SYSINSTALLOBJECTS プロシージャー
SYSINSTALLOBJECTS プロシージャーは、特定のツールで必要なデータベース・オブジェクトを作成、ドロップ、検証、またはマイグレーションします。
構文
スキーマは SYSPROC です。
プロシージャー・パラメーター
- ツール名
- ロードするツールの名前を指定する、タイプ VARCHAR(128) の入力引数:
- 'DB2AC' (自立走行式コンピューティングの場合 (ヘルス・モニター))
- 'STMG_DBSIZE_INFO' (ストレージ管理の場合)
- 'OPT_PROFILES' (最適化プロファイル表を作成する場合)
- 'POLICY' (ポリシーの場合 (表およびトリガー))
- 'EXPLAIN' (Explain 表を作成またはマイグレーションする場合)
- 'INGEST' (INGEST ユーティリティーで使用される再始動表を作成する場合)
- 'REPL_MQT' (シャドー表の待ち時間表を作成する場合)
- 'GEO' (空間分析成果物を作成または更新する場合)
- 'LBAR' (論理バックアップおよび復元)
処置 - 実行予定のアクションを指定する、タイプ CHAR(1) の入力引数:
- C
- オブジェクトを作成します。
- D
- オブジェクトをドロップします。
- V
- オブジェクトを検証します。
- M
- オブジェクトをマイグレーションします。 M オプションは、ツール名 EXPLAIN、GEO、または LBAR と一緒に使用した場合にのみ有効です。 このオプションは、以前の Db2 バージョンで作成された表をマイグレーションして、現行バージョンとの互換性を持たせます。
表スペース名 - オブジェクトが存在する表スペースの名前を指定する、タイプ VARCHAR(128) の入力引数。 ツール名が EXPLAIN で、アクションが M である場合は、指定された値 (存在する場合) は無視され、マイグレーション対象の Explain 表が作成された表スペース内にオブジェクトが作成されます。 それ以外の場合、デフォルトは SYSTOOLSPACE 表スペースです。 SYSTOOLSPACE がまだ存在していない場合は、作成されます。 schema-name
- タイプ VARCHAR(128) の入力引数:
- ツール名が EXPLAIN である場合は、表が存在するスキーマの名前。 デフォルトは SYSTOOLS です。
- ツール名が GEO である場合は、空間分析メタデータ表がインストールされるスキーマの名前。 デフォルトは SYSGEO です。
- それ以外の場合は、指定された値 (存在する場合) は無視され、SYSTOOLS スキーマが使用されます。
許可
このプロシージャーを実行するには、以下の権限のいずれかが必要です。
- プロシージャーでの EXECUTE 特権
- DATAACCESS 権限
- DBADM 権限
- SQLADM 権限
デフォルトの PUBLIC 特権
制限のないデータベースでは、このプロシージャーが自動的に作成されると、EXECUTE 特権が PUBLIC に付与されます。
例
- すべての Explain 表をマイグレーションする。
CALL SYSPROC.SYSINSTALLOBJECTS('EXPLAIN', 'M', CAST (NULL AS VARCHAR(128)), CAST (NULL AS VARCHAR(128)))
- 空間分析コンポーネントを有効化する:
CALL SYSPROC.SYSINSTALLOBJECTS('GEO', 'C', CAST (NULL AS VARCHAR(128)), CAST (NULL AS VARCHAR(128)))
- 自律型コンピューティング (ヘルス・モニター) に使用されるオブジェクトを検証する。
この CALL ステートメントの結果、メッセージは以下のようになります。CALL SYSPROC.SYSINSTALLOBJECTS('DB2AC', 'V', CAST (NULL AS VARCHAR(128)), CAST (NULL AS VARCHAR(128)))
SQL0438N Application raised error or warning with diagnostic text: "DB2AC INVALID". SQLSTATE=3900