MAX 集約関数
MAX 関数は、値の集合の最大値を戻します。
スキーマは SYSIBM です。
- expression
- BLOB、CLOB、DBCLOB、ROWID、または XML 以外の任意の組み込みデータ・タイプの値を戻す式。
結果のデータ・タイプ、長さ、およびコード・ページは、 引数値のデータ・タイプ、長さ、およびコード・ページと同じです。 結果は、派生値と見なされ、NULL 値の場合もあります。
この関数は、引数の値から NULL 値を除いて求めた値の集合に対して適用されます。
この関数が空のセットに適用されると、結果は NULL 値になります。 それ以外の場合、結果はそのセットの中の最大値になります。
DISTINCT を指定しても結果に影響しないので、指定しないようにしてください。 これは、他の関係システムとの互換性の目的で組み込まれています。
注
- DECFLOAT 特殊値が関係する結果: 引数のデータ・タイプが 10 進浮動小数点で、正または負の無限大、sNaN、NaN のいずれかが検出される場合、最大値は 10 進浮動小数点の順序付け規則を使用して判別されます。 同じ浮動小数点値を示す複数の表記 (例えば、2.00 と 2.0) が検出されると、どの表記が戻されるかは予測できません。
例
- 例 1: EMPLOYEE 表を使用して、ホスト変数 MAX_SALARY (decimal (7, 2)) を月給 (SALARY/12) の最大値に設定します。
サンプル表を使用すると、結果として MAX_SALARY は 4395.83 に設定されます。SELECT MAX(SALARY) / 12 INTO :MAX_SALARY FROM EMPLOYEE
- 例 2: PROJECT 表を使用して、
照合シーケンスの最後にくるプロジェクト名 (PROJNAME) をホスト変数 LAST_PROJ (char(24)) に設定します。
サンプル表を使用すると、結果として LAST_PROJ はSELECT MAX(PROJNAME) INTO :LAST_PROJ FROM PROJECT
「WELD LINE PLANNING」
に設定されます。 - 例 3: 前の例と同様に、
プロジェクト名にホスト変数 PROJSUPP を連結した場合に照合シーケンスで最後になるプロジェクト名を、
ホスト変数 LAST_PROJ (char(40)) に設定します。 PROJSUPP は
"_Support"
であり、データ・タイプは char(8) です。
サンプル表を使用した場合、結果として LAST_PROJ はSELECT MAX(PROJNAME CONCAT PROJSUPP) INTO :LAST_PROJ FROM PROJECT
"WELD LINE PLANNING_SUPPORT"
に設定されます。