「処理」ダッシュボードでのタスクの処理の完了

「処理」 ダッシュボードには、自分が所有しているタスクと、自分のチームに割り当てられているタスクのうち、自分が作業を要求できるタスクがリストされます。 タスクを開いて要求し、必要な処理を完了させます。
ヒント: タスク・リスト内のタスクの処理効率を向上させるために、タスクの優先順位付け機能を使用して、スキルとパフォーマンスに基づいてタスク・リストをソートできます。 タスク・リストのソートとフィルタリングをプログラムによって制御するには、タスク・フィルター・サービスを有効にして、デフォルトのテンプレート・サービス・フローがタスクの優先順位付け機能を使用するようにします。 詳しくは、 Intelligent Task Prioritizationの有効化を参照してください。

タスク・リストの最新表示の動作

最新のタスク更新を表示するために、 Process Portal のタスク・リストは、ユーザーとの対話なしで自動的に最新表示されます。 Process Portal の構成方法によっては、タスク・リストの最新表示の動作が異なる場合があります。 デフォルトでは、タスク・リストは以下の状態のときに自動的に最新表示されます。

非フェデレーテッド環境
  • 新規タスクがリストに追加されたとき。
  • チームに割り当てられているタスクが要求されたとき。
  • タスクの期限日が変更されたとき。
制約事項: タスクが新規に初期化されたアドホック・グループに割り当てられるときに、アドホック・タスク割り当てを使用するタスクの場合は、説明されているタスク・リストのリフレッシュ動作が発生しない可能性があります。
フェデレーテッド環境
リストは 60 秒ごとに最新表示されます。
タスク・リストのデフォルトの最新表示動作を変える可能性のある要因は他にもあります。
フルテキスト検索を使用する保存済み検索のタスク・リスト
保存済み検索を使用して実装され、全文検索を使用するタスク・リストには、データベースを照会するのではなく、 Process Portal Lucene 検索索引を使用してデータが取り込まれます。 保存済み検索は、タスク・リストの最新表示をトリガーする更新が発生したときに、少し遅れて自動的に最新表示されます。 遅延時間は taskIndexUpdateInterval の値に対応し、デフォルトでは 5 秒です。
タスク・リストの自動最新表示の遅延
システム管理者がタスク・リストの自動最新表示の遅延を構成している場合、リストの更新が使用できるときは、構成された遅延時間だけ更新が遅れます。 最新表示の遅延を構成すると、個々の更新ごとにタスク・リストの最新表示がトリガーされるのを防ぐことで、リストの最新表示に必要なデータベースへの負荷を軽減できます。 遅延期間中に更新が発生しても、最新表示のトリガーが追加されることはありません。 フルテキスト検索が使用される場合、遅延は管理者が設定した遅延値ではなく、デフォルトで taskIndexUpdateInterval の値になります。
タスク・リストの自動最新表示の無効化
システム管理者がタスク・リストの自動最新表示を無効にしている場合、「処理」ダッシュボードと保存済み検索のタスク・リストの最新表示は自動的に行われません。 この場合、ページの更新内容を入手できる場合は、最新の変更を取得するよう求めるプロンプトが出されます。 タスク・リストを手動で最新表示するには、 Process Portalに表示される新しいリンクをクリックする必要があります。

タスクでの作業

タスクに関連するデータなど、タスクの詳細を表示するには、タスク・アイコンをクリックします。 そのタスクが「処理」ダッシュボードから直接完了できる場合は、その情報も表示されます。 その他のすべてのタスクの処理を完了するには、タスク名をクリックしてタスクを開きます。

チームに割り当てられているタスクを開いたユーザーは、そのタスクを要求できます。 デフォルトでは、このユーザーにタスクが割り当てられていることを確認するメッセージが表示されます。 この確認ウィンドウから、またはユーザー設定を変更することにより、これらのメッセージをオフにすることができます。 タスクを誤って要求した場合は、指定のチームにタスクを再割り当てすることができます。

タスクの処理中は、コンテキスト・メニューから以下の情報を入手できます。
表 1. Process Portal でのタスクの処理
タブ 説明
詳細 タスクが属するプロセス・インスタンスの情報を表示します。 表示される情報には、顧客名などのビジネス・データ、プロセス・インスタンス詳細へのリンク、完了タスクのリスト、および進行中のタスクのリストが含まれます。 このタブからプロセス・インスタンスをフォローできます。 許可されている場合は、インスタンス名をクリックすることにより、プロセス・インスタンスを処理することもできます。
エキスパート 処理中のタスクに対して定義されているエキスパートを表示します。 ここに表示されているユーザーと直接対話を行って、処理をより効率的に完了させることができます。
エキスパートは、経験者または対象分野のエキスパートのいずれかです。 Process Portal のセットアップ方法によっては、 「経験者ユーザー」 セクションが表示されない場合があります。
経験者ユーザー
経験者ユーザーは、以前に完了した同じタイプのタスク数に基づいてシステムにより選択されます。 例えば、ユーザーが「エキスパート」タブを開いたときに、同一プロセス (「融資承認」プロセスなど) 内で 1 つ以上の同じタスク・タイプ (「融資の承認または拒否」タスクなど) を以前に完了した 3 人のユーザーが検出されます。 このタスク・タイプを以前に完了したユーザーが見つからない場合は、リストは空になります。
対象分野のエキスパート
対象分野のエキスパートは、特定のタスク・タイプに対してチームが指定するもので、手動でシステムに定義されます。 システムでこの機能が構成されていない場合は、リストが空になります。
ストリーム タスクの要求、完了などのプロセス・インスタンスに関するアクティビティー、およびインスタンスまたはそれに属するタスクに関して投稿されたコメントが表示されます。 ここで、インスタンスまたは処理を行っているタスクについて新規コメントを投稿できます。

タスクの開始および要求のストリーム・エントリーのタイム・スタンプは、タスクがいつ開始または要求されたかを示します。 割り当て済みグループまたはユーザーは、現在割り当てられているタスク所有者です (タスクが開始または要求された時点でのタスク所有者ではありません)。

許可されている場合は、タスク・アイコンをクリックすることにより、「処理」ページのタスクに対して他のアクションを実行できます。