RESTORE SYSTEM の実行中

RESTORE SYSTEM の実行中には、特定の考慮事項が適用されます。

RESTORE SYSTEM が使用するデータ・セット

下の表に、RESTORE SYSTEM が使用するデータ・セットのリストを示します。 この表には、データ・セットの識別に使用される DD 名、データ・セットの説明、および必須であるかどうかがリストされています。 必要なデータ・セットごとに、JCL にステートメントを組み込んでください。

表 1. RESTORE SYSTEM が使用するデータ・セット
データ・セット 説明 必須か ?
sysin ユーティリティー制御ステートメントが 入っている入力データ・セット はい
SYSPRINT メッセージ用の出力データ・セット はい
auth-id.job-name.HSM このユーティリティーによって自動的に割り振られ、ユーティリティー完了時に削除される、 一時データ・セット。 はい
VCAT 別名値データ・セット 処理中に切り替えられる統合カタログ機能 (ICF) 別名 (VCAT) の名前の値を含む入力データ・セット。 ユーティリティー制御ステートメントの SYSVALUEDDN オプションで、その DD 名を指定します。 デフォルトの DD 名は SYSVALUE。 いいえ
VCAT 別名値データ・セット
統合カタログ機能 (ICF) カタログ (VCAT) 別名を含むレコードからなるセットを定義します。

各レコードには、1 つのコンマだけで区切られた (VCAT) 別名のペアが含まれる必要があります。 それぞれの名前の間にブランク文字を使用することはできません。 各名前は有効な z/OS® 最大8文字の有効な別名であり、大文字のアルファベット、数字、または各国固有の文字で構成されています。 最初の (VCAT) 別名は、システム・レベル・バックアップの作成時に使用された名前です。 2 番目の (VCAT) 別名は、名前変更後の現在の名前です。 たとえ VCAT 別名がシステム・レベル・バックアップの作成時と同じであっても、ログの中で検出されるすべての別名を指定する必要があります。 サンプル・データを以下に示します。

VCAT1,VCAT2 
VCAT5,Z1234567
DSNC000,DSNC000

名前を取得するには、統合カタログ機能 (ICF) カタログ (VCAT) 別名を名前変更するときに、以前に存在した名前と現在の名前のマッピングのリストを保持してください。

変更の開始SYSPRINT での HSM メッセージおよび DFDSS メッセージ変更の終わり
変更の開始

HSM_MSGDS_HLQ サブシステム・パラメーターが、HSM SETSYS コマンドの MESSAGEDATASET パラメーターで指定されているのと同じ高位修飾子に設定されている場合、SYSPRINT データ・セットには HSM および DFDSS によって生成された診断メッセージが含まれます。 HSM メッセージは、DSNU421I メッセージと DSNU422I メッセージによって囲まれます。 HSM メッセージの名前は、ユーティリティー SYSPRINT で表示されます。

変更の終わり

RESTORE SYSTEM の並行性と互換性

RESTORE SYSTEM の実行中は、他のユーティリティーを実行することはできません。

RESTORE SYSTEM での DISPLAY UTILITY の使用

RESTORE SYSTEM と共に DISPLAY UTILITY コマンドを使用することができます。

データ共用グループに対する RESTORE SYSTEM のために DISPLAY UTILITY を 使用するには、RESTORE SYSTEM ユーティリティーが起動されたメンバーからこのコマンドを発行する必要があります。

RESTORE SYSTEM の終了と再始動

RESTORE SYSTEM ユーティリティーを終了または再始動することができます。

TERM UTILITY コマンドを使用して、RESTORE SYSTEM を終了させることはできません。

RESTORE SYSTEM は、フェーズの先頭から、または現行システム・チェックポイント から再始動することができます。 現行システム・チェックポイントは、LOGAPPLY フェーズでログ・レコードが処理された後に発生します。 デフォルトでは、RESTORE SYSTEM は現行システム・チェックポイントから再始動します。

データ共用グループに対して RESTORE SYSTEM を再始動する場合は、再始動を行う 対象のメンバーは、元の RESTORE SYSTEM が発行された際の同じメンバーでなければなりません。