MIME、S/MIME、DIME、およびマルチパートのコンテンツを含むメッセージのフォーマット設定

マルチパートのコンテンツを含むメッセージの作業をしている場合、そのメッセージを Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME) メッセージとしてフォーマット設定する必要があります。 そのメッセージに MIME または Direct Internet Message Encapsulation (DIME) スキーマを適用することもできます。 セキュア MIME (S/MIME) 標準を適用して、アウトバウンド・メッセージに暗号化またはデジタル署名を行うことができます。

何らかのタスクを実行する前に、フォーマット設定するメッセージを開いていることを確認する必要があります。

MIME スキーマの適用

Byte Array または Text のいずれかとしてフォーマッターを設定したメッセージに MIME スキーマを適用できます。
以下のフォーマッター・タイプを持つメッセージに MIME スキーマを適用できます。
  • バイト配列
  • テキスト
設定するフォーマッター・タイプに応じて、以下のオプションから選択して MIME スキーマを適用します。
  • 「バイト配列」をメッセージ・フォーマッターとして設定する場合は、ステップ 1 に進みます。
  • 「テキスト」をメッセージ・フォーマッターとして設定する場合は、ステップ 2 に進みます。
  1. 「バイト配列」オプションをメッセージ・フォーマッターとして選択した場合は、以下の手順を実行します。
    1. メッセージの「バイト配列」ノードを右クリックし、「スキーマ」をクリックします。

      「スキーマ・セレクター」ダイアログが表示されます。

    2. 「スキーマ・タイプ」リストをクリックして、「Web」 > 「MIME」を選択します。

      スキーマ選択オプションの画像

      「MIME スキーマ・タイプ」が選択されています。

    3. 次のいずれかのルートを選択します。
      • バイナリー
      • マルチパート
      • テキスト
      選択したルートが適用されたスキーマを使用して、サンプル・メッセージが表示されます。
      Figure 1. バイナリー・ルートに適用された MIME スキーマ

      バイナリー・ルートのメッセージの画像

      Figure 2. マルチパート・ルートに適用された MIME スキーマ

      マルチパート・ルートのメッセージの画像

      Figure 3. テキスト・ルートに適用された MIME スキーマ

      テキスト・ルートのメッセージの画像

    4. 「OK」をクリックしてメッセージに適用されたスキーマを保存し、メッセージング・アクション・ウィンドウに戻ります。
  2. メッセージ・フォーマッターとして「テキスト」オプションを選択した場合、以下の手順を実行します。
    1. メッセージの「テキスト」ノードを右クリックし、「スキーマ」をクリックします。

      「スキーマ・セレクター」ダイアログが表示されます。

    2. 「スキーマ・タイプ」リストをクリックして、「Web」 > 「MIME」を選択します。

      スキーマ選択オプションの画像

      「MIME スキーマ・タイプ」が選択されています。

    3. 次のいずれかのルートを選択します。
      • バイナリー
      • マルチパート
      • テキスト
      選択したルートが適用されたスキーマを使用して、サンプル・メッセージが表示されます。
      Figure 4. バイナリー・ルートに適用された MIME スキーマ

      バイナリー・ルートのメッセージの画像

      Figure 5. マルチパート・ルートに適用された MIME スキーマ

      マルチパート・ルートのメッセージの画像

      Figure 6. テキスト・ルートに適用された MIME スキーマ

      テキスト・ルートのメッセージの画像

    4. 「OK」をクリックしてメッセージに適用されたスキーマを保存し、メッセージング・アクション・ウィンドウに戻ります。

DIME スキーマの適用

フォーマッターを「バイト配列」として設定したメッセージに、DIME スキーマを適用できます。

  1. メッセージの「バイト配列」ノードを右クリックし、「スキーマ」をクリックします。

    「スキーマ・セレクター」ダイアログが表示されます。

  2. 「スキーマ・タイプ」リストをクリックして、「Web」 > 「DIME」を選択します。

    DIMEのスキーマ選択オプションの画像

    「DIMEスキーマ・タイプ」が選択されています。
    バイト配列ルートにDIMEスキーマが適用されたサンプル・メッセージが表示されます。
    DIME スキーマは適用されたメッセージの画像

  3. 「OK」をクリックしてメッセージに適用されたスキーマを保存し、メッセージング・アクション・ウィンドウに戻ります。

マルチパート MIME ノードへのパーツの追加

メッセージング・アクション・ウィンドウのメッセージ・パネルからマルチパート MIME メッセージにパーツを追加することで、ファイルや画像などマルチパート・メッセージのパーツとして添付できるようになります。

  1. content (multipart/*) ノードを右クリックします。
  2. 「子の追加」 > 「選択項目」をクリックします。

    マルチパート・オプションの追加を示している画像

  3. 以下のいずれかのパート・タイプを選択します。
    • バイナリー
    • マルチパート
    • テキスト

DIME ノードへのレコードの追加

メッセージング・アクション・ウィンドウのメッセージ・パネルから DIME メッセージにレコードを追加できます。

  1. メッセージ・ノードを右クリックします。
  2. 「子の追加」 > 「選択項目」をクリックします。
  3. 以下のいずれかのレコード・タイプを選択します。
    • バイナリー
    • テキスト

    DIME ノードにレコードを追加するオプションの画像。

MIME メッセージのマルチパート・ノートへのバイナリー・コンテンツの追加

JSON などのテキスト・コンテンツをマルチパート・ノードに貼り付けることができます。 追加したバイナリー・コンテンツは展開され、ツリーとして表示されます。 「バイト配列」ノードを編集してファイル・データなどのバイナリー・コンテンツを追加できます。

  1. それには、ノードを右クリックして「フィールド値を開く」を選択します。

    「フィールド値を開く」はポップアップ・メニューから使用できます。

  2. メッセージに読み込むファイルを参照して選択します。

MIME メッセージへの Form-Data の追加

HTTP トランスポートで MIME メッセージを送信する場合、メッセージのヘッダーに Form-Data Content-Type を追加して、HTTP サーバーまたはクライアントがこのメッセージを解釈して転送できるようにする必要があります。

以下のいずれかの方法で Form-Data を追加できます。
  • ヘッダー・ノードに下位ノードを追加し、転送可能なファイルを添付するには、ステップ 1 に進みます。
  • Form-Data をインライン・コンテンツとして追加するには、ステップ 8 に進みます。
Form-Data を下位ノードとしてヘッダー・ノードに追加するには、以下の手順を実行します。
  1. 「MIME」 > 「マルチパート」 > 「header」 > 「Content-Type」ノードを multipart/form-data に設定します。
  2. メッセージ・テキストを追加します。
  3. ヘッダーを構成してコンテンツ・タイプと名前を識別します。
  4. 「MIME」 > 「マルチパート」 > 「content」 > 「part」 > 「header」 > 「Content-Type」ノードを application/pdf に設定してデータを示します。
  5. 「MIME」 > 「マルチパート」 > 「content」 > 「part」 > 「header」ノードを右クリックして「子の追加」 > 「(ストリング)」を選択します。
  6. 次の例に示されているように値を設定することにより、フィールド・エディター・ウィンドウに Content-Disposition ノードの名前を入力します。

    form-data; name="file"; filename="Readme.pdf"

  7. MIME > Multipart > content > part > content ノードを編集してタイプを ByteArray に変更し、 「フィールド値を開く」メニュー・オプション使用してファイル・データに取り込みます。
Form-Data をインライン・コンテンツとして追加するには、以下の手順を実行します。
  1. 「MIME」 > 「マルチパート」 > 「header」 > 「Content-Type」ノードを multipart/form-data に設定します。
  2. メッセージ・テキストを追加します。
  3. ヘッダーを構成してコンテンツ・タイプと名前を識別します。
  4. 「MIME」 > 「マルチパート」 > 「content」 > 「part」 > 「header」ノードを右クリックして「子の追加」 > 「(ストリング)」を選択します。
  5. 次の例に示されているように値を設定することにより、フィールド・エディター・ウィンドウに Content-Disposition ノードの名前を入力します。

    form-data; name="body"

  6. 「MIME」 > 「マルチパート」 > 「content」 > 「part」 > 「content」ノードを編集してインライン・データを組み込みます。
    body および file という名前の 2 つの項目を含むメッセージの例を以下に示します。
    MIMEマルチパート・メッセージの例。

S/MIMEメッセージ

MIME メッセージを保護するには、メッセージの暗号化、メッセージのデジタル署名、またはこの両方を有効にすることができます。 いずれかのサポートされている暗号化アルゴリズムを使用することにより、MIME メッセージを暗号化または復号することができます。 また、サポートされている任意の署名アルゴリズムを使用することにより、デジタル署名を追加することもできます。

アウトバウンドまたはパブリッシュされるメッセージに対して、以下のタスクの一部またはすべてを実行できます。
インバウンドまたはサブスクライブされるメッセージに対して、以下のタスクの一部またはすべてを実行できます。

MIME メッセージへのセキュリティーの追加

MIME を保護するには、サポートされている任意の暗号化アルゴリズムを使用してメッセージを暗号化できます。 また、サポートされている任意の署名アルゴリズムを使用することにより、デジタル署名を追加することもできます。

  1. 「テスト・ファクトリー」パースペクティブ・メッセージ・ツリーにあるメッセージをダブルクリックして、メッセージ・エディターでメッセージを開きます。
  2. 「text(String) {MIME}」ノードまたは「data(ByteArray) {MIME}」ノードを右クリックし、「プロパティー」をクリックします。

    プロパティーの選択を示している画像。

  3. 「S/MIME セキュリティー設定」ダイアログで「暗号化」チェック・ボックスを選択します。
    「暗号化情報」パネルのフィールドが有効になります。 「署名情報」パネルは表示されますが、フィールドは無効です。
    S/MIME セキュリティー設定ダイアログの画像。

  4. 以下の表に示すアクションを実行します。

    フィールド

    アクション

    鍵ストア

    作成または追加した証明書が含まれている鍵ストアを選択します。

    証明書別名

    メッセージを暗号化するために使用する証明書を鍵ストアから選択します。

    暗号化アルゴリズム

    以下のいずれかのアクションを実行できます。

    • MIME メッセージを暗号化するために使用する標準アルゴリズムをリストから選択する。
    • 標準アルゴリズムの完全名を「暗号化アルゴリズム」フィールドに入力する。

      必ずリストにある標準アルゴリズムと完全に一致する名前を入力するようにしてください。 入力した内容が標準アルゴリズムと適合しないか不完全であると、警告が表示されます。「暗号化アルゴリズム」フィールドにおける入力の画像。

  5. 「プレビュー」をクリックすると、構成済みの設定でメッセージが表示されます。
  6. 「OK」をクリックして構成を保存します。
    Note:
    MIME スキーマをメッセージに適用する場合、「スキーマ・セレクター (Schema Selector)」ウィンドウを介して S/MIME プロパティーを同時に適用することもできます。
    「フォーマッター」プロパティーは「スキーマ・タイプ」ペインの下にあります。

MIME メッセージの署名

MIME を保護するには、サポートされている任意の署名アルゴリズムを使用してデジタル署名を追加できます。

  1. 「テスト・ファクトリー」パースペクティブ・メッセージ・ツリーにあるメッセージをダブルクリックして、メッセージ・エディターでメッセージを開きます。
  2. 「text(String) {MIME}」ノードまたは「data(ByteArray) {MIME}」ノードを右クリックし、「プロパティー」をクリックします。

    プロパティーの選択を示している画像。

  3. 「S/MIME セキュリティー設定」ダイアログで「署名」チェック・ボックスを選択します。
    「署名情報」パネルのフィールドが有効になります。 「暗号化情報」パネルは表示されますが、フィールドは無効です。
    S/MIME セキュリティー設定ダイアログの画像。

  4. 以下の表に示すアクションを実行します。

    フィールド

    アクション

    鍵ストア

    作成または追加した鍵と証明書が含まれている鍵ストアを選択します。

    鍵の別名

    メッセージを署名するために使用する鍵を鍵ストアから選択します。

    パスワード

    鍵ストアのパスワードを入力します。

    シグネチャー・アルゴリズム

    以下のいずれかのアクションを実行できます。

    • MIME メッセージに署名するために使用する標準アルゴリズムをリストから選択する。
    • 標準アルゴリズムの完全名を「署名アルゴリズム」フィールドに入力する。

      必ずリストにある標準アルゴリズムと完全に一致する名前を入力するようにしてください。 入力した内容が標準アルゴリズムと適合しないか不完全であると、警告が表示されます。

  5. 「プレビュー」をクリックすると、構成済みの設定でメッセージが表示されます。
  6. 「OK」をクリックして構成を保存します。
    Note:
    MIME スキーマをメッセージに適用する場合、「スキーマ・セレクター (Schema Selector)」ウィンドウを介して S/MIME プロパティーを同時に適用することもできます。
    「フォーマッター」プロパティーは「スキーマ・タイプ」ペインの下にあります。

MIME メッセージの暗号化解除

MIME メッセージを受信したときに、そのメッセージを復号してから Test Integrations and APIsに表示されるように構成することができます。 デジタル署名も行われているメッセージの場合、メッセージの復号だけを行うこともできますし、「署名解除 (Unsign)」 オプションと組み合わせた復号を使用することもできます。

  1. 「テスト・ファクトリー」パースペクティブ・メッセージ・ツリーにあるメッセージをダブルクリックして、メッセージ・エディターでメッセージを開きます。
  2. 「text(String) {MIME}」ノードまたは「data(ByteArray) {MIME}」ノードを右クリックし、「プロパティー」をクリックします。

    プロパティーの選択を示している画像。

  3. 「S/MIME セキュリティー設定」ダイアログで「復号」チェック・ボックスを選択します。
    「復号情報」パネルのフィールドが有効になります。
    S/MIME セキュリティー設定ダイアログの画像。

  4. 以下の表に示すアクションを実行します。

    フィールド

    アクション

    鍵ストア

    作成または追加した鍵と証明書が含まれている鍵ストアを選択します。

    鍵の別名

    メッセージの復号に使用する必要のある鍵別名を鍵ストアから選択します。

    パスワード

    鍵ストアのパスワードを入力します。

  5. 「プレビュー」をクリックすると、構成済みの設定でメッセージが表示されます。
  6. 「OK」をクリックして構成を保存します。

MIME メッセージからの署名の削除

MIME メッセージを受信したときに、そのメッセージからデジタル署名を削除してから、Test Integrations and APIs に表示されるように構成することができます。 メッセージに対して別個に「署名解除 (Unsign)」オプションを使用するか、またはこのオプションを復号オプションと組み合わせて使用することができます。

  1. 「テスト・ファクトリー」パースペクティブ・メッセージ・ツリーにあるメッセージをダブルクリックして、メッセージ・エディターでメッセージを開きます。
  2. 「text(String) {MIME}」ノードまたは「data(ByteArray) {MIME}」ノードを右クリックし、「プロパティー」をクリックします。

    プロパティーの選択を示している画像。

  3. 「S/MIME セキュリティー設定」ダイアログで「署名解除 (Unsign)」チェック・ボックスを選択します。

    S/MIME セキュリティー設定ダイアログの画像。

  4. 「プレビュー」をクリックすると、構成済みの設定でメッセージが表示されます。
  5. 「OK」をクリックして構成を保存します。

Content-Transfer-Encodingの使用

「Content-Transfer-Encoding」ヘッダーは、送信時のコンテンツに必要なエンコード方式を制御する MIME ヘッダーです。 Test Integrations and APIs は、コンテンツと、MIME メッセージが作成されたルート・ノードのタイプに基づいてエンコード方式を選択します。 MIME メッセージが「テキスト」ノードで作成された場合、コンテンツを 7 ビットのデータにする必要があるとみなされ、7 ビット、base64、または quoted-printable エンコード方式を使用してコンテンツがエンコードされます。 MIME メッセージが「バイト配列」ノードで作成された場合は、7 ビットの制限がないプロトコル (HTTP、AS2 など) に適したバイナリー・エンコード方式が選択されます。