びサーバーに復元できます。それぞれのユーザー定義の文字についてソート情報を追加し、文字作成ユーティリティーを使用して文字を作成するときに、その文字を DBCS 照合シーケンスに追加できます。

既存の DBCS ソート・テーブルの検索

ご使用のシステムに DBCS ソート・テーブルが存在するかどうかを検出するには、 「オブジェクト検査」(CHKOBJ) コマンドを使用します。例えば、QCGMSTR のテーブルがあるかどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。

CHKOBJ OBJ(QSYS/QCGMSTR) OBJTYPE(*IGCSRT)

テーブルがない場合は、システムがメッセージを応答します。テーブルがある場合は、システムはメッセージを戻しません。

2 バイト文字をはじめてソートするときには、DBCS 活動ソート・テーブルの存在を確認してください。文字をソートするには、DBCS 言語用の DBCS 活動テーブルが必要です。