mincommit - グループ化するコミット数構成パラメーター

このパラメーターを使うと、最低限の回数のコミットが実行されるまで、ログ・レコードのディスク書き込みを遅らせることができるようになり、データベース・マネージャーがログ・レコードを書き込むために必要な処理時間を減らすことができます。

重要: このパラメーターは、 バージョン 10.1 で非推奨となり、将来のリリースで削除される可能性があります。 このパラメーターは、 バージョン 10.1より前のリリースでも引き続き使用できます。 バージョン 10.1 以降のリリースでは、この構成パラメーターに指定された値は AIX®では無視されます。
構成タイプ
データベース
パラメーター・タイプ
  • オンラインで構成可能
  • メンバーごとに設定可能 Db2 pureScale® 環境
伝搬クラス
即時
デフォルト [範囲]
1 [ 1 - 25 ]
注: デフォルト値は、最初のデータベース作成後に Db2® によって変更される場合があります。
単位
カウンター

この遅延により、データベースに対して実行中のアプリケーションが複数あり、非常に短い時間枠の中で数多くのコミットがアプリケーションによって要求されるときは、パフォーマンスが上がる可能性があります。

こうしたコミットのグループ化が行われるのは、このパラメーターの値が 1 より大きい 場合で、かつデータベースに接続されているアプリケーションの数がこのパラメーターの値より 大か等しい場合だけです。 コミットのグループ化が実行されているときは、1 秒が 経過するか、コミット要求の数がこのパラメーターの値に等しくなるか、いずれかが 生じるまで、アプリケーションのコミット要求は保留される可能性が あります。

このパラメーターは少しずつ、例えば 1 ずつ増分してください。 また複数ユーザーテストを行い、このパラメーターの増分で期待する結果が得られることを検証してください。 このパラメーターに大きすぎる値を設定するとアプリケーションの応答時間に影響を与える場合があります。

このパラメーターに指定された値に対する変更は、即時に有効になります。したがって、すべての アプリケーションがデータベースから切断されるまで待つ必要はありません。

推奨: このパラメーターは、デフォルトの 1 に設定することをお勧めします。

1 秒当たりのトランザクション数をサンプリングして、1 秒当たりのピーク・トランザクション数 (または、そのうちのかなり大きなパーセンテージ) に対処できるように、このパラメーターを調整することもできます。 ピーク・アクティビティーに対処できれば、トランザクション集中期間の ログ・レコード書き込みの処理時間が最小化されます。

mincommitを増やす場合は、これらのトランザクション集中期間中にログ・バッファーが満杯になって書き込みが強制されないようにするために、 logbufsz パラメーターも増やす必要がある場合があります。 この場合 は、logbufsz が次の値に等しいことが必要です。
   mincommit * (log space used, on average, by a transaction)
データベース・システム・モニターを使用すると、次の方法でこのパラメーターを調整できます。
  • 1 秒当たりのピーク・トランザクション数を計算します。
    普通の 1 日を通して モニター・サンプルを取り、トランザクション集中期間を判別することが できます。 次のモニター・エレメントを加えることによって、合計トランザクション数を 計算できます。
    • commit_sql_stmts (試みられたコミット・ステートメント数)
    • rollback_sql_stmts (試みられたロールバック・ステートメント数)

    この情報と使用可能なタイム・スタンプを使用して、1 秒当たりのトランザクション数を 計算できます。

  • 1 トランザクション当たりで使用されるログ・スペースを計算します。
    ある期間にわたって、トランザクション数をサンプリングする技法を 使用して、次のモニター・エレメントによって、使用されるログ・スペースの平均を 計算できます。
    • log_space_used (使用される作業単位ログ・スペース)