Web アプリケーション環境
Web ベースのアプリケーションは、Web アプリケーション・サーバー上で実行され、エンタープライズ情報システム (Db2 データベース・サーバーなど) 上のデータにアクセスします。 Web ベース・アプリケーションのコンポーネントは、 複数の層、またはレイヤー全体に渡って広がっています。
ここでは、 Web アプリケーションのさまざまなコンポーネントとアーキテクチャーの特性、および Web アプリケーション環境で Db2 が果たす役割について説明します。
一般に、ユーザー・インターフェースが最初の層、アプリケーション・プログラムが中間の層、およびアプリケーション・プログラムが使用可能なデータ・ソースがエンタープライズ情報システム層にあります。 複数層アーキテクチャー全体に渡って Web ベース・アプリケーションを 開発することは、サーバー・サイド・プログラム と呼ばれています。
サーバー・サイド・プログラムの作成は複雑であり、Web サーバー・インターフェースを詳細に 理解している必要があります。 幸い、 WebSphere® Application Server などのアプリケーションサーバーが利用可能であり、この作業を簡素化することができます。 これらの各アプリケーション・サーバーは、 各 Web アプリケーション用の開発環境を定義し、その Web アプリケーションが稼働できる実行時環境を提供します。 実行時環境を提供するアプリケーション・サーバー・コードにより、Web サーバーと対話するための適切なインターフェースがサポートされます。 アプリケーション・サーバーを使用すると、そのアプリケーション・サーバーの実行時環境に対応したプログラムを作成できます。 これらのプログラムの 開発者は、Web アプリケーションのビジネス・ロジックに集中することができます。アプリケーションと Web サーバーとの協業部分の開発に ワークロードをかける必要はありません。