logfilsiz - ログ・ファイルのサイズ構成パラメーター

このパラメーターは、1 次および 2 次ログ・ファイルの各サイズを定義します。 これらのログ・ファイルのサイズは、ファイルが満杯になり、新しい ログ・ファイルが必要になる前に書き込めるログ・レコード数を制限します。

構成タイプ
データベース
パラメーター・タイプ
構成可能
デフォルト [範囲]
1000 [4 - 16 777 152]
注: デフォルト値は、初期データベース作成後に Db2® 構成アドバイザーによって変更される場合があります。
単位
ページ (4 KB)
1 次および 2 次ログ・ファイルの使用は、ログ・ファイルが満杯に なったときに実行されるアクションと同様、実行されているロギングのタイプに よって次のように異なります。
  • 循環ロギング

    1 次ログ・ファイルは、そのファイルに記録された変更がコミットされた ときに再利用可能になります。 ログ・ファイルのサイズが小さく、しかもアプリケーションが変更をコミットせずに データベースへの変更を頻繁に処理すると、1 次ログ・ファイルがすぐに満杯に なる可能性があります。 すべての 1 次ログ・ファイルが満杯になると、 データベース・マネージャーは新しいログ・レコードを保留するために 2 次ログ・ファイルを割り振ります。

  • ログ保持またはアーカイブ・ロギング

    ログ・ファイルが満杯になると、ログ・ファイルは閉じられて、上書きされません。 アーカイブ・ロギングが構成される場合、続いてログ・ファイルがアーカイブされます。

推奨: ログ・ファイルのサイズとログ・ファイルの数のバランスを取る必要があります。
  • データベースに対して行われる、 ログ・ファイルを早急に満杯にする更新、削除または挿入トランザクションの数が多い場合は、 logfilsiz の値を増やす必要があります。
    注: ログ・ファイル・サイズの上限とログ・ファイル数の上限 (logprimary + logsecond) を組み合わせると、循環ロギングが構成されている場合はアクティブ・ログ・スペースの上限が 16384 GB、アーカイブ・ロギングが構成されている場合は 524288 GB になります。

    ログ・ファイルが小さすぎると、古いログ・ファイルのアーカイブ、 新しいログ・ファイルの割り振り、および使用可能ログ・ファイルの待機などの 処理時間のために、システム・パフォーマンスに影響を与える場合があります。

  • ディスク・スペースが不足している場合、1 次ログはこのサイズで事前割り振りされるので、logfilsiz の値を減らす必要があります。

    ログ・ファイルが大きすぎると、いくつかのメディアではログ・ファイル全体を 保存できない可能性があるので、アーカイブ済みログ・ファイルおよび ログ・ファイルのコピーの管理上、柔軟性が失われる可能性があります。

    また、ログ・ファイルのサイズは、ログ・ファイルのアーカイブ頻度や、個々のログ・ファイルのアーカイブにかかる時間にも影響を与えます。 これらの要因は、1 次サーバーに何か起きた場合の災害復旧シナリオにおける、アーカイブ場所のログ・ファイルの可用性に影響を与えます。 ARCHIVE LOG FOR DATABASE コマンドを使用すると、必要に応じて、より頻繁にログ・ファイルを切り捨ててアーカイブすることができます。

ログ保持を使用している場合、最後のアプリケーションが データベースから切断されると、現在のアクティブ・ログ・ファイルは クローズされ、切り捨てられます。 データベースへの接続が行われると、次のログ・ファイルが使用されます。 したがって、並行アプリケーションのロギング要件がはっきりしている場合は、 余分なスペースを割り振らないログ・ファイル・サイズを判別できる可能性が あります。