メッセージが受信されるとプロセスまたはイベント・サブプロセスが開始されるようにする場合は、プロセスまたはイベント・サブプロセス内でメッセージの開始イベントを使用します。 着信メッセージは、プロセス内のメッセージ・イベント、ユーザーが作成した Web サービス、または JMS リスナーに投稿したメッセージから発信することができます。
このタスクについて
すべてのタイプのメッセージ・イベントに適用される一般情報については、「 メッセージ・イベントのモデル化」で説明しています。例えば、新規従業員の各レコードが HR システムで作成されたときに、従業員のオンボード・プロセスが開始されるようにすることができます。 レコードが作成されると、システムはイベントをワークフロー・サーバーに送信します。ワークフロー・サーバーは、イベントを取り込み、新規従業員ごとに後続のステップ (必要なスペースやコンピューター装置のセットアップ、セキュリティー・バッジの要求と作成など) を開始します。
手順
- プロセスを開くか、イベント・サブプロセスにドリルダウンし、「メッセージ開始イベント」コンポーネントをパレットからダイアグラムにドラッグします。
- 開始イベントがイベント・サブプロセスの一部である場合、 「開始イベント」 セクションに以下のオプションが表示されます。
- メッセージの受信と処理によって親プロセスが完了する場合は、 「親プロセスへの割り込み」 オプションが選択されていることを確認してください。これがデフォルト設定です。 このオプションが選択されている場合は、サブプロセスが終了に達したときに親プロセスが完了します。 この選択をクリアした場合は、メッセージを受け取っても親プロセスは中断されず、完了もしません。
- 「親プロセスへの割り込み」 が選択されていない場合は、 「反復可能」 オプションを使用できます。 メッセージの開始イベントが複数回トリガーされる可能性がある場合は、「反復可能」オプションを選択して、サブプロセスが複数のメッセージを受け取れるようにします。
- 相関および出力マッピングを指定します。
- 「プロパティー」 タブで、 「データ・マッピング」をクリックします。
- 「出力マッピング」 セクションを開きます。
- 各出力変数をプロセス内のローカル変数にマップします。
変数ごとに、変数セレクター・アイコンをクリックして、渡される各出力変数をプロセス内のローカル変数とマップします。
例えば、ある従業員レコードが HR システムで作成されるときに、メッセージの開始イベントによってオンボード・プロセスのインスタンスが開始される場合は、その従業員情報を Undercover Agent からプロセスのローカル変数にマップします。
メッセージの開始イベントがイベント・サブプロセスの内部にある場合、プロセス・インスタンスの相関に使用する変数を選択する必要があります。 相関は、メッセージの対象となるプロセス・インスタンスを識別するために使用されます。
例えば、実施中のプロセスのインスタンスを一意的に識別するのに従業員番号が使用されることがあります。 この変数を相関のために選択することによって、特定の従業員番号に関連したデータがイベント・サブプロセスに渡されたとき、実施中のプロセスの適切なインスタンスが見つかります。