Excel との間でのデータの転送

意思決定表を Excel ファイルとしてエクスポートしてオフラインでその内容を処理したり、変更を行ったこれらの Excel ファイルを Business Console にインポートして戻したりすることができます。 また、Excel ファイルと意思決定表の間で行、列、セルなどのデータを手動で転送することもできます。

Excel にエクスポート

意思決定表全体を Business Console から Excel にエクスポートするには、次の手順に従います。
  1. 「意思決定成果物」タブで意思決定表を選択します。
  2. 「この意思決定表を Excel ファイルとしてダウンロードします」をクリックします。
「意思決定表」ビューで「Excel としてダウンロード」をクリックすることもできます。

その後、確認やレポート作成の目的のために、意思決定表を Excel スプレッドシートとして共有できます。

1 つのプロジェクト内に複数の意思決定表がある場合、単一の Excel スプレッドシートとしてダウンロードできます。 意思決定成果物 タブで、意思決定表の横にあるチェック・ボックスを選択し、 選択した意思決定表をダウンロード ... をクリックします。 ツールバーに表示されます。 表が単一のファイルにエクスポートされ、シートごとに 1 つの表が含まれます。

演算子 (例えば、>、[]、+、is null) は、Excel セル値にエクスポートされます。

Excel からのインポート

Excel ファイルを Business Console にインポートして戻すには、次の手順に従います。
  1. 意思決定表エディターを開きます。
  2. 「Excel ファイルのインポート」をクリックします。
  3. Excel スプレッドシートを選択します。
  4. インポート をクリックします。

意思決定表は、ビジネス・コンソールにインポートする前に構造を変更することはできません。 例えば、新しい条件やアクションを導入する列を追加したり、列ヘッダーの定義コメントを編集したりすることはできません。 行うことができるのは、値の変更や、行の追加と削除だけです。 構造を変更して表をインポートすると、エラーや予期しない動作が発生する可能性があります。 「元に戻す」ボタンを使用すると、不要な変更はいつでも元に戻すことができます。

Excel でのフォーマット設定

Business Console に再インポートして戻すために Excel ファイルに変更を加える場合、Excel でのフォーマット設定をせずに手動で演算子を書き込む必要があります。例えば、以下のものがあります。
  • 数値または日付に関する演算子。例:
    [10 | 20]
    >50
    [01/01/2019 | 02/05/2019[
  • ストリングに関する演算子。例: containsstarts withends with
  • セットに関する演算子。例: in X, Y!in X, Y
  • パラメーターのない演算子。例: is nullis not nullis emptyis not empty

値は、セルを右クリックしたときに表示されるとおりにエクスポートされます。例:

  • 単純な日付: M/D/Y
  • 日付: M/D/Y H:MM:SS AM/PM
  • ユニバーサル日付: M/D/Y H:MM/SS AM/PM

意思決定表をエクスポートおよびインポートするときのユーザー定義メソッドの呼び出しがサポートされます。 生成された Excel ファイルでは、下線付きの完全式が表示されます。 Business Console にファイルをインポートして戻すと、下線付きテキストは BOM メソッドの呼び出しとして解釈されます。

手動でのデータの転送

エレメントをコピーして貼り付けることで、Excel と意思決定表の間でデータを転送することもできます。 Excel から Business Console にコピーする場合、選択する内容は意思決定表の内容と一致する必要があります。 転送内容が意思決定表の内容と一致しない場合、意思決定表エディターは転送をブロックするか、エラーを表示することがあります。

2 つの環境間で情報を移動すると、データが変更されることがあります。 転送できるのは値のみであり、データ型情報は転送できません。 例えば、ブール値の truefalse は、意思決定表内では小文字です。 しかし、Excel はブール値を自動的に大文字 (TRUEFALSE) で表示します。 この場合、小文字形式を保持して意思決定表に転送して戻せるようにするために、ブール値をテキストとして扱うように Excel を設定する必要があります。

情報の転送方法は、情報の役割およびフォーマット設定によって決まります。 セルの内容はセル間で転送できますが、行または列の全体はセルのグループとして転送する必要があります。

注:
  • メニュー・コマンドは、すべてのブラウザーで機能するわけではありません。 一部のブラウザーでは、キーボード・ショートカットを使用する必要があります。 また、外部ソースから、とりわけ Excel から貼り付ける場合は、表内に貼り付けのソースとしてマークが付いている領域がないことを確認してください。このマークは、オレンジ色の長方形で示されています。 常に貼り付け操作では、まず表内の使用可能なソースが選択され、その後にクリップボード内にデータがあるかチェックされます。
  • Business Console の意思決定表のコンテンツをコピーして Excel に貼り付けると、セル内にハイフンが表示されることがあります。これは、意思決定表内でグループ化されたセルを表します。 このコンテキストでは、セル内のハイフンは、その上にあるセルが意思決定表内でグループ化される必要があることを意味します。 実際のハイフンを挿入する必要がある場合は、"-" のように引用符で囲んでください。