データベース管理スペース (DMS) 表スペース内のコンテナーは、ストレージの必要の変更に応じてサイズ変更することができます。DMS コンテナーの自動サイズ変更機能を使用する場合は、データベース・マネージャーがその処理を行います。自動サイズ変更オプションを使用可能に設定しない場合は、手動で調整することもできます。
DMS 表スペース内の 1 つ以上のコンテナーのサイズを、指定した大きさに増やすには、ALTER TABLESPACE コマンドの EXTEND オプションを使用します。既存のコンテナーのサイズを削減するには、REDUCE オプションを使用します。EXTEND または REDUCE を使用するときは、現在のサイズから増減したサイズを指定します。つまり、サイズの調整は現行サイズと相対的に行います。
ALTER TABLESPACE ステートメントの RESIZE オプションも使用できます。RESIZE を使用する場合、対象コンテナーの新規サイズを指定します。 言い換えると、サイズは指定コンテナーの絶対サイズとして解釈されます。RESIZE オプションを使用する時、ステートメントの一部としてリストされているすべてのコンテナーは、 サイズを増加させるか、サイズを縮小させるかの一方しか行えません。 同じステートメント内で、幾つかのコンテナーを増やして、他のコンテナーを減らすことはできません。
制約事項
ALTER TABLESPACE PERSNEL
EXTEND (FILE 'e:¥wrkhist1' 200
FILE 'f:¥wrkhist2' 200)
このアクションを実行すると、2 つのファイルは 1 000 ページから 1 200 ページにサイズが増えます。 すべてのコンテナーにわたって表スペースのコンテナーのバランスが再調整されます。バランスの再調整中も、表スペースへのアクセスは制限されません。
ALTER TABLESPACE HISTORY
RESIZE (DEVICE '/dev/rhd7' 2000,
DEVICE '/dev/rhd8' 2000)
このアクションを実行すると、2 つのデバイスは 1 000 ページから 2 000 ページにサイズが増えます。 すべてのコンテナーにわたって表スペースのコンテナーのバランスが再調整されます。バランスの再調整中も、表スペースへのアクセスは制限されません。
ALTER TABLESPACE PAYROLL
REDUCE (FILE 'd:¥hldr¥finance' 200)
このアクションを実行すると、ファイルは 1 000 ページから 800 ページにサイズが減少します。