MODIFY STATISTICS 制御ステートメントの構文とオプション

MODIFY STATISTICS ユーティリティー制御ステートメントは、複数のオプションを使用して、 ユーティリティー・ジョブが実行する機能を定義します。

制御ステートメントは、ISPF/PDF 編集機能を使って作成することができます。 制御ステートメントを作成した後、それを順次データ・セットまたは区分データ・セットに 保管します。 ジョブを実行するための JCL を作成するときは、SYSIN DD ステートメントを使用して、ユーティリティー 制御ステートメントを格納するデータ・セットの名前を指定してください。

構文図

構文図を読むビジュアルシンタックスダイアグラムをスキップする MODIFY STATISTICS LISTリスト定義名TABLESPACEdatabase-name.table-space-namePART整数INDEXSPACEdatabase-name.index-space-namePART整数INDEXクリエイターID.index-namePART整数DELETEALLACCESSPATHSPACEAGE( 整数)(*)DATE( 整数)(*)

オプションの説明

LIST リスト定義名
前に定義された LISTDEF リスト名の名前を指定し ます。 LIST キーワードは繰り返し指定したり、TABLESPACE、INDEXSPACE、また は INDEX と一緒に指定することはできません。

変更の開始リストには、インデックススペース、テーブルスペース、パーティション、またはそれらの項目の任意の組み合わせを含めることができます。 MODIFY STATISTICS は、リストにあるそれぞれの表スペースごとに 1 回、呼び出されます。 変更の終わり

TABLESPACE database-name.table-space-name
カタログ履歴レコードの削除を行うデータベースおよび表スペースを指定します。
database-name
表スペースが属しているデータベースの名前を指定します。 database-nameは省略可能です。

デフォルト値は DSNDB04です。

表スペース名
統計を削除する表スペースの名前を指定します。
INDEXSPACE database-name.index-space-name
カタログ履歴情報の削除を行う索引スペースの修飾名を指定します。 このユーティリティーは、名前を SYSIBM.SYSINDEXES 表にリストします。
database-name
オプションで、索引スペースが属しているデータベースの名前を指定します。

デフォルト値は DSNDB04です。

index-space-name
統計を削除する索引スペースの名前を指定します。
INDEX creator-id.index-name
カタログ履歴情報の削除を行う索引を指定します。
作成者 ID
オプションで、索引の作成者を指定します。

修飾子 creator-id が省略されて いると、DB2 はユーティリティー・ジョブ のユーザー ID を使用します。

index-name
統計の削除を行う索引の名前を指定します。 名前にブランクが含まれている場合は、索引名を引用符で囲みます。
変更の開始PART変更の終わり
変更の開始指定されたテーブルスペース、インデックススペース、またはインデックスからレコードを削除する単一パーティションを識別します。 MODIFY STATISTICSは、指定したパーティションの履歴統計レコードのみを削除します。集計統計は削除されません。

PART が指定されているが、指定されたテーブルスペース、インデックススペース、またはインデックスがパーティショニングされていない場合、エラーが返されます。 また、指定された部品番号が範囲外の場合、エラーが返されます。

integer
物理パーティション番号。 この数値は、1からテーブルスペース、インデックススペース、またはインデックスに対して定義されているパーティションの数までの範囲でなければなりません。 最大は 4096 です。
変更の終わり
DELETE
レコードを削除することを示します。
ALL
すべてのカタログ履歴表から、指定されたオブジェクトに関連するすべての統計履歴行を 削除します。

DELETE ALL を指定した場合のみ、以下の履歴表の行が削除されます。

  • SYSTABLES_HIST
  • SYSTABSTATS_HIST
  • SYSINDEXES_HIST
  • SYSINDEXSTATS_HIST
  • SYSKEYTARGETS_HIST
ACCESSPATH
次の履歴表から、指定されたオブジェクトに関連する すべてのアクセス・パスの統計履歴行を削除します。
  • SYSIBM.SYSCOLDIST_HIST
  • SYSIBM.SYSCOLUMNS_HIST
  • SYSKEYTGTDIST_HIST
SPACE
次の履歴表から、指定されたオブジェクトに関連する すべてのスペース・チューニングの統計履歴行を削除します。
  • SYSIBM.SYSINDEXPART_HIST
  • SYSIBM.SYSTABLEPART_HIST
  • SYSIBM.SYSLOBSTATS_HIST
AGE (integer )
指定されたオブジェクトに関連しており、かつ指定された日数よりも古いすべての 統計履歴行を削除します。
(整数)
0 から 32 767 の範囲内の日数を指定します。 このオプションでは、当日に 作成された (経過日数が 0) レコードは削除できません。
(*)
経過日数に関係なく、すべてのレコードを削除します。
DATE (integer )
指定した日付より前に書き込まれた統計履歴行をすべて削除します。
(整数)
8 文字形式で日付を指定します。 年 (yyyy)、月 (mm)、 および日 (dd) を、yyyymmdd の 形式で指定します。
(* )
書き込みが行われた日付に関係なく、すべてのレコードを削除します。