最新の機能を入手するには、 Db2® Text Search インスタンスをアップグレードします。 テキスト検索インスタンスをアップグレードする場合、Db2 サーバー、インスタンス、およびすべてのデータベースをアップグレードすることが必要です。
始める前に
Db2 Text Search を管理者または root としてアップグレードする前に、以下のステップを実行します。
- インスタンス所有者または SYSADM 権限を持つユーザーとしてログインします。
- Db2 データベース・インスタンスおよび
Db2 Text Search インスタンス・サービスを停止します。
- Db2 Text Search 構成ディレクトリーをバックアップします。
- Db2 Text
Search のリッチ・テキスト文書サポートを有効にしてある場合は、リッチ・テキスト文書サポートを無効にします。 リッチ・テキスト文書サポートの無効化の方法の詳細については、Db2 Text Search でのリッチ・テキスト文書サポートの無効化に関するトピックを参照してください。
このタスクについて
以下のステップでは、 Linux または UNIX オペレーティング・システム上の Db2 Text Search バージョン 9.7 またはバージョン 10.1 root インストールをアップグレードするプロセス、または Windows プラットフォーム上の管理者を対象とするプロセスについて説明します。
プロシージャー
- Db2 サーバーに root ( Linux および UNIX オペレーティング・システムの場合) またはローカル管理者権限を持つユーザー (Windows オペレーティング・システムの場合) としてログオンします。 複数パーティション・インスタンスをアップグレードする場合、インスタンスのアップグレードはインスタンス所有パーティションから実行しなければなりません。
- カスタム・インストールで 11.5 の新規コピーをインストールし、 Db2 Text Search が選択されていることを確認します。 Db2 Text Search は、カスタム・インストールを選択した場合にのみ選択可能なオプションのコンポーネントです。
また、 Work-With-Existing モードを選択し、アップグレードするコンポーネントとして Db2 Text Search を選択することにより、以前のバージョンの Db2 上に新しい 11.5 コピーをインストールすることもできます。 このアプローチでインストールした後は、Db2 インスタンスをアップグレードする必要はありません。
- configTool
upgradeConfigFolder コマンドを発行して、 Db2 インスタンスの Db2 Text Search サーバーをアップグレードします。 このコマンドは、root ではなくインスタンス所有者として実行する必要があります。
- Linux および UNIX オペレーティング・システムの場合:
$DB2DIR/db2tss/bin/configTool upgradeConfigFolder
-sourceConfigFolder $DB2DIR/cfg/db2tss/config
-targetConfigFolder $INSTHOME/sqllib/db2tss/config
ここで、 INSTHOME はインスタンスのホーム・ディレクトリーであり、 DB2DIR は新しくインストールされた 11.5 コピーの場所です。
- Windows オペレーティング・システムの場合:
<DB2PATH>\db2tss\bin\configTool upgradeConfigFolder
-sourceConfigFolder "<DB2PATH>\CFG\DB2TSS\CONFIG"
-targetConfigFolder "<INSTPROFDIR>\<INSTANCENAME>\DB2TSS\CONFIG"
ここで、 <DB2PATH> は新しくインストールされた 11.5 コピーの場所であり、 < INSTPROFDIR> はインスタンス・プロファイル・ディレクトリーです。注: Windows システムの場合、 Db2 インスタンスが以前に Db2 Text Search 用に構成されていない場合は、このステップをスキップできます。
configTool
upgradeConfigFolder コマンドは、テキスト検索構成とデータ・ファイルおよびディレクトリーを置換、変更、およびマージします。
- config ディレクトリー
- このコマンドは、以下のファイルが <ECMTS_HOME>\config ディレクトリーにまだ存在しない場合は、これらのファイルをこのディレクトリーにコピーします。
- constructors.xml
- ecmts_logging.properties
- ecmts_config_logging.properties
- 以下のファイルがコピーされ、既存のファイルがあれば上書きされます。
- build_info.properties
- constructors.xsd
- ecmts_config_logging.properties
- mimetypes.xml
- monitoredEventsConfig.xml
- 以下のファイルの構成設定は、configuration.xml ファイルにマージされます。 新しい設定については値が追加され、既存の設定については値が維持されます。
- 以下のファイルは変更されません。
- authentication.xml
- key.txt
- collections サブディレクトリーのすべてのファイル
- log ディレクトリー
- コマンドにより、既存の log ディレクトリーの内容は変更されません。 ただし、新しいログ・ファイルが生成されると、その新しいファイルは既存のログ・ファイルに置き換わります。
configTool
upgradeConfigFolder コマンドでは、統合テキスト検索サーバーのテキスト検索フィルターはアップグレードされません。
- db2iupgrade コマンドを発行して、現在の Db2 インスタンスをアップグレードします。
- Linux および UNIX オペレーティング・システムの場合、このコマンドは $DB2DIR/instance ディレクトリーの下にあります。 DB2DIR は新しくインストールされた Db2 データベース・サーバー 11.5 コピーの場所です。
db2iupgrade -j "TEXT_SEARCH [[,service-name]|[,port-number]]" DB2INST
- Windows オペレーティング・システムの場合、プロパティー・ファイルは <DB2PATH>\bin ディレクトリーにあります。ここで、 <DB2PATH> は、新しくインストールされた Db2 11.5 コピーの場所です。
db2iupgrade DB2INST /j "TEXT_SEARCH [[,service-name]|[,port-number]]"
詳しくは、
db2iupgrade コマンドに関するトピックを参照してください。
注: アップグレード・オプションを指定して新しい 11.5 コピーをインストールし、アップグレードする機能として Db2 Text Search を選択した場合は、このステップをスキップできます。
- 以下のスクリプトを実行して、前のリリースで使用されていた Db2 Text Search のすべての構成可能プロパティーの値をバックアップします。
バックアップされる構成可能なプロパティーは、1 つのプロパティー・ファイルにリダイレクトされます。
- Linux および UNIX オペレーティング・システムの場合、プロパティー・ファイルは $INSTHOME/sqllib/db2tss/config/db2tssrvupg.cfg ディレクトリーにあります。ここで、 INSTHOME はインスタンスのホーム・ディレクトリーを表します。
- Windows オペレーティング・システムの場合、プロパティー・ファイルは <INSTPROFDIR>\<INSTANCENAME>\db2tss\config\db2tssrvupg.cfg ディレクトリーにあります。ここで、 < INSTPROFDIR> はインスタンス・プロファイル・ディレクトリーを表し、 < INSTANCENAME> はアップグレードするインスタンスの名前を表します。 インスタンス・プロファイル・ディレクトリーの名前は、 db2set
DB2INSTPROF コマンドを発行して見つけることができます。
要件: 以前のリリースで使用されていた Db2 Text Search のすべての構成可能プロパティーの値のバックアップを実行する必要があります。 バックアップを作成しないと、データベースのアップグレードは失敗します。
- DB2INSTANCE 環境変数を、現在アップグレードされているインスタンスに設定します。
- DB2 UPGRADE DATABASE コマンドを発行して、データベースをアップグレードします。
DB2 UPGRADE DATABASE コマンドが ADM4003E エラー・メッセージを返す場合は、SYSTS_UPGRADE_CATALOG ストアード・プロシージャーおよび SYSTS_UPGRADE_INDEX ストアード・プロシージャーを使用して Db2 Text Search カタログおよび索引を手動でアップグレードしてください。
- アップグレードされたデータベースごとに、ステップ 7 でバックアップしたプロパティー値を比較して、テキスト検索 SYSIBMTS.TSSERVERS カタログ表内のテキスト検索サーバーのプロパティー情報が正しいかどうかを確認します。 カタログ表のトークンまたはポート番号の値が空または正しくない場合は、テキスト・サーバー情報を手動で更新する必要があります。
更新方法の詳細については、Db2 Text Search サーバーの情報の更新に関するトピックを参照してください。
- すべての Db2 Text Search 構成可能プロパティーの値を確認します。 バックアップした値と比較して、正しい値になっていることを確認してください。
次のコマンドを発行して、構成値をチェックします。
configTool printAll -configPath <configuration-directory>
- Db2 Text Search のリッチ・テキスト文書サポートを無効にした場合は、 Db2 V10.5 Accessories Suite をインストールする必要があります。
詳しくは、Db2 Accessories Suite のインストールに関するトピックを参照してください。
- 次に、リッチ・テキスト文書サポートを有効にします。
詳しくは、Db2 Text Search でリッチ・テキストおよび専有フォーマットのサポートを有効にすることに関するトピックを参照してください。
- Db2 Text Search インスタンス・サービスを開始して、アップグレードが正常に行われたことを確認します。 リッチ・テキスト文書サポートを無効にした場合、テキスト検索照会を発行しアップグレード前の結果と比較することにより、リッチ・テキスト文書サポートが有効になっていることを確認します。