Linux への IBM Db2 Warehouse の再デプロイ

Linux システム上にセットアップ済みの Db2® Warehouse を、デプロイし直す必要がある場合は、まずデータと構成を保存するステップを実行する必要があります。

始める前に

コンテナーへのアクセスを取得する方法については、使用しているプラットフォームに該当する前提条件のトピックの「製品イメージ」に関するセクションを参照してください。

このタスクについて

このタスクを実行するには、ホスト・オペレーティング・システムの root 権限が必要です。

手順

  1. ブラウザー・キャッシュをクリアします。
  2. Docker Store にあるコンテナーを使用する場合は、各ノード・ホストで次のコマンドを発行します。
    docker login -u=docker_id -p='password'
  3. IBM® Marketplace Web サイトにあるコンテナーを使用する場合は、次のコマンドを発行します。
    docker load -i db2wh_v3.9.0_devc.tar.gz
  4. (MPP のみ) /mnt/clusterfs/nodes ノード構成ファイルを、新たなデプロイメントで再利用できるように別の場所にバックアップします。
    cp /mnt/clusterfs/nodes directory
  5. 次のいずれかの方法を使用して、サービスとコンテナーを停止します。
    • 標準のデプロイメントを使用した場合は、次の手順を実行します。
      1. ヘッド・ノード・ホスト (MPP の場合) または単一ノード・ホスト (SMP の場合) で、サービスを停止します。MPP デプロイメントのヘッド・ノード・ホストを特定するには、docker exec -it Db2wh status コマンドを実行し、出力の「IBM Db2 Warehouse Cluster Status」セクションでヘッド・ノード・ホストを探します。サービスを停止するには、次のコマンドを発行します。
        docker exec -it Db2wh stop
      2. すべてのノード・ホストでコンテナーを停止します。
        docker stop Db2wh
    • Db2 Warehouse Orchestrator を使用してクラスターをデプロイした場合は、次のように db2wh_orchestrator.sh スクリプトを実行します。
      path_on_host/db2wh_orchestrator.sh --file /mnt/clusterfs/nodes --stop 
  6. オプション: 新しいデプロイメントに必要なデータ (ユーザー・アカウントなど) がクラスター・ファイル・システム内にある場合は、そのデータを安全な場所に保存します。tar ファイルを作成する方法や、スナップショットを作成する方法など、任意の方法で保存できます。スナップショットを使用してバックアップを作成する手順については、『IBM Db2 Warehouse データベースのオンライン・スナップショットを取る』を参照してください。
  7. 各ノード・ホストで、Db2 Warehouse コンテナーの名前を変更します。
    docker rename Db2wh different_container_name
  8. 次のコマンドを実行して、/mnt/clusterfs クラスター・ファイル・システム・ディレクトリーの内容を削除します。
    重要: 次のコマンドを実行するとデータが失われるため、手順 4 で説明しているように、保持する必要があるすべてのデータを必ずバックアップしておいてください。
    rm -rf /mnt/clusterfs/*
  9. (MPP のみ) 手順 2 でバックアップしたノード・ファイルをリストアします。
    cp directory/nodes /mnt/clusterfs/ 
  10. オプション: スナップショット・バックアップからリストアする場合は、/mnt/clusterfs ディレクトリーにリストアします。IBM Db2 Warehouse データベースのスナップショットからのリストアを参照してください。
  11. 再デプロイ中にポートの使用可否チェックがエラーにならないように、次の手順を root として実行します。Docker エンジンが UNIX ソケットなどのリソースをすべて解放しないことがあるため、このエラーが発生する場合があります。
    1. 次のコマンドを発行して、Docker エンジンを停止します。
      systemctl stop docker
    2. 次のコマンドを発行して、ネットワークを再始動します。
      systemctl restart network
    3. 次のコマンドを発行して、Docker エンジンを開始します。
      systemctl start docker
  12. コンテナーを再作成します。
    • 標準のデプロイメントを実行した場合は、次の手順を実行します。
      1. docker run コマンドを実行して、すべてのノード・ホスト (MPP の場合) または単一ノード・ホスト (SMP の場合) で Db2 Warehouse コンテナーをプルし、作成して初期化します。
        注:
        • 必要であれば、-e フラグを 1 つ以上使用して、デプロイメント時に構成オプションを設定するようにしてください。例えば、SMP 再デプロイメントの完了後に HADR をセットアップする場合は、次のオプション設定を docker run コマンドに含めます。
          -e HADR_ENABLED='YES'
          詳しくは、IBM Db2 Warehouse の構成を参照してください。
        • 必要であれば、docker run コマンド内のコンテナー・バージョンを、デプロイするコンテナーのバージョンに置き換えてください。コンテナーのバージョンについては、IBM Db2 Warehouse コンテナーで説明しています。
        • 特に指定がない限り、以下のコマンドは Db2 Warehouse Developer Edition には適用されません。
        基本的な docker run コマンドは、次のとおりです。
        docker run -d -it --privileged=true --net=host --name=Db2wh -v /mnt/clusterfs:/mnt/bludata0 -v /mnt/clusterfs:/mnt/blumeta0 tag
        ここで、tag は、以下のいずれかの値を表します。
        • POWER® LE ハードウェア用のコンテナーの場合:
          store/ibmcorp/db2wh_ee:v3.9.0-db2wh-ppcle
        • z Systems® ハードウェアのコンテナーの場合:
          store/ibmcorp/db2wh_ee:v3.9.0-db2wh-s390x
        • x86 ハードウェアのコンテナーの場合:
          store/ibmcorp/db2wh_ee:v3.9.0-db2wh-linux
        • x86 ハードウェアの Db2 Warehouse Developer Edition コンテナーの場合:
          store/ibmcorp/db2wh_ce:v3.9.0-db2wh_devc-linux
      2. 次のコマンドを実行して、再デプロイメントが正常に進行しているか完了したかを確認します。MPP デプロイメントの場合は、ヘッド・ノードでコマンドを実行します。
        docker logs --follow Db2wh
        デプロイメントが完了すると、Db2 Warehouse のデプロイが正常終了したことを示すメッセージと、コンソール URL およびログイン情報が表示されます。
      3. Ctrl+C キーを押して Docker ログを終了します。
      4. 手順 11 を実行したにもかかわらず、ポートの使用可否チェックがエラーになった場合には、次の手順を実行します。
        1. 次のコマンドを発行して、コンテナーを削除します。
          docker rm -f Db2wh
        2. 次のコマンドを実行して、/mnt/clusterfs クラスター・ファイル・システム・ディレクトリーの内容を削除します。
          rm -rf /mnt/clusterfs/*
        3. ホストをリブートします。
        4. 手順 12 を最初から再開します。
    • Db2 Warehouse Orchestrator ツールを使用してクラスターをデプロイした場合は、Db2 Warehouse Orchestrator を使用した Linux への IBM Db2 Warehouse MPP のデプロイに記載されているステップを実行してください。
  13. ヘッド・ノード・ホストで、正常終了メッセージの後に表示された Web コンソールの URL を使用して、Web コンソールにログインします。URL は https://head_node_IPaddress:8443 です。
  14. この手順 7 で名前を変更した元のコンテナーを削除します。