カスタム HTML
カスタム HTML 項目を使用して、ページまたはビューに HTML コードを追加できます。
カスタム HTML 項目には、
<div>
タグおよび <label>
タグなどの HTML エレメントの 1 つ以上のセットを含めることができます。 管理対象ファイルまたは変数を使用することにより、HTML コードをテキストとして
直接追加できます。 カスタム HTML 項目は、ページまたはビューの <div>
タグ内にエレメントを挿入します。 表、タブ、水平セクション、垂直セクションのビューなどのコンテナーでカスタム HTML 項目を使用している場合は、HTML コードを <div>
タグで囲んでください。 HTML コードを囲むことで、コンテナーはすべての HTML コードを単一のエンティティーとして扱います。注: カスタム HTML ブロックを使用してページを作成する場合は、これらのブロック内の HTML セグメントが大きすぎないようにしてください。 カスタム HTML ブロックは、小規模から中規模のサイズの HTML セグメントでの使用に向けて設計されています。 大きすぎる HTML セグメントを指定すると、スタック・オーバーフローの例外が発生する場合があります。 その場合には、ご使用のページ内で使用している HTML セグメントのサイズを削減する必要があります。 JVMの設定
WebSphere® Application Server を参照してください。

制約事項: カスタム HTML 項目が、表やセクションなどの反復ビュー内にある場合は、リスト項目内のプロパティーである変数にバインドしないでください。 通常は、ページ作成時にコード生成プログラムによって、カスタム HTML の内容が HTML コードとして挿入されます。 ただし、反復ビューはリストにバインドされます。 リスト内容はランタイムまで設定されないため、ページ作成時にコード生成プログラムがリスト内の変数のインデックスを判別することはできません。 動的に変更されるテキストが必要な場合は、変数にバインドされるビュー (出力テキストなど) の使用を検討してください。
重要: 以下の名前は予約名であるため、HTML ソース・コードで CSS クラス名として使用しないでください。
CoachView
ContentBox
カスタム HTML 項目は、単純型の JavaScript 変数の使用をサポートします。 サーバーは、クライアント用の HTML ページを生成するときに、変数名をその値で置き換えます。 ただし、サーバーはページを生成した後、値の変更があった場合に HTML を更新しません。 サーバーは、HTML ページ全体を再生成するときにのみ変数を更新します。 サーバーが変数を解決できない場合、ユーザーには変数の値ではなく変数名が表示されます。
コード内では、変数は二重中括弧で囲みます。 ページでは、変数は
tw.local
名前空間のデータのみ参照できます。 すなわち、変数は、ヒューマン・サービスの「変数」ページで、ローカル・ノードの下に定義されているデータを参照できます。 例えば、ユーザーの名前が含まれた name
パラメーターを持つ user
ビジネス・オブジェクト変数がページにあるとします。 HTML 項目で以下のコードを指定することにより、ページでその名前を表示することができます。<div>Hello, {{tw.local.user.name}}.</div>
ビューでは、変数は
tw.businessData
または tw.options
名前空間のデータを参照できます。 すなわち、変数は、ビューの「変数」ページで、「ビジネス・データ」または「構成オプション」ノードの下に定義されているデータを参照できます。 例えば、ビューに通りの名前を表示したい場合、street
という名前のパラメーターを持つ address
ビジネス・オブジェクトにビューをバインドします。 HTML 項目で、以下のコードを追加します。{{tw.businessData.address.street}}
当該ビューのインスタンスをページに配置すると、street
パラメーターの値がビューに表示されます。 ただし、ユーザーが street
パラメーターを更新すると、サーバーがページ全体を再生成するまで、HTML 項目の内容は更新されません。ヒント: スクリプトを挿入するには、ビューの 「動作」 ページでインライン・スクリプトを使用してスクリプトを追加します。 カスタム HTML 項目を使用してスクリプトを追加しないでください。