DSN1LOGP 制御ステートメントの構文とオプション

DSN1LOGP ユーティリティー制御ステートメントは、複数のオプションを使用して、ユーティリティー・ジョブが実行する機能を定義します。

DSN1LOGP 構文図

構文図を読むビジュアルシンタックスダイアグラムをスキップするRBASTART( 16進定数)RBAEND(FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF)RBAEND(16進定数)LRSNSTART( 16進定数)LRSNEND(FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF)LRSNEND(16進定数)DATAONLY(いいえ)DATAONLY(はい)SYSCOPY(いいえ)SYSCOPY(はい)DBID( 16進定数)OBID( 16進定数)PAGE( 16進定数)RID( 16進定数)URID( 16進定数)PART( 16進定数)LUWID( luwid)TYPE(16進定数)SUBTYPE(16進定数)値オフセット文SUMMARY(いいえ)SUMMARY(YESONLY)FILTERCHECK(DATA)
値オフセット文
構文図を読むビジュアルシンタックスダイアグラムをスキップする VALUE/OFFSET VALUE( 16進定数)OFFSET( 16進定数)

オプションの説明

DSN1LOGP を実行する場合は、バッチ・ジョブを構成します。 EXEC ステートメントでユーティリティー名 DSN1LOGP を組み込んでください。

SYSIN ファイル内の最大 50 の制御ステートメントの中でキーワードを指定します。 各制御ステートメントには、72 文字まで入れることができます。 キーワードを指定しない場合は、SYSIN の直後にキーワードが無指定の SYSIN ファイルを使用するか、あるいは ジョブ JCL から SYSIN ファイルを省略します。

複数のキーワードを指定する場合は、それぞれのキーワードをコンマで区切ります。 キーワードは、任意の順序で指定することができます。 キーワードとキーワードの間、およびキーワードと対応する値の間にブランクを入れることができます。

RBASTART (hex-constant )
読み取り開始位置となる 16 進ログ RBA を指定します。 この値がいずれかのログ・レコードの開始 RBA と一致しない場合は、DSN1LOGP は次のレコード の開始 RBA から読み取りを始めます。 このキーワードはジョブに 1 回だけ指定します。 代替スペル: STARTRBA、ST。

hex-constant は 16 進値で、1 文字から 12 文字 (6 バイト)、または 1 文字から 20 文字 (10 バイト) で構成されます (DSNJCNVT 変換プログラムを使って BSDS が変換された場合)。 先行ゼロは不要です。

デフォルト値は 0です。

この値が入力ログ・レコード情報でカバーされるログ・レコードの範囲内にない場合、DB2 は警告を発行します。

RBAEND(1 6進定数 )
抽出する最後の有効な 16 進ログ RBA を指定します。 指定された RBA が、ある 1 つのログ・レコードの中間にある場合は、DSN1LOGP は ログの読み取りを継続して、完全なログ・レコードを戻そうとします。

最大 6 バイトに達する位置で、ログ内の最後の有効な RBA まで読み取るには、RBAEND(FFFFFFFFFFFF) を指定します。 ログ内の最後の有効な RBA まで読み取るには、RBAEND(FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF) を指定します。 このキーワードはジョブに 1 回だけ指定します。 代替スペル: ENDRBA、EN。

hex-constant は 16 進値で、1 文字から 12 文字 (6 バイト)、または 1 文字から 20 文字 (10 バイト) で構成されます (DSNJCNVT 変換プログラムを使って BSDS が変換された場合)。 先行ゼロは不要です。

デフォルト値は FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFです。

この値が入力ログ・レコード情報でカバーされるログ・レコードの範囲内にない場合、DB2 は警告を発行します。

RBAEND を指定できるのは、RBASTART を指定した場合に限られます。

LRSNSTART (16進数定数
ログ・スキャンを開始する、ログ・レコード・シーケンス番号 (LRSN) を指定し ます。 DSN1LOGP は、LRSNSTART で指定された LRSN 値と等しいかそれ以上の LRSN 値が入っている、 先頭ログ・レコードでその処理を開始します。 デフォルトの LRSN は、データ・セットの先頭にある LRSN です。 代替スペル: STARTLRSN、STRTLRSN および LRSNSTRT。

このキーワードはジョブに 1 回だけ指定します。

複数の DB2 サブシステムから、メンバー BSDS を 検索し、ログ・データ・セットを位置指定するには、このキーワードを指定する必要があります。 LRSNSTARTキーワードまたはRBASTARTキーワードを指定して、単一のサブシステムのBSDSを検索し、 Db2 サブシステムのBSDSを検索し、ログデータセットの位置を特定します。

LRSNSTART および LRSNEND の両方を指定した場合、12 文字より大きい値は同じ長さでなければなりません。

この値が入力ログ・レコード情報でカバーされるログ・レコードの範囲内にない場合、DB2 は警告を発行します。

LRSNEND (16進数定数 )
LRSNSTART も一緒に指定されている場合、スキャンされる最後のログ・レコードの LRSN 値を指定します。 LRSNEND が指定されていない場合、 LRSNEND 値は、ログの現行の終わり (X'FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF') か、またはデータ・セットの終わりの LRSN 値のいずれかです。

DSN1LOGP は、LRSNEND で指定された LRSN 値以上の LRSN 値が入っている最後のログ・レコードで処理を終了します。

LRSNEND の代替スペルは ENDLRSN です。

このキーワードはジョブに 1 回だけ指定します。

LRSNSTART および LRSNEND の両方を指定した場合、12 文字より大きい値は同じ長さでなければなりません。

この値が入力ログ・レコード情報でカバーされるログ・レコードの範囲内にない場合、DB2 は警告を発行します。

DATAONLY
詳細レポートのログ・レコードを、データ変更 (挿入、ページ修復、およびスペース・マップの更新) を表すレコードだけに限定します。

デフォルト値は DATAONLY(NO) です。

(はい)
データ変更のみのログ・レコードを抽出します。 例えば、DATAONLY(YES) が DBID と OBID とともに指定されると、その DBID と OBID のデータを 変更したログ・レコードのみが読み取られます。
(NO)
すべてのレコード・タイプを抽出します。
SYSCOPY
詳細報告書を SYSCOPY ログ・レコードに限定します。

デフォルト値は SYSCOPY(NO) です。

(はい)
詳細報告書に SYSCOPY ログ・レコードのみを組み込みます。
(NO)
レコードを SYSCOPY レコードのみに限定しません。
DBID (16進数定数
16 進データベース ID (DBID) を指定します。 DSN1LOGP は、その DBID に関連するレコード のみを抽出します。 このキーワードはジョブに 1 回だけ指定します。

hex-constant は、1 文字から 4 文字で構成される 16 進値です。 先行ゼロは不要です。

次のような方法で、DBID を見つることができます。
  • この DBID は、多くの DB2 メッセージに表示 されています。
  • ある特定のオブジェクトの DB2 カタログ 内で DBID を見つけることができます (例えば、SYSIBM.SYSTABLESPACE カタログ表内の DBID 列)。
  • カタログ表から DBID を選択すると、値は 10 進形式で表示されます。 DBID を 16 進形式に変換するには、SELECT ステートメントで SQL HEX 関数を使用してください。 次の SQL ステートメントは、この HEX 関数の使用方法を示しています。
    SELECT NAME, DBNAME, HEX(DBID), HEX(PSID)
    FROM SYSIBM.SYSTABLESPACE
    WHERE NAME ='table space name'
     
    SELECT NAME, DBNAME, HEX(DBID), HEX(ISOBID)
    FROM SYSIBM.SYSINDEXES
    WHERE NAME ='index name'
  • DSN1PRNT ユーティリティーを使用して、表や索引のデータ・セットをフォーマット設定し、HPGOBID の最初の 2 バイトで DBID を見つけることができます。
OBID (16進数定数
16 進データベース・オブジェクト ID、つまりデータ・ページ・セット・オブジェクト ID (PSID) か 索引ページ・セット ID (ISOBID) のいずれかを指定し ます。 DSN1LOGP は、その ID に関連するレコードのみを抽出し ます。

hex-constant は、1 文字から 4 文字で構成される 16 進値です。 先行ゼロは不要です。

DB2 がデータを変更した場合は常に、 その変更を記述するログ・レコードは DBID でデータベースを示し、ページ・セット ID (PSID) で表スペースを示します。 PSID 列は、SYSIBM.SYSTABLESPACE カタログ表で見つけることができます。

SYSIBM.SYSTABLESPACE カタログ表には、OBID という名前の列もあります。 この列に入っているのはファイル記述子の OBID です。この値と PSID を混同しないでください。DSN1LOGP を実行する際に組み込む必要がある情報は PSID です。

DB2 が索引を変更した場合は常に、その変更を記述するログ・レコードは DBID でデータベースを示し、 索引スペース OBID または ISOBID で索引スペースを示します。 索引スペースの ISOBID は、SYSIBM.SYSINDEXES カタログ表 の ISOBID という名前の列で見つけることができます。

SYSIBM.SYSINDEXES カタログ表には、OBID という名前の列もあります。 この列に入っているのはファン・セット記述子の ID です。この値と ISOBID を混同しないでください。DSN1LOGP を実行する際に組み込む必要がある情報は ISOBID です。

カタログ表から PSID または ISOBID のいずれかを選択する場合、値は 10 進形式で表示されます。 SELECT ステートメントで SQL HEX 関数を使用して、 その値を 16 進数に変換してください。

あるいは、DSN1PRNT ユーティリティーを使用して表や索引のデータ・セットをフォーマット設定し、HPGOBID の最後の 2 バイトで PSID または ISOBID を見つけることもできます。

OBID キーワードは、単一の DSN1LOGP ジョブに対して 10 回まで指定できます。 OBID を指定する場合は、DBID も指定する必要があります。

ページ (16進数定数
16 進数のページ番号を指定します。 データまたは索引が変更されると、オブジェクト ID および変更されたデータ・ページまたは 索引ページのページ番号が識別されて、リカバリー・ログ・レコードがログに書き込まれます。 ページ番号を指定すると、検索は 1 ページに限定されます。 指定しない場合は、DBID と OBID の組み合わせのすべてのページが抽出されます。 DATAONLY(YES) も指定されているのでなければ、ログ出力には、指定された DBID と OBID の ページ・セット制御ログ・レコード、およびシステム・イベント・ログ・レコードも含まれます。

hex-constant は、最大 8 文字から構成される 16 進値です。

PAGE キーワードは、単一の DSN1LOGP ジョブ内で最大 100 個指定できます。 それらのページに対応する DBID と OBID キーワードも指定する必要があります。

PAGE キーワードと RID キーワードは、同時に指定することはできません。

RID (16進数定数 )
10 文字から構成される 16 進値であるレコード ID を指定します。 この ID の最初の 8 文字はページ番号を表し、 最後の 2 文字はページ ID マップ項目番号を表します。 このオプションは、抽出されるログ・レコードを、その特定のレコードに関連付けられているログ・レコードだけに限定します。 抽出されるログ・レコードには、以下のレコードが含まれます。
  • その RID に直接関連付けられているレコード (挿入や削除など)
  • ページ・セット・オープン、ページ・セット・クローズ、セット書き込み、リセット書き込み、 ページ・セット書き込み、データ・セット・オープン、ならびにデータ・セット・クローズなど の DBID と OBID の指定に関連する制御レコード。

RID キーワードは、単一の DSN1LOGP ジョブ内で最大 40 個指定できます。 また、指定したレコードに対応する DBID と OBID キーワードも指定する必要があります。

PAGE キーワードと RID キーワードは、同時に指定することはできません。

URID (hex-constant )
16 進のリカバリー単位 ID (URID) を指定します。 データおよび索引の変更は、DB2 リカバリー単位 のコンテキストで発生し、これはログでは BEGIN UR レコードで示されます。 DSN1LOGP の要約報告書 では、URID がメッセージ DSN1162I の STARTRBA フィールド に示されます。 DSN1LOGP の明細報告書では、BEGIN UR というサブタイプを探して ください。URID が URID フィールドに示されています。 そのレコードのログ RBA を URID 値として使用すると、DB2 ログからの 情報の抽出を、そのリカバリー単位に限定できます。

hex-constant は 16 進値で、1 文字から 12 文字 (6 バイト)、または 1 文字から 20 文字 (10 バイト) で構成されます (DSNJCNVT 変換プログラムを使って BSDS が変換された場合)。 先行ゼロは不要です。

URID キーワードは、単一の DSN1LOGP ジョブ内で最大 10 個指定できます。

変更の開始部分 (16進数定数変更の終わり
変更の開始16 進パーツ・ナンバー ID を指定します。これは、データベース ID (DBID) とデータ・ページ・セット ID (PSID)、または索引ページ・セット ID (ISOBID) のいずれかに関連付けられています。 DSN1LOGP は、その ID の指定されたパーツ・ナンバーに関連付けられているレコードだけを抽出します。

hex-constant は、1 文字から 4 文字で構成される 16 進値です。 先行ゼロは不要です。

PART キーワードは、単一の DSN1LOGP ジョブ内で最大 10 個指定できます。 それらのパーティションに対応する DBID と OBID キーワードも指定する必要があります。

変更の終わり
LUWID (luwid )
最大 10 までの LUWID を指定します。DSN1LOGP は、これに関する情報を要約報告書に含めます。

luwid は、LU ネットワーク名、LUW インスタンス番号、 およびコミット・シーケンス番号の 3 つの部分から構成されます。 最初の 2 つの部分を与えると、要約報告書には、(検索範囲内の) 作業論理単位で実行されるそれぞれの コミットごとに項目が含まれます。 3 つの部分すべてを与えると、要約報告書にはその LUWID のみの 項目が含まれます。

LU ネットワーク名は、1 から 8 文字のネットワーク ID、ピリオド、および 1 から 8 文字の ネットワーク LU 名で構成されます。 LUW インスタンス番号は、ピリオドと、その後に 続く 12 個の 16 進文字から構成されます。 LUWID の最後のエレメントは 4 文字の 16 進数のコミット・シーケンス番号で、 その前にピリオドが付きます。

TYPE (hex-constant )
抽出するログ・レコードを、指定されたタイプのレコードのみに限定します。 TYPE および SUBTYPE オプションは互いに排他的です。

TYPE を指定した場合、DSN1LOGP は他のキーワード (ただし、RBASTART、RBAEND、LRSNSTART、および LRSNEND は除く) に指定されている値を無視します。

hex-constant は、以下のように、タイプを示します。
定数 (Constant)
説明
2
ページ・セット制御レコード
4
SYSCOPY ユーティリティー・レコード
10
システム・イベント・レコード
20
UR 制御レコード
100
チェックポイント・レコード
200
UR-UNDO レコード
400
UR-REDO レコード
800
静止レコードのアーカイブ
1000 - 8000
リソース・マネージャーによって割り当てられる。
SUBTYPE(16進数定数 )
フォーマット設定を、リカバリー単位 UNDO および REDO ログ・レコード (タイプ 200 と 400) の 特定のサブタイプに制限します。 TYPE および SUBTYPE オプションは互いに排他的です。
hex-constant は、以下のようにサブタイプを示します。
定数 (Constant)
説明
1
データ・ページの更新
2
ページのフォーマット設定またはスペース・マップの更新
3
スペース・マップ・ビットの更新
4
索引スペース・マップの更新
5
索引ページの更新
6
DBA 表更新ログ・レコード
7
チェックポイント DBA 表ログ・レコード
9
DBD 仮想メモリー・コピー
A
ページ・セット・パーティションまたは DBD の排他的ロック
B
ファイル・ページ・セットのフォーマット設定
C
索引ページ・セットのフォーマット設定
F
修復による更新 (32 KB の場合は前半)
10
修復による更新 (32 KB の場合は後半)
11
セグメント項目の割り振りまたは割り振り解除
12
変更ページのログ・レコードの UNDO/REDO、あるいはフォーマット設定ページの ログ・レコードの REDO
14
セーブポイント
15
RMID 14 について書き込まれた、その他の DB2 コンポーネント・ログ・レコード
17
変更されたページ・セットのチェックポイント・レコード
19
タイプ 2 索引の更新
1A
タイプ 2 索引の UNDO/REDO または REDO ログ・レコード
1B
タイプ 2 索引の変更通知ログ・レコード
1C
タイプ 2 索引のスペース・マップ更新
1D
例外データのある DBET ログ・レコード
1E
LPL/GRECP データのある DBET ログ・レコード
65
変更データ収集診断ログ
81
索引ダミー補償ログ・レコード
82
START DATABASE ACCESS (FORCE) ログ・レコード
VALUE と OFFSET オプションは、一緒に使用する必要があります。 最大 10 ペアの VALUE/OFFSET を指定することができ ます。 VALUE および OFFSET オプションを指定する場合は、SUBTYPE パラメーターが必要です。
VALUE (hex-constant )
抽出されるログ・レコードの中で見つけたい値を指定します。

hex-constant は、最大 64 文字から構成される 16 進値です。その文字数は、 偶数でなければなりません。

VALUE オプションの前に、SUBTYPE キーワードを指定する必要があります。

OFFSET (16進数定数 )
VALUE オプションで指定された値が現れる、ログ・レコード・ヘッダーからのオフセットを指定します。

hex-constant は、最大 8 文字から構成される 16 進値です。

OFFSET オプションを指定する場合は、SUBTYPE キーワードを指定する必要があります。

SUMMARY
RBASTART および RBAEND の指定内のすべてのリカバリー情報を要約します。 開始時にどの作業が未完了であるかを判断するために、要約情報を使用することができます。 Db2 開始時に未完了の作業を URID または LUWID を指定した FILTER オプションを使用する場合を除き、他のオプションを使って要約報告書の出力を制限することはできません。

デフォルト値は SUMMARY(NO) です。

(YES)
明細および要約の両方の報告書を生成します。
(いいえ)
詳細報告書のみを生成します。
(ONLY)
要約報告書のみを生成します。
FILTER
要約報告書に含める情報を、指定した URID 用および LUWID 用のメッセージだけに 限定します。 このオプションは 1 回だけ指定します。

FILTER の前に、SUMMARY キーワードを指定する必要があります。

CHECK(DATA)
DSN1LOGP が、指定された範囲のデータ・ページを調べて、ページ・レグレッションの有無をチェックすることを指定します。 ページ・レグレッション・エラーは、いずれも要約報告書と詳細報告書に表示されます。