既存のデータベース設計の複製

既存のデータベース設計を複製するには、InfoSphere® Data Architect を使用して既存のスキーマを抽出し、それをデータベースにデプロイします。

  • セットアップ - InfoSphere Data Architect をインストールして構成します。
  • 接続 - 既存のデータ・ソースに InfoSphere Data Architect を接続します。
  • 複製 - InfoSphere Data Architect で既存のデータ・ソースから物理モデルを作成します。
  • 変換 - 物理モデルを論理モデルに変換した後、その論理モデルを DB2® for Linux, Unix, and Windows 用の物理モデルに変換します。
  • 生成とデプロイ - スキーマを複製するための DDL スクリプトを生成した後、そのスクリプトを実行して、ご使用の Db2® データベースにスキーマをデプロイします。

これらのタスクを実行する前に、Db2 データベースにアップロードするデータがデータベース・ソースに含まれていることを確認してください。

セットアップ

データベースを複製するには、InfoSphere Data Architect の作業用インストール済み環境へのアクセス権限が必要です。InfoSphere Data Architect をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. Db2 Web コンソールにログオンします。
  2. InfoSphere Data ArchitectWeb コンソール からダウンロードします。
  3. InfoSphere Data Architect をインストールします

接続

InfoSphere Data Architect で作業するためには、複製するデータベース・ソースへの接続と、Db2 データベースへの接続が必要です。

既存のデータベースへの接続の作成

以下のステップに従って、既存のデータベースへの接続を作成し、複製する表へのアクセス権限があることを確認します。

  1. InfoSphere Data Architect を開始します
  2. ワークスペースを選択します。デフォルトのディレクトリーを選択してもかまいません。
  3. 新規接続を作成します。「データ・ソース・エクスプローラー」ビューで「データベース接続」を右クリックして、「新規」をクリックします。このビューが表示されない場合は、「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「データ」をクリックして、「データ」パースペクティブを開きます。
  4. 「新規接続」ウィンドウで、既存のデータベース・ソースのデータベース・マネージャーを選択します。「一般」タブに情報を入力した後、接続をテストして、情報が正しいことを確認します。テストが正常に完了したら、「完了」をクリックします。
  5. 新規接続が作成されたことを確認します。「データ・ソース・エクスプローラー」ビューで、「データベース接続」をクリックして、接続名を見つけます。次に、「データベース」フォルダーを展開してドリルダウンし、必要なデータベース・オブジェクトが存在していることを確認します。
Db2 データベースへの接続の作成

本資料のInfoSphere Data Architect の Db2 データベースへの接続のセクションに記載されているステップに従って、ご使用の Db2 データベースへの接続を作成します。

複製

物理モデルは、データベース内でデータがどのように表されるかを示します。物理モデルを作成するときに、表や列など、モデルのオブジェクトを指定します。また、表間のマッピング関係を指定して、データがデータベース内で意図したとおりに表されるようにします。

以下のステップに従って、既存のデータベース・ソースから物理モデルを作成します。

  1. InfoSphere Data Architect ワークベンチで、「データ」パースペクティブがアクティブであることを確認します。デフォルトのパースペクティブは、データ・パースペクティブです。データ・パースペクティブがアクティブでない場合は、「ウィンドウ」 > 「パースペクティブを開く」 > 「データ」をクリックします。「データ」パースペクティブがアクティブの場合、「データ」オプションはメニューにオプションとして表示されません。
  2. 「ファイル」 > 「新規」 > 「データ設計プロジェクト」をクリックして、新規データ設計プロジェクトを作成します。
  3. 「新規データ設計プロジェクト」ウィンドウで、名前を入力して、「完了」をクリックします。 「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューに新規データ設計プロジェクトが表示されます。
  4. 新しく作成したデータ設計プロジェクトで「データ・モデル」フォルダーを右クリックして、新規物理データ・モデルを作成します。次に、「新規」 > 「物理データ・モデル」をクリックします。
  5. 「新規物理データ・モデル」ウィンドウで、データベースやバージョンなどの必要な情報を入力し、「リバース・エンジニアリングからの作成」をクリックします。「次へ」をクリックします。
  6. 「ソース」ページで、「データベース」を選択します。「次へ」をクリックします。
  7. 「接続の選択」ページで、接続タスクで作成して検証した既存のデータベース用の接続を選択し、「次へ」をクリックします。
  8. 「オブジェクトの選択」ページで、複製するスキーマ名を選択し、「次へ」をクリックします。
  9. 「データベース・エレメント」ページで、複製するデータベース・オブジェクトを選択します。データベース構造をコピーするには、次の図に示すように、のみを選択して、他のオブジェクトはクリアします。「次へ」をクリックします。
  10. 「オプション」ページで、「概要」を選択することによって、必要なダイアグラムを生成して暗黙的な関係を表示し、物理モデルが正しいことを検証します。
  11. 「完了」をクリックすると、作成した新規物理モデルを示す総括ダイアグラムが表示されます。次の例は、総括ダイアグラムを示しています。
    新規物理モデル

変換

論理データ・モデルはデータを詳細に示したもので、特定のデータベース・テクノロジーによってデータがどのように物理的に実装されるかについての情報は含んでいません。情報は通常、共通言語で示され、専門用語を含んでいません。

使用しているデータベースと互換性のある物理モデルを作成するために、ソース・データベースの物理モデルを論理モデルに変換した後、その論理モデルを DB2 for Linux, UNIX, and Windows 用の物理モデルに変換する必要があります。この変換を行うには、次の手順を実行します。
  1. InfoSphere Data Architect の「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューから、「物理データ・モデル」の項目の中のデータベース名を右クリックして、「論理データ・モデルへの変換」を選択します。
  2. 論理データ・モデルへの変換」ウィンドウで、「新規モデルの作成」を選択して、「次へ」をクリックします。
  3. 宛先フォルダーとファイル名を入力して、新規モデル・ファイルの場所を指定します。「次へ」をクリックします。
  4. オプション」ページで、論理名とデータ・タイプのデフォルトに関するオプションを選択します。デフォルトのパッケージ名を選択して、「次へ」をクリックします。
  5. 「完了」をクリックして、生成された論理データ・モデルをリソースに保存します。
  6. データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、「論理データ・モデル」の項目の中の「パッケージ 1」を右クリックして、「物理データ・モデルへの変換」を選択します。
  7. 物理データ・モデルへの変換」ウィンドウで、「新規モデルの作成」を選択して、「次へ」をクリックします。
  8. 物理データ・モデル・ファイル」ページで、データベースとして「DB2 for Linux, UNIX, and Windows」を選択し、バージョンとして「V10.5」を選択します。ご使用の Db2 データベース用の物理データ・モデルのファイル名を入力し、「次へ」をクリックします。
  9. オプション」ページで、論理名とデータ・タイプのデフォルトに関するオプションを選択します。デフォルトのパッケージ名を選択して、「次へ」をクリックします。
  10. 出力」ページで、「完了」をクリックして、生成された物理データ・モデルをリソースに保存します。

生成とデプロイ

以下のステップに従って、ご使用の Db2 データベースにスキーマを複製するための DDL スクリプトを生成してデプロイします。

  1. 変換タスクで作成した Db2 データベース用物理データ・モデルから DDL スクリプトを生成します。InfoSphere Data Architect の「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、「データベース」を右クリックし、「DDL の生成」を選択します。
  2. DDL の生成」ウィンドウで、使用するオプションを選択して、「次へ」をクリックします。次の例は、CREATE ステートメントを「完全修飾名」および「引用符で囲まれた ID」とともに生成するためにだけ選択されたオプションを示しています。
    CREATE ステートメント
  3. 「DDL の生成」ウィンドウの「オブジェクト」ページで、Db2 データベース内に作成するデータベース・オブジェクトを選択します。「次へ」をクリックします。
  4. 「DDL の生成」ウィンドウの「DDL の保存と実行」ページで、「SQL エディターで DDL を編集して実行」を選択してスクリプトを編集し、「次へ」 をクリックします。
  5. 「DDL の生成」ウィンドウの「要約」ページで、「完了」をクリックします。
  6. スクリプトの SQL エディター・ビューで、CREATE TABLE ステートメントから COMPRESS NO 節を削除します。この節は、カラム・オーガナイズ表を作成する場合にはサポートされません。そのほかにスクリプトに対する追加の変更があれば、その変更を行います。
  7. 「SQL の実行」をクリックします。次の例は、COMPRESS NO 節のない編集後のスクリプトと、クリックする「SQL の実行」ボタンを示しています。
    「SQL の実行」
  8. 「接続プロファイルを選択」ウィンドウで、ご使用の Db2 データベース用のデータベース接続を選択します。「完了」をクリックします。
  9. SQL の結果」ウィンドウでスクリプトの状況を確認します。チェック・マークは、ご使用の Db2 データベースにスキーマが正常に作成されたことを示しています。お疲れさまでした。状況が「失敗」と表示された場合は、その状況をクリックして詳細を確認できます。この問題を修正するには、ステップ 6 から 9 まで繰り返して DDL スクリプトを変更し、再度実行します。