CL プログラミング

CL を使用してプログラムするには、CL プログラミングに固有なプロシージャーおよび概念を理解する必要があります。

CL ソース・プログラム とは、CL ソース・ステートメントのセットであり、オリジナル・プログラム・モデル (OPM) プログラム、または統合言語環境 (ILE) モジュールのいずれかにコンパイルすることができます。

CL プログラム または CL プロシージャーとは CL コマンドのグループのことで、 これにより入力の入手先、その処理方法、およびその結果の出力先をシステムに指示します。プログラムまたはプロシージャーには名前が割り当てられ、その名前によって他のプロシージャーが呼び出しを行ったり、またはプログラムにバインドして実行したりすることができます。 他の言語のプロシージャーと同様、CL ソース・ステートメントを入力、コンパイル、およびバインドすると、プログラムまたはプロシージャーを実行することができます。

CL コマンドを個別に (例えばコマンド入力画面から、 または入力ストリーム中の個々のコマンドとして) 入力すると、 各コマンドはそれぞれ個別に処理されます。 CL コマンドを CL プログラムまたはプロシージャーのソース・ステートメントとして入力した場合は、ソースはそのままの形で保管され、必要に応じて修正することができます。ILE コンパイラーを使用する場合は、コマンドは 1 つのモジュールとしてコンパイルされます。このモジュールは、 他のプログラムにバインドして実行できる永続システム・オブジェクトとして保持されます。 したがって CL は、実質的にはシステム機能用の高水準プログラミング言語と見なすことができます。 CL プログラムまたは CL プロシージャーを使用すると、コマンドのグループを一貫して確実に処理することができます。 コマンドを個別に入力した場合には実行できない機能を CL プログラムまたはプロシージャーで実行することができるため、CL プログラムまたはプロシージャーは、いくつかのコマンドをそれぞれ単独で実行する場合よりも、実行時のパフォーマンスが向上します。

CL プログラムまたは CL プロシージャーは、バッチまたは対話式で使用することができます。 ただし、コマンドや機能によっては、 バッチ・ジョブか対話式ジョブのどちらかでしか使用できないものがあります。 CL ソース・ステートメントは CL コマンドによって構成されます。 すべての CL コマンドを CL ソース・ステートメントとして使用できるわけではありません。 また、CL コマンドによっては、CL プロシージャーまたはオリジナル・プログラム・モデル (OPM) プログラムの中でしか使用できないものもあります。 CL ソース・ステートメントは、ワークステーションから対話式で、 または入力装置からのバッチ入力ストリームによって、 データベース・ソース・メンバーに入力することができます。 CL ソース・ステートメントを使用してプログラムを作成するには、 ソース・ステートメントをデータベース・ソース・メンバーに入力しなければなりません。 その後、ソース・メンバーをコンパイルしてモジュールにし、そのモジュールをプログラム・オブジェクトにバインドすることにより、統合言語環境 (ILE) プログラムを作成することができます。

CL プログラムまたは CL プロシージャーは、例えば次のようなさまざまな用途に使用することができます。

アプリケーションに CL プログラムおよびプロシージャーを使用する際の利点は、次のとおりです。

CL プログラムおよびプロシージャーを次の目的のために使用することはできません。