LOB ファイル参照変数

ホスト・アプリケーションでは、ファイル参照変数を使用して、ファイルから LOB または XML 値を Db2 表に挿入することができます。 また、ファイル参照変数を使用して、Db2 テーブルからファイルに LOB または XML 値を選択することもできます。

ファイル参照変数は、BLOB_FILE、CLOB_FILE、または DBCLOB_FILE です。 COBOL の場合、ファイル参照変数は BLOB-FILE、CLOB-FILE、または DBCLOB-FILE です。

ファイル参照変数を使用すると、LOB 値または XML 値全体を格納する連続したアプリケーション・ストレージがなくても、LOB 値または XML 値全体を選択または挿入できます。 LOB ファイル参照変数は、アプリケーションのメモリーを経由せずに、LOB 値または XML 値をデータベース・サーバーからアプリケーションに、またはアプリケーションからデータベース・サーバーに移動します。 さらに、LOB ファイル参照変数は、LOB 値を格納する動的ストレージに許される最大サイズについて、ホスト言語による制限をバイパスします。

C、COBOL、PL/I、およびアセンブラーで作成されたアプリケーションの場合は、LOB 値または XML 値を、LOB ファイル参照変数または LOB ファイル参照配列として宣言できます。 LOB ファイル参照変数は LOB データを含んでおらず、LOB データを含むファイルを表現します。 データベースの照会、更新、および挿入の際には、ファイル参照変数を使用して列の値を格納したり、取り出したりすることができます。 他のホスト変数と同様に、LOB ファイル参照変数には標識変数を関連付けることができます。