IBM Db2 REST サーバーの TLS 証明書の提供

IBM® Db2® REST サービスには、REST サーバー用の自己署名 TLS 証明書 が付属しています。 この証明書を独自の証明書 (署名付きまたは自己署名) に置き換えることができます。

始める前に

IBM Db2 REST サービス・コンテナーを開始するときにコマンド・ラインから自己署名 TLS 証明書を指すことにより、自己署名 TLS 証明書を独自の証明書に置き換えることができます。

証明書を置き換える前に、以下のタスクを完了します。
  1. REST サービス・コンテナーがあるマシンに新規フォルダーを作成し、そのフォルダーに証明書ファイルを置きます。
  2. 証明書の秘密鍵に dbrest.keyという名前を付けます。
  3. 証明書に dbrest.pemという名前を付けます。

プロシージャー

docker run コマンドの -e LICENSE=view 指定の後に、以下を追加します。
-v /<your-folder>:/opt/ibm/dbrest/auth
ここで、<your-folder> は証明書が置かれているフォルダーへの完全修飾パスです。

非 root ユーザーとしてオープン・ソースの Linux ツール Podmanを実行している場合、 Db2 REST サーバーから証明書ディレクトリーまたは証明書にアクセスできない可能性があります。 Podman を使用してコンテナーを実行する前にこのコマンドを発行すると、以下の許可の問題が解決される可能性があります。
 podman unshare chown 10205:10205 -R <yourFolder>
SELINUX システムで Db2 REST サーバーを実行する際に、証明書ディレクトリーまたは証明書にアクセスすることも問題になる可能性があります。 これらの許可の問題を解決するには、 Docker run コマンドのボリューム・ディレクティブの末尾に :Z を追加します。

SELINUX システムでの TLS 証明書の置き換え:
docker run -it --net=host -e LICENSE=view -v /<your-folder>:/opt/ibm/dbrest/auth:Z --name=db2rest icr.io/obs/hdm/db2rest:latest-amd64
Windows および Mac OS X システムでの TLS 証明書の置き換え:
docker run -it --hostname=<Your REST server hostname> -p 50050:50050 -e LICENSE=view -v /<your-folder>:/opt/ibm/dbrest/auth --name=db2rest icr.io/obs/hdm/db2rest:latest-amd64