脆弱性スキャンの状況の表示

「スキャン・スケジュール」ウィンドウは、ネットワーク内のアセットの脆弱性評価データを収集するように各スキャナーがいつスケジュールされているかに関する状況ビューを管理者に提供します。

このタスクについて

各スキャンの名前が、CIDR 範囲、ポートまたはポート範囲、優先順位、ステータス、および次回の実行時間とともに表示されます。

表 1. スキャン・スケジュールの状況
列名 説明
VA スキャナー

スケジュール・スキャンの名前を表示します。

CIDR

スキャン・スケジュール開始時に脆弱性データ・インポートに組み込まれる CIDR アドレス範囲を表示します。

ポート

スキャン・スケジュール開始時に脆弱性データ・インポートに組み込まれるポート範囲を表示します。

スキャン・スケジュールでは、特定ベンダーのリモート脆弱性アプライアンスでリモート・スキャンを開始できます。 例えば、NMap または Nessus、あるいは Nessus Scan Results Importer、次に「ポート」列にリストされているポートがスキャンに含まれるポートとなります。

ほとんどのスキャナーでは、スキャナーからアセット情報を要求するときに、ポート範囲は考慮されません。

例えば、nCircle IP360 および Qualys スキャナーは、すべてのポートについて脆弱性をレポートしますが、ユーザー・インターフェースへの表示のために、全レポートからどのポート情報を引き出すか指定する必要があります。

優先順位

スキャンの優先順位を表示します。

優先順位が高いスキャン・スケジュールはキューの上位に入れられ、優先順位が低いスキャンよりも前に実行されます。

状況

スキャンの現在の状況を表示します。 各「状況」フィールドには、スキャン状況に関する固有情報が格納されます。

  • 状態が変更されるまで新しいスキャンを編集できます。
  • 保留中のスキャンは、別のスキャンが完了するまで待機する必要があります。
  • 進行中のスキャンでは、データ・インポートに関するツールチップ情報で完了パーセンテージが示されます。
  • 完了したスキャンでは、インポートされた脆弱性または実行されたデータの部分インポートのサマリーが示されます。
  • 失敗したスキャンでは、脆弱性のインポートが失敗した理由についてのエラー・メッセージが示されます。
前回終了時刻 スキャンによりこのスケジュールの脆弱性レコードが正常にインポートされた最後の時刻を表示します。
次の実行時刻 スキャンにより脆弱性データをインポートするようにスケジュールされている次の時刻を表示します。 ユーザー・インターフェースに「なし」と表示されるスキャン・スケジュールは 1 回限りのスキャンです。

手順

  1. 「管理」 タブをクリックします。
  2. 「VA スキャナーのスケジュール」 アイコンをクリックします。
  3. 「状況」列を確認して、ログ・ソースの状況を判断します。

    各スキャナーの「状況」列により、成功または失敗した各脆弱性インポートに関する状況メッセージが示されます。