イベント・モニターの操作

一般的に、イベント・モニターを作成し使用して、特定のイベントが発生したときにシステムに関する情報をキャプチャーするプロセスは、すべてのイベント・モニター・タイプで類似しています。 まずイベント・モニターを作成し、次にデータ収集を有効にして、最後に、収集されたデータにアクセスします。

このタスクについて

このトピックでは、イベント・モニターを操作する際に実行する一般的な手順を大まかに説明します。

手順

イベント・モニターを使用してイベント情報をキャプチャーするには、次のようにします。

  1. イベント・モニターを作成します。
    イベント・モニターを作成するには、適切なバージョンの CREATE EVENT MONITOR ステートメントを使用します。 イベント・モニターを作成するときに、イベント・モニターが収集するデータをどのように記録するかを選択する必要があります。 すべてのイベント・モニターは、その出力をリレーショナル表に書き込むことができますが、目的によっては、別の方法のほうが適している場合があります。
  2. イベント・モニターを活動化します。
    イベント・モニターを活動化するには、SET EVENT MONITOR STATE ステートメントを使用します。
    例えば capturestats というイベント・モニターの場合は、次のコマンドを使用します。
    SET EVENT MONITOR capturestats STATE 1
    イベント・モニターによるデータ収集をオフにするには、次のステートメントを使用します。
    SET EVENT MONITOR capturestats STATE 0
    デフォルトでは、一部のイベント・モニターはデータベースが活動化されると自動的に活動化されますが、それ以外のイベント・モニターは手動で活動化しなければなりません。 ただし、AUTOSTART オプションを使用して作成されたイベント・モニターは、次にデータベースが活動化されるまで自動的に活動化されません。 最近作成されたイベント・モニターを強制的にアクティブ状態にするには、SET EVENT MONITOR STATE ステートメントを使用します。 イベント・モニターが自動的に始動するかどうかを決める方法は、関連の CREATE EVENT MONITOR ステートメントについての参照情報をご覧ください。
  3. データの収集を有効にします。 (LOCKING、ACTIVITIES、STATISTICS、UNIT OF WORK、および PACKAGE CACHE の各イベント・モニターの場合のみ)
    データの収集を有効にするには、イベント・モニターによって記録する特定のタイプのデータを収集するように、データベース・マネージャーを構成する必要があります。

    すべてのイベント・モニターでデータ収集を有効にする必要があるわけではありません。 TABLE イベント・モニターなど、有効にしなくともよいイベント・モニターでは、作成と活動化さえ行えば、データを収集するのには十分です。 しきい値違反イベント・モニターも、データの収集を自動的に開始します。 しかしこの場合、CREATE THRESHOLD ステートメントを使用して、データをキャプチャーする際のしきい値も定義する必要があります。

    データの収集を有効にする必要のあるイベント・モニターの場合、さまざまなオプションが使用可能です。 扱っているイベント・モニターのタイプによっては、データベース全体にわたるデータ収集を有効にするようにデータベース構成パラメーターを設定することもできます。 あるいは、特定のタイプのワークロード・オブジェクトに関する特定の種類のデータの収集を有効にするよう選択することもできます。

    例えば、システム内のある作業単位が終了したときに、作業単位イベント・モニターに関する基本情報を収集するよう構成するためには、 mon_uow_data パラメーターを BASE に設定することができます。 あるいは、特定のワークロードに関してのみ作業単位情報をキャプチャーするためには、CREATE WORKLOAD ステートメントまたは ALTER WORKLOAD ステートメントの一部として COLLECT UNIT OF WORK DATA BASE 節を指定することができます。
  4. アプリケーションまたは照会を実行します。
    イベント・モニターを作成し、活動化してデータの収集を有効にした後、データを収集する対象のアプリケーションまたは照会を実行します。
  5. オプション: イベント・モニターを非アクティブ化します。
    データを収集する対象のアプリケーションまたは照会の実行後に、SET EVENT MONITOR STATE ステートメントを使用してイベント・モニターを非アクティブ化することができます。 (ステップ 2 を参照。) 次のステップに進む前に、イベント・モニターを非アクティブ化することは必須ではありませんが、イベント・モニターをアクティブのままにしておくと、見る必要のないデータのためにディスク・スペースが使用されることになります。
  6. イベント・モニターによるデータ収集の結果を調べます。
    イベント・モニターが作成した出力のタイプに応じて、収集したデータにアクセスするためのさまざまなオプションがあります。 データが直接リレーショナル表に書き込まれた場合は、SQL を使用して、表の列に含まれるデータにアクセスできます。 一方、イベント・モニターが未フォーマット・イベント (UE) 表に書き込んだ場合は、イベント・データを表示できるようにするために、db2evmonfmt のようなコマンドまたは EVMON_FORMAT_UE_TO_TABLES のようなプロシージャーを使用して、UE 表を後処理する必要があります。
  7. オプション: 不要になったデータを、イベント・モニター表から除去します。
    定期的に使用するイベント・モニターでは、表から不要なデータを除去するとよいでしょう。 例えば、作業単位イベント・モニターを使用して、別のアプリケーションが使用しているシステム・リソースに関する日次会計レポートを生成している場合、レポートの生成後にイベント・モニター表からその日のデータを削除するとよいでしょう。
    ヒント: イベント・モニターの出力を定期的に整理する必要がある場合は、未フォーマット・イベント (UE) 表を使用してイベント・モニターの出力を記録することを検討してください。 データを通常表に転送した後で、UE 表を自動的に整理できるようになりました。