Db2 のデータ共有のためのTCP/IPアクセス方法
TCP/IP は、LANおよびWANの両方においてピアツーピア接続機能をサポートする通信プロトコルのセットです。 TCP/IPは、クライアント/サーバーモデルの通信方式を採用しており、同じ種類または異なる種類のコンピュータやコンピュータネットワーク間の通信を可能にします。
TCP/IPは、クライアント・サーバーモデルの通信を使用して、同じ種類または異なる種類のコンピュータやコンピュータネットワーク間の通信を可能にします。 送信側では、伝送制御プロトコル(TCP) がメッセージやファイルをより小さなパケットに組み立て、ネットワーク上で送信します。 受信側では、TCP は、 これらのパケットを再度組み立てて、元のメッセージまたはファイルにする管理を行います。 Internet Protocol (IP) は各パケットのルーティングを処理し、パケットが正しい宛先に到達することを保証します。
IP アドレスをデータ共用グループの特定メンバーが使用するようにセットアップした場合、IP アドレスを動的仮想 IP アドレス (DVIPA) にすることを強くお勧めします。 その機能を使用することで、Db2 サブシステムがシスプレックス内のどこで開始されても、データ共用グループの特定の Db2 メンバーに、固有の IP アドレスが「割り当て」られます。 このプロセスにより、サブシステムの再開またはリカバリー時、特にデータ共用グループのメンバーが、XA トランザクション・マネージャーや 2 フェーズ・コミットのトランザクション・コーディネーターの管理下で動作するリクエスターによってアクセスされるとき、未確定の作業単位の自動処理が正常に行われるようになります。
データ共用グループの IP アドレスの活用を考慮した場合、シスプレックス・ディストリビューターが管理している DVIPA のみを使用することができます。 シスプレックス・ディストリビューターによって管理されていない DVIPA あるいは、グループ IP アドレスとして他の任意のアドレスの使用を試みた場合、データ共用グループの 1 つのメンバーのみがそのアドレスを介して接続できます。 このプロセスは、データ共用グループの任意のメンバーにアクセスできるという共通の IP アドレスの目的に反します。
- グループ・アクセス
- リクエスターは、グループの動的仮想 IP アドレス (DVIPA) を使用して、Db2 ロケーションへの初期接続を行います。 グループ IP アドレスを使用した Db2 グループへのアクセスは、少なくとも 1 メンバーが開始されている場合は、常に正常に実行されます。 シスプレックス・ディストリビューターがグループ IP アドレス用に構成されている場合、初期接続は、シスプレックス・ディストリビューターが使用するルーティング・アルゴリズムに基づきます。
また、リクエスターは、ドメイン名を使用することができます。ドメイン名は、メンバー IP アドレスのリストを戻すためにセットアップされます。 リクエスターは、接続が成功するまでそのリストのあらゆる IP アドレスを使用して接続を開始しようとします。
リクエスターがシスプレックス・ワークロード・バランシングに対応している場合、初期接続から、現在アクティブなメンバーのリストと各メンバーの作業実行能力の情報が戻されます。 リクエスターは、この情報を使用して後続の接続のバランスを取ります。
リクエスターが、接続コンセントレーター・サポートとして使用可能にされている場合、接続からは、現在アクティブなメンバーの更新済みリストと各メンバーの作業実行能力が戻されます。 リクエスターは、この情報を使用して後続のトランザクションを最も能力のあるメンバーに経路指定します。 トランザクションは、グループ全体で処理されて、グループ全体で最善の作業効率が提供されます。
- メンバー指定アクセス
- リクエスターは、ロケーション別名を使用して、その別名が表す メンバーの 1 つに初期接続を行います。この別名は、グループ内の 1 つ以上の メンバーを指定するものです。 要求を受け取ったメンバーは、現在アクティブで、 作業を行えるメンバーのリストを戻します。 リクエスターは、この情報を使用して、そのロケーション別名が表して いる使用可能メンバーに、後続の接続要求および照会要求を送ります。 また、Db2 for z/OS® リクエスターは、SYSIBM.IPLIST 表を使用し、リモート・データ共用グループへのアクセスをサポートする IPLIST やロケーション別名サポートを使用して、要求をメンバーのサブセットに分けることができます。
- 単一メンバー・アクセス
- リクエスターは、メンバーの DVIPA、実際の IP アドレス、あるいはドメイン名を使用して、グループの単一メンバー に接続し、照会を送ります。 このリクエスターからのすべての接続要求と照会要求は、 この同一メンバーに宛てて送信されます。