正しい Db2 プログラムライブラリにアクセスする

prefix.SDSNLOAD を SYS1.PARMLIB の LNKLSTxx メンバーに入れていない場合、特定の タイプのプログラムまたはプロシージャーでは、JOBLIB または STEPLIB ステートメントをそのために与える 必要があります。

始める前に

覚えて: 変更の開始コピーすると Db2 関連するテストサブシステムや本番サブシステムをインストールする場合など、あるシステムから別のシステムにライブラリデータセットをコピーする場合は、 Db2 ライブラリ データ セットを同じ場所に保存します。 例えば、あるシステムから別のシステムに SDNSLOAD データ・セットをコピーし、DBRMLIB データ・セットを省略すると、結果として不一致が生じ、ジョブ DSNTIJRT が SQLCODE -812 で失敗する可能性があります。変更の終わり

このタスクについて

Db2 12に付属しているインストール・ジョブおよびマイグレーション・ジョブには、必要な JOBLIB ステートメントまたは STEPLIB ステートメントが既に含まれています。 さらに、Db2が提供する始動プロシージャーには、それぞれのプログラム・ライブラリー prefix.SDSNLOAD、および prefix.SDSNEXIT の STEPLIB ステートメントが含まれています。

プロシージャー

適切なプログラム・ライブラリーにアクセスするには、次のようにします。

SDSNLOADを SYS1.PARMLIB のLNKLSTxxメンバに配置しない場合は、以下のプログラムおよびプロシージャの種類に対応するSTEPLIBまたはJOBLIBステートメントを提供してください。
  • Db2サービスにアクセスする TSO またはバッチ・ジョブには、prefix.SDSNLOAD の JOBLIB または STEPLIB ステートメントが必要です。 これらのジョブには、TSO ログオン・プロシージャーや、DSN コマンドおよびサブコマンド、Db2プリコンパイラー、およびDb2ユーティリティーにアクセスするバッチ・ジョブが含まれます。
  • IMS 制御、メッセージ、バッチ処理のジョブも接頭辞として JOBLIB または STEPLIB 文が必要です。 Db2 と通信可能な各 IMS リージョン( IMS 制御、メッセージ処理プログラム(MPP)、バッチメッセージ処理(BMP)、および Fast Path リージョン)の起動手順で、 Db2 ロードライブラリを指定する必要があります。 これには、次の 2 つの方法で、指定する ことができます。
    • JOBLIB または STEPLIB ステートメントが IMS 領域に対して参照するすべてのデータ セットが APF 許可されている場合は、 接頭部.SDSNLOAD の DD ステートメントを JOBLIB または STEPLIB ステートメントに追加します。 COBOL の DYNAM オプションを使用している場合は、 IMS RESLIB DD 文の前に、JOBLIB 文または STEPLIB 文で prefix.SDSNLOAD を参照する必要があります。
    • IMS 領域について、JOBLIB または STEPLIB 文が参照するデータセットのいずれかが APF 認証されていない場合は、 prefix.SDSNLOAD に対して DFSESL DD 文を追加します。 DFSESL DD ステートメントで指定されているライブラリーは 、すべて APF 許可データ・セットでなければなりません。 Db2 DL/I バッチサポートでは、DFSESL DD 文は必要ありません。 IMS IMS RESLIB DD ステートメントも、以下の例のように、DFSESL DD ステートメントから参照される必要があります
      //DFSESL     DD      DSN=ims_reslib,DISP=SHR
      //           DD      DSN=prefix.SDSNLOAD,DISP=SHR
  • CICS 初期化JCLを含む CICS® プロシージャには、次のものも含める必要があります。 Db2 ライブラリ。