rvtraceの実行

rvtraceをWindows™で実行する場合は、WinPcapをインストールする必要があります。これはIBM® DevOps Test Performance Test Server (Test Performance Test Server)インストール・プログラムに含まれています。 詳しくは、DevOps Test Performance Test Serverの概要を参照してください。

WinPcap ソフトウェアは、rvtrace が RVD メッセージをキャプチャーするために必要な DLL ファイルをインストールします。 また、使用するネットワーク・インターフェース (-i コマンド行オプションを使用して指定) が正しいものであることを確認する必要があります。 正しいインターフェースが使用されていない場合、rvtrace はデータを収集できません。 ネットワーク・デバイス名は Windows レジストリーにあります。 または、UNIX タイプのシステムのコマンド行ネットワーク・アナライザー tcpdump の Windows バージョンである WinDump を実行することもできます。 (WinDump は WinPcap Web サイトからダウンロードできます。)

例えば、以下の形式でコマンドを実行した場合を考慮します。


windump -D

出力は次のようになります。


1.\Device\NPF_GenericDialupAdapter (Generic dialup adapter)
2.\Device\NPF_{AC533C74-32A4-44AD-8675-5A16D50D0170} (3Com EtherLink PCI)

rvtrace コマンドを実行するときに、この情報を使用できます。

例:


rvtrace -i \Device\NPF_{AC533C74-32A4-44AD-8675-5A16D50D0170} -u 60 -snmp -no-display

Unix系のシステム

rvtrace を UNIX タイプのシステムで実行する場合、他のソフトウェアは必要ありません。 ただし、rvtrace がプロミスキャス・モードでネットワーク・ポートを開くことができなければなりません。これには、スーパーユーザー権限が必要です。

通常、rvtrace プログラムでは、ユーザーを root に設定するオプションが有効になっています。 そのようになっている場合は、通常のユーザーとして実行できます。 (これを検証する必要がある場合や、支援が必要な場合は、システム管理者に問い合わせてください。)

rvtrace を、正しいネットワーク・ポートをモニターするように構成する必要があります。 ネットワーク・インターフェースのリストを表示するには、ifconfig を実行します。

例:


host% /sbin/ifconfig -a
lo0: flags=1000849<UP,LOOPBACK,RUNNING,MULTICAST,IPv4> mtu 8232 index 1 inet 127.0.0.1 netmask ff000000
hme0: flags=1000843<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST,IPv4> mtu 1500 index 2 inet 192.168.111.8 netmask ffffff00 broadcast 192.168.111.255

この場合、rvtrace コマンドを実行するときに、hme0 インターフェースが使用されます。


rvtrace -i hme0 -u 60 -snmp -no-display