効果的なダッシュボードの作成
ダッシュボードは、さまざまな方法でデータを表示でき、いつでも変更することができます。
ダッシュボードを作成する前に、Jazz® Team Serverをセットアップする必要があります。 Engineering Requirements Management DOORS® Next、Engineering Workflow Management、Engineering Test Managementに関するレポートをダッシュボードに表示する場合は、それぞれのアプリケーションとプロジェクトを設定する必要があります。 ダッシュボードに複数のプロジェクトエリアのデータが表示され、プロジェクトエリアが異なるJazz Teamサーバーでホストされている場合、すべてのサーバーに対してクロスサーバー通信を設定し、すべてのサーバー上のデータにアクセスする権限を持っている必要があります。 詳細については、友達関係の確立を参照してください。
ダッシュボードのホストとなるJazz Team Serverを選択し、プロジェクトを関連付けると、ダッシュボード上に他の友好的なサーバーやプロジェクトのレポートを表示することができます。 詳細については、別のアプリケーションからウィジェットを追加するを参照してください。
ダッシュボードのコンテンツを計画する際、以下の点を考慮することが重要です。
- ダッシュボードの目標を決定する。
- ダッシュボードで目標に取り組む方法を決定する。
- メトリックを表示するレポートを選択する。
- ダッシュボードを作成し構成する。
ダッシュボードの目標を決定する
有効なダッシュボードを作成するには、事前にその目的と目標達成方法を決定する必要があります。 この情報なしでは、正しいデータを表示しているのか、また、対象となるユーザーが必要としている情報を提供できているのかが分かりません。
ダッシュボードがフォーカスされて編成された状態を保つには、目的ごとに別々のダッシュボードを使用します。 例えば、特定の運用上の目標セットにフォーカスする場合、そのためのダッシュボードを 1 つ作成します。 さらに、プラクティス・ベースの目標セットにフォーカスする場合は、そのための別のダッシュボードを 1 つ作成します。
以下の課題を検討できます。
- ビジネス目標: ダッシュボードの目的は何ですか。 どのような問題または課題に対応しますか。 例えば、運用コストやお客様の満足度に関心がある場合が考えられます。
- 運用上の目標: そのダッシュボードでどのようなプロセス改善目標に取り組みますか。 例えば、運用コストの目標に取り組むためには、生産性を評価するとよいでしょう。 お客様の満足度に対応する場合は、製品品質達成度を評価することが考えられます。
- 運用上の指標: 運用上の指標の達成度を測定するために表示するメトリックはどのようなものですか。 例えば、生産性を評価するには、反復の作業速度やバーンダウン率などの情報をモニターすることが考えられます。 製品品質達成度を評価するには、障害密度および修理率をモニターすることが考えられます。 Team Velocity、'Release Burndown、'Closed Work Itemsなど、定義済みのさまざまなレポートテンプレートに基づいてレポートを表示するダッシュボードを作成できます。
- プラクティス・ベースの目標: ダッシュボードが目指すプラクティスの採用や改善目標はどのようなものですか。 例えば、組織で「リリース計画」プラクティスを実装することが考えられます。この場合、そのプラクティスの実装の進行を表示するダッシュボードを作成できます。
- プラクティス・ベースの制御の指標: プラクティスの目標の達成度を測定するために表示するメトリックはどのようなものですか。 例えば、「リリース計画」プラクティスで進行を評価するには、リリース・バーンダウン情報および障害傾向をモニターすることが考えられます。 Release Burndown、'Closed Work Items、'Deferred Work Itemsなど、定義済みのさまざまなレポートテンプレートに基づいてレポートを表示するダッシュボードを作成できます。
- ユーザビリティーの問題: だれがダッシュボードを使用しますか。 ユーザーがダッシュボードで達成しようとすることはどのようなことですか。 目標を達成するために効果的に使用できるようにするには、どのような編成にする必要がありますか。 ダッシュボードを表示または編集するアクセス権が必要なユーザーは誰ですか。
ダッシュボードで目標に取り組む方法を決定する
ダッシュボードの目標を確実に理解したら、ダッシュボードで目標を達成する方法を明確にする必要があります。 レポート、web ページ、および RSS フィードなど、さまざまなウィジェットをダッシュボードで表示できます。 レポート (メトリック情報の 1 次チャネル) は、チャート、小さな表、クロス集計、あるいは傾向インディケーターにすることができます。
チーム・ダッシュボード、プロジェクト・ダッシュボード、または個人用ダッシュボードのどれを作成するかを決定します。 各チームまたはプロジェクトには、1 つのダッシュボードを関連付けることができます。このダッシュボードは、各チーム・エリアまたはプロジェクト・エリアのメンバーが表示できるように自動的に設定されます。 また、編集するアクセス権を備えたプロセス役割が割り当てられたチーム・メンバーまたはプロジェクト・メンバーであれば、 チーム・ダッシュボードまたはプロジェクト・ダッシュボードを編集することもできます。 個人用ダッシュボードは、デフォルトではそのユーザーに専用のものですが、チーム・エリアまたはプロジェクト・エリアと共有して、メンバーがダッシュボードを表示できるようにすることができます。 ただし、編集はできません。
一般的に、ダッシュボードには、必要ではない可能性のある詳細情報によってユーザーを混乱させることのないように、概要レベルの概念を迅速に伝えるための情報が表示されます。 ユーザーはデータの意味を一目で把握することができます。 トップレベルで具体的な詳細データを提供すると、スペースを取り過ぎてしまう可能性があります。 画面のスペースは限られているため、レポートは小さくする必要があります。 この目標を達成するには、一般的に、チャート・インディケーターおよび傾向インディケーターが、データ表より効果的です。 詳細情報にアクセスできるようにするために、ドリルダウン機能を備えたレポートを使用できます。これによって、必要に応じてより細かいデータを表示できるようになります。
ダッシュボードを見やすくするために、標準的なサイズのウィンドウでダッシュボードを表示したときにスクロール・バーが表示されないようにページを調整してください。 一部の垂直スクロールは通常許容されますが、 水平スクロールはユーザーの能率を低下させる可能性があります。
メトリックを表示するレポートを選択する
ダッシュボードに表示する内容が決まれば、それを構成する準備ができたことになります。 必要な情報を表示するレポートは、既に使用可能である可能性があります。 利用可能なレポートを探索するには、 ウィジェットの追加の手順1を実行してください。 必要なレポートが使用可能でない場合は、既存のレポート・テンプレートを変更するか、または、新規レポート・テンプレートを作成してからプロジェクトに追加できます。
新規レポート・テンプレートを作成する前に、レポートの説明を確認してください。 多くのレポート・テンプレートが用意されており、必要な機能にぴったりのものやそれに近い機能を提供するものがある可能性があります。 ダッシュボードに表示できるのは、マイクロ・バージョンを持つレポート・テンプレートのみです。 一般的に、新規テンプレートを作成するより、既存のレポート・テンプレートからレポートを作成した方が簡単であるため、比較的近いものを探してみてください。
ダッシュボードを作成し構成する
特定のアプリケーションに関するレポートを追加する計画の場合は、ダッシュボードを作成するために使用するログイン情報でアプリケーションにログインできることを確認します。
- ウェブクライアントを使用して、ダッシュボードをホストするJazz Team Serverにログインします。
- ダッシュボードを作成しタイトルを編集するには、「 個人用ダッシュボードの作成 」の手順に従ってください。 プロジェクト・エリアまたはチーム・エリアの他のメンバーが表示できる個人用ダッシュボードを作成する場合は、そのダッシュボードを共有する必要があります。
- プロジェクトまたはチームのダッシュボードにアクセスするには、 「プロジェクトおよびチームのダッシュボードへのアクセス」 を参照してください。
- ウィジェット(関心のあるメトリクスを表示するレポートウィジェット)を追加し、必要なパラメータを指定するには、「 ウィジェットの追加と設定 」セクションのトピックを参照してください。