技術的な概説
技術概要トピックでは、Storwize® V7000 Unified システムを使用するために理解しておく必要がある主な概念について説明します。
- Storwize V7000 Unifiedの概要
IBM® Storwize V7000 Unified システムは、ブロック・プロトコルとファイル・プロトコルの両方をサポートする仮想化 RAID ストレージ・システムです。 この統合システムには、IBM Storwize V7000 ファイル・モジュール と Storwize V7000 ストレージ・システムが含まれます。 - アプリケーション・サーバー
アプリケーション・サーバー は、SAN または iSCSI のいずれかを介してシステムに接続されて、アプリケーションを実行するホストです。 - キャニスター
キャニスターは、エンクロージャーのサブコンポーネントであるハードウェア装置です。 - 容量標識
システムは、ボリューム、ドライブ、およびその他のシステム・オブジェクトの容量標識として 2 進数を使用します。 管理 GUI とコマンド・ライン・インターフェース (CLI) は、容量を示すのに異なる略語を使用しますが、これらの容量標識の値は同じです。 - コピー・オフロード
オフロード・データ転送 (ODX) は Microsoft Windows Server 2012 の機能です。ODX 機能は、オーケストレーション全体をストレージ・アレイにオフロードすることにより、ホストを解放し、コピー・プロセスを高速化します。 - コピー・サービス機能
システムは、データをあるシステムから別のシステムにコピーするために使用できるコピー・サービス機能を提供します。 - データ・マイグレーション
Storwize V7000 Unifiedは、MDisk 間のデータ・マイグレーションを行うときに、同時にアクセスまたはデータの書き込みをしているホスト・アプリケーションを妨げません。 - ドライブ
システムは、幅広いエンタープライズ・クラスまたはニアライン・クラスのドライブ、またはフラッシュ・ドライブをサポートします。ドライブ・オブジェクトは物理ドライブを表します。サポートされているドライブが検出され、ドライブ ID が割り当てられている場合は、このオブジェクトがシステムによって自動的に作成されます。 - Easy Tier 機能
Storwize V7000 Unifiedには IBM Easy Tier® が組み込まれています。これは、ハード・ディスク (HDD) も含まれているストレージ・プール内に存在するドライブに応答する機能です。システムは、頻繁にアクセスされるデータを、HDD MDisks から フラッシュ・ドライブ (flash drive) MDisk へと自動的にしかも処理と中断せずに移動し、そのようなデータをさらに高速なストレージ層に配置します。 - エンクロージャー
エンクロージャーは、システムの基本的な格納装置です。システムのすべてのメイン・コンポーネント (キャニスター、ドライブ、および電源機構) を含むラック・マウント・ハードウェアです。「エンクロージャー」という用語は、エンクロージャーに接続されているハードウェアおよびその他の部品を示す場合にも使用されます。 - 暗号化
Storwize V7000 Gen2 システムは、オプションで、保存データの暗号化を提供します。これにより、廃棄されたか、紛失したか、または盗難にあったストレージ・デバイスに機密のユーザー・データおよびユーザー・メタデータが格納されていた場合でも、機密漏れの可能性からデータを保護することができます。システム・データとシステム・メタデータの暗号化は必須ではないため、システム・データとメタデータは暗号化されません。 - 外部ストレージ・システム
外部 ストレージ・システム、 またはストレージ・コントローラーは、1 つ以上のディスク・ドライブの操作を調整および制御する装置です。ストレージ・システムは、ドライブの操作をシステム全体の操作と同期させる装置です。 - ファイル・システム
ファイル・システムは、オペレーティング・システムがストレージ・システム上でファイルを保管および編成するために使用する物理構造です。 - ホスト・マッピング
ホスト・マッピングは、どのホストがシステム内の特定のボリュームにアクセスするかを制御するプロセスです。 - ホスト・オブジェクト
ホスト・オブジェクト は、ホスト・システムが通信に使用するインターフェースを識別する、ワールドワイド・ポート名 (WWPN) のリストおよび iSCSI 名のリストを表す、Storwize V7000 Unified システム内の論理オブジェクトです。ファイバー・チャネル接続と SAS 接続では、WWPN を使用して、システムとのホスト・インターフェースを識別します。iSCSI 名は、iSCSI 修飾名 (IQN) または拡張固有 ID (EUI) のいずれかです。 - 入出力管理
ホストがボリュームに送信する入出力アクティビティーの最大数を設定できます。 この数量は、入出力管理速度 と呼びます。 管理速度は、1 秒当たりの入出力数または 1 秒当たりの MB で表示します。 - 入出力グループ
単一のエンクロージャー内のノード・ペアは、入出力 (I/O) グループ と呼ばれます。 - 内部ストレージ
内部ストレージは、システムに直接接続されている RAID 保護ストレージです。システムは、内部ストレージと外部ストレージの組み合わせを管理することができます。 - インベントリー情報 E メール
インベントリー情報 E メールは、システムのハードウェア・コンポーネントと構成を要約します。サービス担当員は、関連するソフトウェア 更新が使用可能なとき、または構成に影響を与える可能性がある問題が検出されたときに、この情報を使用してお客様に連絡することができます。インベントリー・レポートを使用可能にすることをお勧めします。 - Storwize V7000 Unified 管理 GUI の概要
Storwize V7000 Unifiedには、システムのモニター、管理、および構成に役立つ使いやすい管理 GUI が装備されています。 - MDisk
管理対象ディスク (MDisk) は、物理ストレージの論理装置です。MDisk は、内部ストレージからのアレイ (RAID) か、外部ストレージ・システムからのボリュームのどちらかです。 MDisk は、ホスト・システムからは認識されません。 - ノード・キャニスター
システムには、Storwize V7000 ストレージ・システムが含まれています。Storwize V7000のそれぞれの単一処置装置は、ノード・キャニスターであり、ノードとも呼ばれます。 それらのキャニスター内の 2 つのノードは、SAN ファブリックに接続される入出力グループを作成します。 - オブジェクトの命名
システム内のすべてのオブジェクトは、ユーザー定義、またはシステム生成の名前を持っています。 - オブジェクトの概要
Storwize V7000 Unified・ソリューションは、一連の仮想化概念を基にしています。 Storwize V7000 Unified環境をセットアップする前に、その環境で使用される概念とオブジェクトについて理解しておく必要があります。 - パフォーマンス統計
リアルタイム・パフォーマンス統計は、Storwize V7000 Unified・システムの短期間の状況情報を提供します。 統計は、管理 GUI にグラフで表示されます。 - 電源機構 (パワー・サプライ) 装置
電源機構装置 (PSU) は、エンクロージャーのサブコンポーネントです。PSU は、電源から電力をシステム内の他のコンポーネントに配分します。 - 割り当て量
割り当て量とは、指定されたユーザー、ユーザーのグループ、またはファイル・セットに対して上限として割り当てられる、ディスク・スペース量およびメタデータ量です。 - RAID プロパティー
アレイは、論理ボリュームまたはデバイスを定義するのに使用される物理デバイス (ディスク・ドライブ・モジュールまたはフラッシュ・ドライブ・モジュール) の順序付けられた集合、つまりグループです。アレイは、ディスク・ドライブで構成されるタイプの MDisk であり、これらのドライブが、そのアレイのメンバーです。 - SAN ファブリックの概要
SAN ファブリック は、ルーターとスイッチを含むネットワーク領域です。SAN は多数のゾーンで構成されます。SAN を使用している装置は、 その装置が入っている同じゾーンに組み込まれている装置のみと通信できます。システムには、いくつかの特殊タイプのゾーン (システム・ゾーン、ホスト・ゾーン、およびディスク・ゾーン) が必要です。システム間ゾーンはオプションです。 - SAN
ストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) は、企業内のサーバーに相互接続されているストレージ・システムのプールです。 SAN 管理者は、SAN を構成している各種リソースを管理する責任者です。 - SSH クライアントのセットアップ
セキュア・シェル (SSH) は、 クライアント/サーバー・ネットワークのアプリケーションです。 これはホスト・システムと Storwize V7000 Unified コマンド・ライン・インターフェース (CLI) との間の通信手段として使用されます。 - 標準および永続予約
SCSI 予約コマンドおよび SCSI 永続予約コマンドは、SCSI 規格により指定されています。 サーバーはこれらのコマンドを使用して、他のサーバーのポートが 特定の LUN にアクセスするのを防ぎます。 - Storage Management Initiative Specification
Storage Management Initiative Specification (SMI-S) は、Storage Networking Industry Association (SNIA) によって発表された Storage Management Initiative (SMI) の設計仕様です。 - ストレージ・プール
一般に、プールまたはストレージ・プールは、指定されたボリューム・セットのすべてのデータが一緒に入っている 割り振り済み容量です。システムは、2 つのタイプのプール (親プールと子プール) をサポートします。 - スイッチ
Storwize V7000 Unified は、スイッチを使用してストレージ・エリア・ネットワーク (SAN) 上のホスト・システムとストレージ・デバイスに接続します。Storwize V7000 Unified 構成では、異なるベンダーのスイッチを一緒に使用できます。 - ボリューム・ストレージ・システム
ボリューム・ストレージ・システムは、コントロール・エンクロージャーの集合です。 - ボリューム・ストレージ層
IBMStorwize ファミリー・ボリューム・ストレージは、2 つの層 (レプリカ生成層およびストレージ層) のいずれかにあります。 - ユーザーの役割
管理 GUI の各ユーザーは、 サインオンのためにユーザー名とパスワードを指定する必要があります。 また、各ユーザーには、 モニター、コピー・オペレーター、サービス、管理者、またはセキュリティー管理者などの役割が関連付けられています。 これらの役割は、クラスター化システム・レベルで定義されます。例えば、あるユーザーが 1 つのシステムでは管理者になり、別のシステムではセキュリティー管理者になる可能性があります。 - 仮想化
仮想化 とは、 情報技術産業の多くの分野に適用される概念です。 - ボリューム
ブロック・ボリュームは、システムが接続ホストに対して提示する論理ディスクです。 - ボリューム保護
アクティブなボリュームやホスト・マッピングが誤って削除されるのを防止するために、システムは、最近入出力アクティビティーがあったことを検出した場合、それらのオブジェクトが削除されるのを防ぐグローバル設定をサポートしています。 - 重要製品データ
重要製品データ (VPD) は、ノード内のハードウェアとライセンス交付された内部コードをそれぞれ一意的に記録する情報です。 - ワールドワイド・ノード名およびワールドワイド・ポート名
ワールドワイド名は、16 桁の 16 進数字で構成された固有の名前であり、SAN 上のノード、サービス、またはポートに割り振られます。
親トピック: 製品の概要