Db2 for z/OS の概要

Db2® for z/OS® は、メインフレームで稼働するリレーショナル・データベース管理システムです。

リレーショナル・データベース は、すべてのデータが表として論理的に含まれているデータベースです。 これらのデータベースは、リレーショナル・モデルに応じて編成されています。 リレーショナル・データベースでは、参照制約、チェック制約、およびトリガーを使用してルールを実施することで、参照整合性によりデータ保全性が確保されます。個々のアプリケーションによってデータの保全性と妥当性を維持するのではなく、制約とトリガーを使用してデータの保全性と妥当性を維持します。

Db2 は、リレーショナル・データベースを管理するために使用するソフトウェアです。IBM® は、Linux、UNIX、Windows、IBM i、VSE、VM、および z/OS などさまざまなオペレーティング・システムで稼働する Db2 製品ファミリーを提供しています。

z/OS は、IBM の最も堅固なハードウェア・プラットフォームである IBM Z の主要オペレーティング・システムです。Db2 for z/OS は、IBM Z 用のエンタープライズ・データ・サーバーです。企業全体にわたって中核となるビジネス・データを管理し、重要なビジネス・アプリケーションをサポートします。Db2 for z/OS は、数千のお客様と数百万のユーザーをサポートしています。継続的に利用でき、拡張が容易で、高い安全性が保たれています。

Db2 for z/OS およびその他の Db2 ファミリーの製品を使用すると、構造化照会言語 (SQL) を使用してデータを定義したり操作したりできます。SQL は、リレーショナル・データベース内の データにアクセスするための標準言語です。

この情報では、Db2 11 for z/OS を「Db2」または「バージョン 11」とも呼ぶ場合があります。
Db2 ブランドの変更について: IBM は、DB2® のブランドを Db2 に変更しています。このため、すべての Db2 オファリングに変更があります。例えば、「DB2 for z/OS」は Db2 11 以降、「Db2 for z/OS」と呼ばれるようになります。IBM は、この変更を Db2 製品のファミリー全体にわたって実施しますが、旧称の「DB2 for z/OS」または「DB2」が、さまざまな IBM Web ページや資料に記載されている場合があります。PID、ライセンス・エンティティー、バージョン、モディフィケーション、およびリリース情報が一致していれば、「DB2 for z/OS」と「Db2 for z/OS」は同じ製品を指しています。詳しくは、「Revised naming for IBM Db2 family products」を参照してください。