地理コーダー
ユーザーの物理的な位置に基づいてユーザーの所在地を表示したり、緯度および経度の座標を所在地に変換したりします。 「Map」、「OpenLayers API」、および「地理位置情報」の各ビューと共に使用する必要があります。
地理コーダー・ビューは、地理位置情報ビューと同様に、ユーザーがマップ上のどこにいるか確認できるようにすることでもう 1 つの情報層を追加します。 これを使用して参照点を提供できます。 効率性を高めるために、最初に OpenLayers API ビューをページの上部に配置するか、最低限でもマップ・ビューの前に配置します。 詳しくは、 Map および OpenLayers APIを参照してください。
例
この例では、マップの API キーの選択、所在地の検出と表示、マップ要素のカスタマイズ、およびマップへの位置の通知を行います。
- OpenLayers API ビューを使用して API キーを指定します。
- 地理位置情報ビューを使用してユーザーの位置を検出し、それをマップに表示します。
- 地理コーダー・ビューを使用して、物理的な所在地をテキスト・ビュー (注、出力テキスト、テキストなど) に表示します。
- マップ・ビューをページに追加し、必要に応じて外観プロパティーを調整します。
- カスタム HTML ビューを追加し、マップ・ビューにより座標がマップに通知されるようにします。
<script> function updateLocation(me, location) { var map = page.ui.get("Map1"); //Setting the center of the map and adding a marker map.setCenter(location.latitude, location.longitude); map.addMarker(); //Get physical address of user var geoCoder = page.ui.get("Geo_Coder1"); geoCoder.requestAddressLookup(location.latitude, location.longitude); } </script>
この HTML コードについて以下で説明します。
- function updateLocation(me, location)
- この関数は、地理位置情報ビューにより呼び出されます。 me パラメーターは
Geo_Location1
を参照し、位置情報を渡します。 - var map = page.ui.get("Map1")
- この関数では、マップが検出され、そのマップとの通信が有効化されます。
- map.setCenter(location.latitude, location.longitude)
- この関数では、渡された位置情報を使用して、location.latitude および location.longitude の各パラメーター値からマップの中心を設定します。
- map.addMarker()
- この関数では、中心の位置にマーカーが追加されます。
- var geoCoder = page.ui.get("Geo_Coder1")
- この関数では、地理的な位置が検出され、その位置との通信が有効化されます。
- geoCoder.requestAddressLookup(location.latitude, location.longitude)
- この関数では、
requestAddressLookup
メソッドを使用して、location.latitudeおよび location.longitude の各パラメーター値からユーザーの所在地を推測します。
結果には、以下のマップに示すように、ユーザーのロケーションが表示されます。
イベント
「イベント」プロパティーでビューのイベント・ハンドラーの設定や変更を行います。 イベントをプログラムでトリガーするかユーザーがビューと対話したときにトリガーするように設定できます。 イベントを定義およびコーディングする方法については、 ユーザー定義イベントを参照してください。地理コーダー・ビューでは、以下のイベント・ハンドラーをアクティブ化できます。
- ページがロードされるとき。例えば、
- ロケーションが要求された場合。例えば、以下のようになります。
- ロケーションが解決されたとき。例えば、以下のようになります。
- ロケーションの取得時にエラーが発生した場合。例えば、以下のようになります。
方法
地理コーダーに使用できるメソッドの詳細情報については、 地理コーダー JavaScript API を参照してください。
その他のリソース
Coach またはページの作成方法については、 Coach の作成を参照してください。
標準プロパティー (「一般」、 「構成」、 「位置決め」、 「可視性」、および 「HTML 属性」) について詳しくは、 「プロパティーの表示」を参照してください。
関連する地理的ビューについては、 地理的位置、 マップ、および OpenLayers APIを参照してください。