以下の表は、SQL と XML の具体的な制限値を示しています。 最も制限が厳しい場合に準拠することによって、 容易に移植できるアプリケーション・プログラムを設計することができます。
表 1 は、制限値をバイト単位でリストしています。 ID の作成時に、アプリケーション・コード・ページからデータベース・コード・ページに変換された後に、これらの制限が課されます。 また、データベースからの ID の検索時に、データベース・コード・ページからアプリケーション・コード・ページに変換された後にも、これらの制限が課されます。 これらのいずれかのプロセスの中で ID 長さ限界を超えた場合には、切り捨てが生じるか、またはエラーが戻されます。
文字の長さ制限は、データベースのコード・ページとアプリケーションのコード・ページに応じて変わります。 例えば、UTF-8 文字の幅は 1 から 4 バイトの範囲にわたるため、限界が 128 バイトの Unicode 表における ID の文字の長さ制限は、どんな文字が使用されるかによって 32 から 128 文字の範囲になります。 名前の長さが、データベース・コード・ページへの変換後にこの表の限界を超えるような ID を作成しようとした場合には、エラーが戻されます。
ID 名を保管するアプリケーションは、コード・ページ変換が生じた後に ID のサイズが大きくなる可能性に対処できなければなりません。 ID がカタログから検索されるとき、それらはアプリケーション・コード・ページに変換されます。 データベース・コード・ページからアプリケーション・コード・ページに変換されると、結果として ID は、表のバイト限界よりも長くなってしまう可能性があります。 アプリケーションによって宣言されるホスト変数が、コード・ページ変換後に ID 全体を格納できない場合、それは切り捨てられます。 それが受け入れられない場合には、ID 名全体を受け入れられるように、ホスト変数のサイズを大きくすることができます。
DB2® ユーティリティーのデータ検索、およびユーザー指定コード・ページへのデータの変換にも、同じ規則が適用されます。 エクスポートなどの DB2 ユーティリティーがデータを検索し、(エクスポートの CODEPAGE 修飾子または DB2CODEPAGE レジストリー変数を使用して) ユーザー指定コード・ページへの変換を課す場合に、コード・ページ変換のために以下の表に明記されている限界を超えて ID が拡張すると、エラーが戻されるか、または ID が切り捨てられる可能性があります。
説明 | バイト単位の最大値 |
---|---|
別名 | 128 |
属性名 | 128 |
監査ポリシー名 | 128 |
許可名 (1 バイト文字のみ可) | 128 |
バッファー・プール名 | 18 |
列名2 | 128 |
制約名 | 128 |
相関名 | 128 |
カーソル名 | 128 |
データ・パーティション名 | 128 |
データ・ソース列名 | 255 |
データ・ソース索引名 | 128 |
データ・ソース名 | 128 |
データ・ソース表名 (リモート表名) | 128 |
データベース・パーティション・グループ名 | 128 |
データベース・パーティション名 | 128 |
イベント・モニター名 | 128 |
外部プログラム名 | 128 |
関数マッピング名 | 128 |
グループ名 | 128 |
ホスト ID1 | 255 |
データ・ソースのユーザー (リモート許可名) の ID | 128 |
SQL プロシージャー中の ID (条件名、FOR ループ ID、ラベル、結果セット・ロケーター、ステートメント名、変数名) | 128 |
索引名 | 128 |
索引拡張名 | 18 |
SPECIFICATION ONLY 指定の索引名 | 128 |
ラベル名 | 128 |
名前空間の URI (Uniform Resource Identifier) | 1000 |
ニックネーム | 128 |
パッケージ名 | 128 |
パッケージ・バージョン ID | 64 |
パラメーター名 | 128 |
データ・ソースにアクセスするパスワード | 32 |
プロシージャー名 | 128 |
ロール名 | 128 |
セーブポイント名 | 128 |
スキーマ名2,3 | 128 |
セキュリティー・ラベル・コンポーネント名 | 128 |
セキュリティー・ラベル名 | 128 |
セキュリティー・ポリシー名 | 128 |
シーケンス名 | 128 |
サーバー名 (データベース別名) | 8 |
特定名 | 128 |
SQL 条件名 | 128 |
SQL 変数名 | 128 |
ステートメント名 | 128 |
表名 | 128 |
表スペース名 | 18 |
トランスフォーム・グループ名 | 18 |
トリガー名 | 128 |
トラステッド・コンテキストの名前 | 128 |
タイプ・マッピング名 | 18 |
ユーザー定義関数名 | 128 |
ユーザー定義メソッド名 | 128 |
ユーザー定義タイプ名2 | 128 |
ビュー名 | 128 |
ラッパー名 | 128 |
XML エレメント名、属性名、接頭部名 | 1000 |
XML スキーマ・ロケーションの URI (Uniform Resource Identifier) | 1000 |
注:
|
説明 | 制限値 |
---|---|
SMALLINT (短精度整数) の最小値 | -32 768 |
SMALLINT (短精度整数) の最大値 | +32 767 |
INTEGER (整数) の最小値 | -2 147 483 648 |
INTEGER (整数) の最大値 | +2 147 483 647 |
BIGINT (64 ビット整数) の最小値 | -9 223 372 036 854 775 808 |
BIGINT (64 ビット整数) の最大値 | +9 223 372 036 854 775 807 |
10 進数の精度の最大値 | 31 |
REAL 値の最大指数 (Emax) | 38 |
REAL (実数) の最小値 | -3.402E+38 |
REAL (実数) の最大値 | +3.402E+38 |
REAL 値の最小指数 (Emin) | -37 |
REAL (実数) の正の最大値 | +1.175E-37 |
REAL (実数) の負の最大値 | -1.175E-37 |
DOUBLE 値の最大指数 (Emax) | 308 |
DOUBLE (倍精度) の最小値 | -1.79769E+308 |
DOUBLE (倍精度) の最大値 | +1.79769E+308 |
DOUBLE 値の最小指数 (Emin) | -307 |
DOUBLE (倍精度) の正の最小値 | +2.225E-307 |
DOUBLE (倍精度) の負の最大値 | -2.225E-307 |
DECFLOAT(16) 値の最大指数 (Emax) | 384 |
最小 DECFLOAT(16) 値1 | -9.999999999999999E+384 |
最大 DECFLOAT(16) 値 | 9.999999999999999E+384 |
DECFLOAT(16) 値の最小指数 (Emin) | -383 |
最小の正 DECFLOAT(16) 値 | 1.000000000000000E-383 |
最大の負 DECFLOAT(16) 値 | -1.000000000000000E-383 |
DECFLOAT(34) 値の最大指数 (Emax) | 6144 |
最小 DECFLOAT(34) 値1 | -9.999999999999999999999999999999999E+6144 |
最大 DECFLOAT(34) 値 | 9.999999999999999999999999999999999E+6144 |
DECFLOAT(34) 値の最小指数 (Emin) | -6143 |
最小の正 DECFLOAT(34) 値 | 1.000000000000000000000000000000000E-6143 |
最大の負 DECFLOAT(34) 値 | -1.000000000000000000000000000000000E-6143 |
注:
|
説明 | 制限値 |
---|---|
CHAR の最大長 (バイト単位) | 254 |
VARCHAR の最大長 (バイト単位) | 32 672 |
LONG VARCHAR の最大長 (バイト単位)1 | 32 700 |
CLOB の最大長 (バイト単位) | 2 147 483 647 |
シリアライズ XML の最大長 (バイト単位) | 2 147 483 647 |
GRAPHIC の最大長 (2 バイト文字単位) | 127 |
VARGRAPHIC の最大長 (2 バイト文字単位) | 16 336 |
LONG VARGRAPHIC の最大長 (2 バイト文字単位)1 | 16 350 |
DBCLOB の最大長 (2 バイト文字単位) | 1 073 741 823 |
BLOB の最大長 (バイト単位) | 2 147 483 647 |
文字定数の最大長 | 32 672 |
GRAPHIC 定数の最大長 | 16 336 |
連結後の文字ストリングの最大長 | 2 147 483 647 |
連結後の GRAPHIC ストリングの最大長 | 1 073 741 823 |
連結後のバイナリー・ストリングの最大長 | 2 147 483 647 |
16 進定数の最大桁数 | 32 672 |
実行時の構造化タイプ列オブジェクトの最大インスタンス (ギガバイト単位) | 1 |
カタログ・コメントの最大サイズ (バイト単位) | 254 |
注:
|
説明 | 制限値 |
---|---|
XML 文書の最大の深さ (レベル数) | 125 |
XML スキーマ文書の最大サイズ (バイト単位) | 31 457 280 |
説明 | 制限値 |
---|---|
DATE (日付) の最小値 | 0001-01-01 |
DATE (日付) の最大値 | 9999-12-31 |
TIME (時刻) の最小値 | 00:00:00 |
TIME (時刻) の最大値 | 24:00:00 |
TIMESTAMP (タイム・スタンプ) の最小値 | 0001-01-01-00.00.00.000000000000 |
TIMESTAMP (タイム・スタンプ) の最大値 | 9999-12-31-24.00.00.000000000000 |
タイム・スタンプの精度の最小値 | 0 |
タイム・スタンプの精度の最大値 | 12 |
説明 | 制限値 |
---|---|
アプリケーション | |
プリコンパイル済みプログラム内のホスト変数宣言の最大数3 | ストレージ |
ホスト変数値の最大長 (バイト単位) | 2 147 483 647 |
プログラムで宣言できるカーソルの最大数 | ストレージ |
作業単位で変更される行の最大数 | ストレージ |
一度にオープンできるカーソルの最大数 | ストレージ |
DB2 クライアント内のプロセス当たりの接続の最大数 | 512 |
トランザクション内の同時にオープンできる LOB ロケーターの最大数 | 4 194 304 |
SQLDA の最大サイズ (バイト単位) | ストレージ |
準備されるステートメントの最大数 | ストレージ |
バッファー・プール | |
32 ビット・リリースでのバッファー・プールの最大 NPAGES | 1 048 576 |
64 ビット・リリースでのバッファー・プールの最大 NPAGES | 2 147 483 647 |
すべてのバッファー・プール・スロットの最大合計サイズ (4K) | 2 147 483 646 |
並行性 | |
サーバーの同時ユーザーの最大数4 | 64 000 |
インスタンス当たりの並行ユーザーの最大数 | 64 000 |
データベース当たりの並行アプリケーションの最大数 | 60 000 |
インスタンス当たりの並行使用可能なデータベースの最大数 | 256 |
制約 | |
表に対する制約の最大数 | ストレージ |
ユニーク (UNIQUE) 制約の列の最大数 (ユニーク索引によってサポートされる) | 64 |
ユニーク (UNIQUE) 制約の列の結合後の最大長 (ユニーク索引によってサポートされる) (バイト単位)9 | 8192 |
外部キーで参照される列の最大数 | 64 |
外部キーで参照される列の結合後の最大長 (バイト単位)9 | 8192 |
チェック制約の指定の最大長 (バイト単位) | 65 535 |
データベース | |
最大データベース・パーティション番号 | 999 |
索引 | |
表の索引の最大数 | 32 767 またはストレージのサイズによる |
索引キーの列の最大数 | 64 |
すべてのオーバーヘッドを含む索引キーの最大長7 9 | indexpagesize/4 |
変数の索引キー部分の最大長 (バイト単位)8 | 1022 またはストレージのサイズによる |
SMS 表スペース内のデータベース・パーティション当たりの索引の最大サイズ (テラバイト単位)7 | 64 |
REGULAR DMS 表スペース内のデータベース・パーティション当たりの索引の最大サイズ (ギガバイト単位)7 | 512 |
LARGE DMS 表スペース内のデータベース・パーティション当たりの索引の最大サイズ (テラバイト単位)7 | 64 |
XML データに対する索引 に対する索引の変数の索引キー部分の最大長 (バイト単位)7 | pagesize/4 - 207 |
ログ・レコード | |
最大ログ・シーケンス番号 | 0xFFFF FFFE FFFF FFEF |
モニター | |
同時に起動できるイベント・モニターの最大数 | 128 |
DB2 パーティション・ データベース環境で、同時にアクティブにできる GLOBAL イベント・モニターの最大数 | 32 |
ルーチン | |
LANGUAGE SQL を指定したプロシージャー中のパラメーターの最大数 | 32 767 |
PROGRAM TYPE MAIN を指定した外部プロシージャー中のパラメーターの最大数 | 32 767 |
PROGRAM TYPE SUB を指定した外部プロシージャー中のパラメーターの最大数 | 90 |
カーソルの値コンストラクター内のパラメーターの最大数 | 32 767 |
ユーザー定義関数のパラメーターの最大数 | 90 |
ルーチンのネスト・レベルの最大数 | 64 |
SQL パス内のスキーマの最大数 | 64 |
SQL パスの最大長 (バイト単位) | 2048 |
セキュリティー | |
タイプ・セットまたはツリーのセキュリティー・ラベル・コンポーネント内のエレメントの最大数 | 64 |
タイプ配列のセキュリティー・ラベル・コンポーネント内のエレメントの最大数 | 65 535 |
セキュリティー・ポリシー内のセキュリティー・ラベル・コンポーネントの最大数 | 16 |
SQL | |
SQL ステートメントの最大全長 (バイト単位) | 2 097 152 |
SQL ステートメントまたはビューで参照される表の最大数 | ストレージ |
SQL ステートメント中のホスト変数参照の最大数 | 32 767 |
ステートメント中の定数の最大数 | ストレージ |
選択リスト内のエレメントの最大数7 | 1012 |
WHERE または HAVING 節の述部の最大数 | ストレージ |
GROUP BY 節中の列の最大数7 | 1012 |
GROUP BY 節中の列の合計長の最大値 (バイト単位)7 | 32 677 |
ORDER BY 節中の列の最大数7 | 1012 |
ORDER BY 節中の列の合計長の最大値 (バイト単位)7 | 32 677 |
副照会ネストの最大レベル | ストレージ |
単一のステートメント中の副照会の最大数 | ストレージ |
挿入操作内の値の最大数7 | 1012 |
単一の更新操作中の SET 節の最大数7 | 1012 |
表とビュー | |
表の列の最大数 7 | 1012 |
ビュー内の列の最大数1 | 5000 |
ニックネームによって参照されるデータ・ソース表またはビューにある列の最大数 | 5000 |
分散キー内の列の最大数5 | 500 |
すべてのオーバーヘッドを含む行の最大長2 7 | 32 677 |
非パーティション表の、データベース・パーティション当たりの行の最大数 | 128 x 1010 |
データ・パーティションの、データベース・パーティション当たりの行の最大数 | 128 x 1010 |
REGULAR 表スペース内のデータベース・パーティション当たりの表の最大サイズ (ギガバイト単位)3 7 | 512 |
LARGE DMS 表スペース内のデータベース・パーティション当たりの表の最大サイズ (テラバイト単位)7 | 64 |
1 つの表のデータ・パーティションの最大数 | 32 767 |
表パーティション列の最大数 | 16 |
ユーザー定義行タイプのフィールドの最大数 | 1012 |
表スペース | |
表または表パーティションごとの LOB オブジェクトの最大サイズ (テラバイト単位) | 4 |
表または表パーティションごとの LF オブジェクトの最大サイズ (テラバイト単位) | 2 |
データベース内の表スペースの最大数 | 32 768 |
SMS 表スペース内の表の最大数 | 65 532 |
REGULAR DMS 表スペースの最大サイズ (ギガバイト単位)3 7 | 512 |
LARGE DMS 表スペースの最大サイズ (テラバイト単位)3 7 | 64 |
一時 DMS 表スペースの最大サイズ (テラバイト単位) 3 7 | 64 |
DMS 表スペース内の表オブジェクトの最大数6 | 表 7を参照してください。 |
自動ストレージ・データベース内のストレージ・パスの最大数 | 128 |
自動ストレージ・データベースに関連付けられているストレージ・パスの最大長 (バイト単位) | 175 |
トリガー | |
トリガーのカスケード実行時の最大の深さ | 16 |
ユーザー定義タイプ | |
構造化タイプ内の属性の最大数 | 4082 |
注:
|
説明 | 4K ページ・サイズの制限値 | 8K ページ・サイズの制限値 | 16K ページ・サイズの制限値 | 32K ページ・サイズの制限値 |
---|---|---|---|---|
DMS 表スペース内の表オブジェクトの最大数1 | 51 9712 53 2123 |
53 299 | 53 747 | 54 264 |
表の列の最大数 | 500 | 1012 | 1012 | 1012 |
すべてのオーバーヘッドを含む行の最大長 | 4005 | 8101 | 16 293 | 32 677 |
REGULAR 表スペース内のデータベース・パーティション当たりの表の最大サイズ (ギガバイト単位) | 64 | 128 | 256 | 512 |
LARGE DMS 表スペース内のデータベース・パーティション当たりの表の最大サイズ (テラバイト単位) | 8 | 16 | 32 | 64 |
すべてのオーバーヘッドを含む索引キーの最大長 (バイト単位) | 1024 | 2048 | 4096 | 8192 |
SMS 表スペース内のデータベース・パーティション当たりの索引の最大サイズ (テラバイト単位) | 8 | 16 | 32 | 64 |
REGULAR DMS 表スペース内のデータベース・パーティション当たりの索引の最大サイズ (ギガバイト単位) | 64 | 128 | 256 | 512 |
LARGE DMS 表スペース内のデータベース・パーティション当たりの索引の最大サイズ (テラバイト単位) | 8 | 16 | 32 | 64 |
通常 DMS 表スペース中の最大サイズ (ギガバイト単位) | 64 | 128 | 256 | 512 |
LARGE DMS 表スペースの最大サイズ (テラバイト単位) | 8 | 16 | 32 | 64 |
一時 DMS 表スペースの最大サイズ (テラバイト単位) | 8 | 16 | 32 | 64 |
選択リスト内のエレメントの最大数 | 5004 | 1012 | 1012 | 1012 |
GROUP BY 節中の列の最大数 | 500 | 1012 | 1012 | 1012 |
GROUP BY 節中の列の合計長の最大値 (バイト単位) | 4005 | 8101 | 16 293 | 32 677 |
ORDER BY 節中の列の最大数 | 500 | 1012 | 1012 | 1012 |
ORDER BY 節中の列の合計長の最大値 (バイト単位) | 4005 | 8101 | 16 293 | 32 677 |
挿入操作内の値の最大数 | 500 | 1012 | 1012 | 1012 |
単一の更新操作中の SET 節の最大数 | 500 | 1012 | 1012 | 1012 |
REGULAR 表スペースのページ当たりの最大レコード数 | 251 | 253 | 254 | 253 |
LARGE 表スペースのページ当たりの最大レコード数 | 287 | 580 | 1165 | 2335 |
注:
|