DB2® データベース製品を AIX® オペレーティング・システムにインストールする場合は、選択したシステムが、必要なオペレーティング・システム、ハードウェア、ソフトウェア、および通信の要件を満たしていることを事前に確認してください。
DB2 データベース製品には、入手可能ないくつかの異なるエディションがあります。
一部の DB2 データベース製品およびフィーチャーは、特定のオペレーティング・システムでのみ使用できます。
各オペレーティング・システムで使用可能な DB2 データベース製品のリストについては、DB2 データベース製品およびパッケージ化情報を参照してください。
DB2 データベース製品をインストールするには、次の最小要件を満たす必要があります。
表 1. AIX のインストール要件オペレーティング・システム |
ハードウェア |
AIX バージョン 5.3- 64 ビットの AIX カーネルが必要です。
- AIX 5.3 Technology Level (TL) 9 および Service Pack (SP) 2
- 最小 C++ ランタイム・レベルは、xlC.rte 9.0.0.8 および xlC.aix50.rte 9.0.0.8 (またはそれ以降) ファイル・セットを必要とします。
これらのファイル・セットは、2008 年 6 月の IBM C++
Runtime Environment Components for AIX パッケージに組み込まれています。
AIX バージョン 7.1 4- 64 ビットの AIX カーネルが必要です。
- AIX 7.1.0 一般出荷版 (GA)
- 最小 C++ ランタイム・レベルは、xlC.rte 11.1.0.0 および xlC.aix61.rte 11.1.0.0 (またはそれ以降) ファイル・セットを必要とします。
これらのファイル・セットは、2010 年 4 月の IBM C++
Runtime Environment Components for AIX V11.1 パッケージに組み込まれています。
- DB2 バージョン 9.7 を AIX バージョン 7.1 で実行するための最小要件は、DB2 バージョン 9.7 フィックスパック 3 (V9.7.0.3) です。3
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64 ビットのコモン・ハードウェア・リファレンス・プラットフォーム (CHRP) アーキテクチャー (POWER3 プロセッサー・ベースのシステム以外) 1
サポートされている AIX オペレーティング・システムを実行できるすべてのプロセッサー
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- 1 これが CHRP アーキテクチャー・システムであることを確認するには、コマンド lscfg を発行し、出力 Model Architecture: chrp を探してください。
POWER3 プロセッサー・ベースのシステムの場合、まず POWER4 プロセッサー・ベースのシステムにアップグレードしてから、DB2 バージョン 9.7 をインストールしてください。POWER3 プロセッサー・ベースのシステムは DB2 バージョン 9.7 ではサポートされていません。
- 2 AIX 6.1 には、システム WPAR およびアプリケーション WPAR の 2 つのタイプのワークロード・パーティション (WPAR) があります。DB2 のインストールは、システム WPAR でのみサポートされます。
AIX 6.1 は、JFS2 ファイル・システムまたは一連のファイルを暗号化する機能もサポートします。
- 3 POWER7 システムの追加の考慮事項:
- IBM Tivoli® System Automation for Multiplatforms (SA MP) 2.2..x
または SA MP 3.1.x
Reliable Scalable Cluster Technology (RSCT) 2.5.4.0 がインストールされている場合、SA MP
3.1.0.6 特別パッケージ (RSCT 2.5.4.2 同梱) が必要です。バージョン 9.7 フィックスパック 2 以降には、アップデート・バージョンの SA MP が組み込まれていて、POWER7 システムをサポートする RSCT レベルが含まれています。
- POWER7 システムで実行される DB2 製品は、Active Memory™ の拡張機能をサポートしています。
- IBM Tivoli Monitoring for Databases: DB2 Agent (ITMA) は POWER7 システムでサポートされていません。
- 他の考慮事項や、手動で POWER7 のサポートを使用可能にすることについては、www.ibm.com/support/docview.wss?&uid=swg21420730 を参照してください。
- 4DB2 High Availability Feature を使用するには、バージョン 9.7 フィックスパック 3 以降のフィックスパックを適用する必要があります。これらのフィックスパックには IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) の更新バージョンが含まれています。
注: 新規オペレーティング・システム・インストールではなく、オペレーティング・システムのアップグレードを使用して最小オペレーティング・システム要件が適用された場合には、入出力完了ポート (IOCP) を別個にインストールする必要があります。
IOCP ライブラリーを AIX インストール CD から入手して、DB2 サーバー上で IOCP を構成することができます。
クライアントのみのインストールでは、IOCP は必要ではありません。 詳しくは、
AIX での IOCP の構成を参照してください。
マウントの考慮事項
UNIX オペレーティング・システム上での DB2 製品の root インストールの場合、nosetuid オプションを使ってファイル・システムをマウントしないでください。