ユーザー定義 REF CURSOR タイプ変数 (PL/SQL)

データ・サーバーでは、ユーザー定義の REF CURSOR データ・タイプおよびカーソル変数の宣言がサポートされています。

PL/SQL コンテキスト内で TYPE 宣言を実行することにより、ユーザー定義 REF CURSOR タイプを定義できます。 タイプの定義後に、このタイプのカーソル変数を宣言できます。

制約事項: REF CURSOR タイプは、パッケージ内でのみ宣言可能で、ルーチン、トリガー、匿名ブロックではサポートされていません。

構文

構文図を読む構文図をスキップするTYPEcursor-type-nameIS REF CURSOR RETURNreturn-type

説明

TYPE cursor-type-name
カーソル・データ・タイプの ID を指定します。
IS REF CURSOR
カーソルをユーザー定義 REF CURSOR データ・タイプに指定します。
RETURN return-type
カーソルに関連付ける戻りタイプを指定します。 return-type を指定すると、この REF CURSOR タイプは厳密に型付けされます。指定しないと、緩やかに型付けされます。

以下の例では、パッケージにおけるカーソル変数宣言を示します。

CREATE OR REPLACE PACKAGE my_pkg
AS
TYPE emp_cur_type IS REF CURSOR RETURN emp%ROWTYPE;
my_rec emp_cur_type;
END my_pkg