地理コーダー

ユーザーの物理的な位置に基づいてユーザーの所在地を表示したり、緯度および経度の座標を所在地に変換したりします。 「Map」、「OpenLayers API」、および「地理位置情報」の各ビューと共に使用する必要があります。

地理コーダー・ビューは、地理位置情報ビューと同様に、ユーザーがマップ上のどこにいるか確認できるようにすることでもう 1 つの情報層を追加します。 これを使用して参照点を提供できます。 効率性を高めるために、最初に OpenLayers API ビューをページの上部に配置するか、最低限でもマップ・ビューの前に配置します。 詳しくは、 Map および OpenLayers APIを参照してください。

この例では、マップの API キーの選択、所在地の検出と表示、マップ要素のカスタマイズ、およびマップへの位置の通知を行います。
  1. OpenLayers API ビューを使用して API キーを指定します。
  2. 地理位置情報ビューを使用してユーザーの位置を検出し、それをマップに表示します。
  3. 地理コーダー・ビューを使用して、物理的な所在地をテキスト・ビュー (注、出力テキスト、テキストなど) に表示します。
  4. マップ・ビューをページに追加し、必要に応じて外観プロパティーを調整します。
  5. カスタム HTML ビューを追加し、マップ・ビューにより座標がマップに通知されるようにします。
    <script>
      function updateLocation(me, location) {
         var map = page.ui.get("Map1");    
    
         //Setting the center of the map and adding a marker
         map.setCenter(location.latitude, location.longitude);
         map.addMarker();
    
         //Get physical address of user
    
         var geoCoder = page.ui.get("Geo_Coder1");
         geoCoder.requestAddressLookup(location.latitude, location.longitude);
      }
    </script>
この HTML コードについて以下で説明します。
function updateLocation(me, location)
この関数は、地理位置情報ビューにより呼び出されます。 me パラメーターは Geo_Location1 を参照し、位置情報を渡します。
var map = page.ui.get("Map1")
この関数では、マップが検出され、そのマップとの通信が有効化されます。
map.setCenter(location.latitude, location.longitude)
この関数では、渡された位置情報を使用して、location.latitude および location.longitude の各パラメーター値からマップの中心を設定します。
map.addMarker()
この関数では、中心の位置にマーカーが追加されます。
var geoCoder = page.ui.get("Geo_Coder1")
この関数では、地理的な位置が検出され、その位置との通信が有効化されます。
geoCoder.requestAddressLookup(location.latitude, location.longitude)
この関数では、requestAddressLookup メソッドを使用して、location.latitudeおよび location.longitude の各パラメーター値からユーザーの所在地を推測します。
結果には、以下のマップに示すように、ユーザーのロケーションが表示されます。

イベント

「イベント」プロパティーでビューのイベント・ハンドラーの設定や変更を行います。 イベントをプログラムでトリガーするかユーザーがビューと対話したときにトリガーするように設定できます。 イベントを定義およびコーディングする方法については、 ユーザー定義イベントを参照してください。
地理コーダー・ビューでは、以下のイベント・ハンドラーをアクティブ化できます。
  • ページがロードされるとき。例えば、
  • ロケーションが要求された場合。例えば、以下のようになります。
  • ロケーションが解決されたとき。例えば、以下のようになります。
  • ロケーションの取得時にエラーが発生した場合。例えば、以下のようになります。

方法

地理コーダーに使用できるメソッドの詳細情報については、 地理コーダー JavaScript API を参照してください。

その他のリソース

Coach またはページの作成方法については、 Coach の作成を参照してください。
標準プロパティー (「一般」「構成」「位置決め」「可視性」、および 「HTML 属性」) について詳しくは、 「プロパティーの表示」を参照してください。

関連する地理的ビューについては、 地理的位置マップ、および OpenLayers APIを参照してください。