Amazon Web Services への IBM Db2 Warehouse SMP の手動デプロイ

Amazon Web Services (AWS) での SMP 環境における Db2® Warehouse の手動デプロイには、EC2 インスタンスの起動と、docker run コマンド発行前の Docker のインストールが関係します。

手順

  1. 以下のサブステップを実行して、EC2 インスタンスを起動します。
    1. AWS 管理コンソールにログインします。
    2. EC2 ダッシュボードで、「インスタンスの起動 (Launch Instance)」をクリックします。
    3. Amazon Machine Image (AMI) を選択するためのページで、任意の AMI を選択します。AMI には、インスタンスを起動するために必要なソフトウェア構成が含まれています。
    4. r4.16xlarge インスタンスなどのメモリー最適化インスタンス・タイプのいずれかを選択し、 「次: インスタンス詳細の構成 (Next: Configure Instance Details)」をクリックします。
    5. 少なくとも以下のインスタンス情報を指定します。
      • 「インスタンス数 (Number of instances)」フィールドに、1 と入力します。 これは、単一ノードの SMP デプロイメントに相当します。
      • テナント・リストで、「専用ホスト - 専用ホストでこのインスタンスを起動する (Dedicated host - Launch this instance on a Dedicated host)」を選択します。
      「次: ストレージの追加 (Next: Add Storage)」をクリックします。
    6. 次のようにストレージを指定します。
      • root ボリュームの場合、サイズを 50 GiB 以上に変更します。
      • /mnt/clusterfs ファイル・システム用に 1 つ以上の EBS ボリュームを追加します。 例えば、/dev/sdb/dev/sdc/dev/sdd という名前の 3 つのボリュームを追加できます。 Db2 Warehouse をデプロイするときに、後ほどこれらのボリュームを指定することになります。
      「次 - タグの追加 (Next - Add Tags)」をクリックします。
    7. オプション: タグを追加します。
    8. 「次 - セキュリティー・グループの構成 (Next - Configure Security Group)」をクリックします。
    9. 少なくとも HTTPS について、ルールを追加します。デフォルトでは、すべての着信ポートがブロックされます。
    10. 「確認して起動 (Review and Launch)」をクリックします。
    11. 選択内容を確認し、「起動 (Launch)」をクリックします。
    12. 新規または既存のキー値ペアを指定し、ダウンロードします。EC2 インスタンスに接続するときにこのキー値ペアを使用します。
    13. 「インスタンスの起動 (Launch Instances)」をクリックします。
  2. 「接続 (Connect)」をクリックします。
  3. インスタンスに接続するための指示に従います。これで、AWS クラウドで実行されている Linux サーバーを制御できるようになりました。
  4. 以下のコマンドを発行して、root のパスワードを作成します。
    sudo passwd
  5. 以下のサブステップを実行して、Docker をインストールします。
    1. 次のコマンドを発行します。
      yum update -y
      yum install -y docker
      service docker start
    2. 以下のコマンドを発行して、Docker のセットアップを確認します。
      docker info
  6. 以下のサブステップを実行して、Db2 Warehouse をデプロイします。
    1. 次のコマンドを発行して、Docker にログインします。
      docker login -u=docker_id -p='password'
    2. 作成した EBS ボリュームをマウントします。ボリュームをマウントするには、ご使用の環境に合わせて以下のサンプル・スクリプトを変更してから実行します。このサンプル・スクリプトでは、3 つのボリュームがある場合を想定しています。
      # create mount point directory
      mkdir /mnt/clusterfs
      mkdir /mnt/clusterfs1
      mkdir /mnt/clusterfs2
      # create ext4 filesystem on new volume
      mkfs -t ext4 /dev/sdb
      mkfs -t ext4 /dev/sdc
      mkfs -t ext4 /dev/sdd
      # add an entry to fstab to mount volume during boot
      echo "/dev/sdb       /mnt/clusterfs   ext4    defaults,nofail 0       2" >> /etc/fstab
      echo "/dev/sdc       /mnt/clusterfs1   ext4    defaults,nofail 0       2" >> /etc/fstab
      echo "/dev/sdd       /mnt/clusterfs2   ext4    defaults,nofail 0       2" >> /etc/fstab
      # mount the volume on current boot
      mount -a
    3. 以下のコマンドを発行して、EBS ボリュームがマウントされていることを確認します。
      df -Th | grep clusterfs
    4. 以下の docker run コマンドを発行して、最新の Db2 Warehouse コンテナーをプル、作成、初期化します。 基本コマンドは、次のとおりです。
      docker run -d -it --privileged=true --net=host --name=Db2wh -v /mnt/clusterfs:/mnt/bludata0 -v /mnt/clusterfs:/mnt/blumeta0 store/ibmcorp/db2wh_ee:v3.9.0-db2wh-linux
    複数のボリュームがある場合、追加ボリュームごとに -v /mnt/volume:/mnt/storage/volume パラメーターを指定します。 例えば、clusterfs、clusterfs1、clusterfs2 という 3 つのボリュームがある場合、2 番目と 3 番目のボリュームに関しては -v /mnt/clusterfs1:/mnt/storage/clusterfs1 パラメーターと -v /mnt/clusterfs2:/mnt/storage/clusterfs2 パラメーターを指定します。

    必要に応じて、-e option=value option=value パラメーターを指定できます。このオプションについては、構成オプションを参照してください。

  7. 次のコマンドを実行して、デプロイメントが正常に進行しているかどうかを確認します。
    docker logs --follow Db2wh
    デプロイメントが完了すると、Db2 Warehouse のデプロイが正常終了したことを示すメッセージと、コンソール URL およびログイン情報が表示されます。
  8. Ctrl+C キーを押して Docker ログを終了します。