UTILITY OBJECT CONVERSION フィールド (UTILITY_OBJECT_CONVERSION サブシステム・パラメーター)
UTILITY_OBJECT_CONVERSION パラメーターの値は、RBALRSN_CONVERSION オプションを受け入れる Db2® ユーティリティーが、既存の表スペースおよび索引を 6 バイトのページ・フォーマットに変換するのか、10 バイトのページ・フォーマットに変換するのか、それとも変換を実行しないのかを指定します。
ユーティリティー制御ステートメントで RBALRSN_CONVERSION オプションが指定されていない場合は、通常、デフォルトの動作が適用されます。 一方、UTILITY_OBJECT_CONVERSION パラメーターを使用することで、既存の表スペースおよび索引を 6 バイトのページ・フォーマットに変換するために RBALRSN_CONVERSION オプションが使用されないようにすることもできます。
| 許容値: | BASIC、EXTENDED、または NOBASIC、NONE |
| デフォルト: | NONE |
| 更新: | パネル DSNTIP7 のオプション 13 |
| DSNZPxxx: | DSN6SPRM.UTILITY_OBJECT_CONVERSION |
- BASIC
- 10 バイトの拡張ページ・フォーマットが使用される既存の表スペースおよび索引を、6 バイトの基本ページ・フォーマットに変換します。BASIC は、OBJECT CREATE FORMAT フィールドも BASIC に設定されている場合にのみ許可されます。
- EXTENDED
- 6 バイトのページ・フォーマットが使用される既存の表スペースおよび索引を、10 バイトの拡張ページ・フォーマットに変換します。EXTENDED は、OBJECT CREATE FORMAT フィールドも EXTENDED に設定されている場合にのみ許可されます。
- NOBASIC
- 6 バイトのページ・フォーマットが使用される既存の表スペースおよび索引を、10 バイトの拡張ページ・フォーマットに変換します。10 バイトの拡張ページ・フォーマットが既に使用されている表スペースおよび索引は、6 バイトのページ・フォーマットに戻すことができません。この設定が有効な場合、RBALRSN_CONVERSION キーワードを BASIC で指定しているユーティリティーは、失敗します。また、オブジェクトが 6 バイトのページ・フォーマットである場合、RBALRSN_CONVERSION キーワードを NONE で指定しているユーティリティーは、失敗します。NOBASIC は、OBJECT CREATE FORMAT フィールドが EXTENDED に設定されている場合にのみ、このフィールドで許可されます。RBALRSN_CONVERSION に値が指定されない場合、RBALRSN_CONVERSION 値のデフォルトは EXTENDED になります。
- NONE
- 変換は行われない。このオプションは、このパラメーターのデフォルト設定です。NONE は、OBJECT CREATE FORMAT の設定に関係なく許可されます。