db2sampl - サンプル・データベースの作成コマンド
SAMPLE という名前のサンプル・データベースを作成します。
注: Db2® Workgroup Server Editionの SAMPLE データベースには、ライセンス違反の原因となるマテリアライズ照会表 (MQT) とマルチディメンション・クラスター表 (MDC) が含まれています。 この違反は、 Db2 Enterprise Server Editionにアップグレードすることによってのみ除去できます。
このデータベースは、最初の作成時には自動的に構成されません。 ユーザーは、後で SAMPLE データベースに対して AUTOCONFIGURE コマンドを発行できます。
許可
以下のいずれかの権限が必要です。
- SYSADM
- SYSCTRL
必要な接続
なし
コマンド構文
コマンド・パラメーター
- -dbpath path-name
- データベースを作成するパスを指定します。 Windows オペレーティング・システムの場合、データベースを作成するドライブの文字を指定します。 path-name の最大長は 175 文字です。 デフォルトでは、 path-name は、データベース・マネージャー構成ファイル (dftdbpath パラメーター) に指定されているデフォルト・パスです。
- -name database-name
- サンプル・データベースの名前を指定します。 データベース名は、データベースの命名規則に準拠していなければなりません。 デフォルトでは、database-name は SAMPLE です。
- -encrypt
- デフォルトの暗号化オプションを使用してサンプル・データベースを作成します。
- -encroptsoptions
- サンプル・データベースを暗号化するときに使用する暗号化オプションをカスタマイズします。 オプション文字列の形式はCipher=cipher-name:Mode=mode-name:Key
Length=key-length: Master Key Label=label-nameです。ここで、
- Cipher はオプションです。 有効な値は AES です。
- Mode はオプションです。 デフォルトは CBC です。
- Key Length はオプションです。 AES の場合の有効値は 128、192、256 です (デフォルトは 256)。
- Master Key Label は、keystore_location データベース・マネージャー構成パラメーターの値で指定されている鍵ストア内のマスター鍵を一意的に指定します。 label-name の最大長は 255 バイトです。 マスター鍵ラベルを指定しない場合は、データベース・マネージャーによってマスター鍵ラベルが自動生成され、マスター鍵が生成されて鍵ストアに挿入されます。
- -force
- サンプル・データベースに指定されたものと同じ名前の付いたインスタンス内の既存のデータベースを強制的にドロップし、再作成します。
- -verbose
- 状況メッセージを標準出力に出力します。
- -quiet
- 標準出力への状況メッセージの出力を抑止します。
- -sql
- 表、トリガー、関数、プロシージャーを作成し、表にデータを追加します。
- -xml
- データ・タイプ XML の列を持つ表の作成、XML 列に対する索引の作成、XML スキーマの登録を行い、これらの表に XML 文書の値を含むデータを追加します。
このオプションがサポートされるのは、XML がサポートされている場合のみです。 XML をサポートしない場合、このオプションは無視されます。
- -ベクター
- データ型VECTORの列を持つテーブルを作成し、テーブルにデータを入力する。
- -v8
- Db2 バージョン 8 のサンプル・データベース、データベース・オブジェクト、およびデータを作成します。 バージョン 8 のサンプル・データベースは、SAMPLEと呼ばれる非Unicodeデータベースであり、データベース・マネージャー構成ファイル (dftdbpath パラメーター) に指定されたデフォルト・パスに作成されます。
- -? | ? | help
- db2sampl コマンド構文ヘルプを戻します。
- db2sampl のデフォルトの動作
オプションの引数をまったく付けないで db2sampl コマンドを発行すると、環境がパーティション化されているかどうかに応じて、次のように動作が異なります。
非パーティション・データベース環境の場合:
- Unicode (UTF-8) コード・セットを使用して SAMPLE という名前のデータベースをデフォルト・データベース・パス内に作成します。
- 表、索引、制約、トリガー、関数、プロシージャー、マルチディメンション・クラスター表、およびマテリアライズ照会表を含め、リレーショナル・データベース・オブジェクトを作成します。
- リレーショナル表にデータを追加します。
- XML データ・タイプ列をもった表を作成します。
- XML データに対する索引を作成します。
- XML スキーマ文書を収容する XML スキーマ・リポジトリーを作成します。
- VECTOR データ型のカラムを持つテーブルを作成し、カラムにデータを入力する。
パーティション・データベース環境の場合:
- Unicode (UTF-8) コード・セットを使用して SAMPLE という名前のデータベースをデフォルト・データベース・パス内に作成します。
- 表、索引、制約、トリガー、関数、プロシージャー、マルチディメンション・クラスター表、およびマテリアライズ照会表を含め、リレーショナル・データベース・オブジェクトを作成します。
- 表にデータを追加します。
使用上の注意
- db2sampl コマンドは、Db2 データベース・サーバーがインストールされているコンピューター上でのみ発行できます。 リモート IBM® Data Server Clientから発行することはできません。
- サンプル・データベースは、データベース・マネージャー構成パラメーターauthenticationに指定されたインスタンス認証タイプで作成されます。
- 暗号化されたサンプル・データベースを作成する前に、 Db2 ネイティブ暗号化を構成する必要があります。 詳しくは、 Db2 ネイティブ暗号化を参照してください。
例
- デフォルトの特性をもったサンプル・データベースを作成するには、以下を発行します。
db2sampl - Windows オペレーティング・システムで、デフォルト・スキーマの SQL データベース・オブジェクトのみを含む mysample という名前のサンプル・データベースを E: ドライブ上に作成し、状況メッセージを表示するには、以下を発行します。
db2sampl -dbpath E -name mysample -sql -force -verbose - Db2 バージョン 8 のサンプル・データベースを作成するには、以下を発行します。
db2sampl -v8
